米5月雇用統計発表 雇用状況は大きく改善したがドル売り優勢の展開!

2021年06月07日

4日、米5月雇用統計が発表され失業率は5.8%、非農業部門雇用者数は55.9万人と先月より大きく労働状況は改善されましたが、為替相場は期待値が更に高かったためにドル売り優勢の展開となりました。労働参加率が依然として低かった背景には9月まで延長された失業給付の影響で職に就く事よりも給付金を得る事を選択している失業者が多いことが予想されているようです。

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米5月雇用統計

4日、米労働省が5月の雇用統計を発表しました。失業率は5.8%で先月の6.1%から改善し、市場予想の5.9%も上回りました。非農業部門雇用者数は55.9万人で先月の26.6万人(修正後27.8万人)から大きく上昇したものの、市場予想の65.0万人には届きませんでした。平均時給は前年比+2.0%で先月の0.3%(修正後0.4%)からこれも大きく上昇、市場予想の1.6%も超えました。この結果からみても新型コロナウイルスワクチン接種が広がり、景気回復が順調に進んでいることがうかがえます。

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市場アナリストによると非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回ったことは、現在のコロナ禍の中で経済指標を正確に予想することが非常に難しいからだとしています。いずれにせよ大幅に雇用状況が改善していることは喜ばしいことだと述べています。

一方で労働参加率(生産年齢人口(16歳以上の人口)に占める労働力人口(就業者+失業者)の割合)は61.6%と依然として感染拡大前の63.3%を大きく下回っています。理由としては9月まで延長された失業給付の影響等もあり、職探しをするよりも失業給付を選択する失業者が多いことがあげられます。しかし、追加の失業給付が期限切れとなる9月上旬には労働市場に失業者が戻ってくる可能性は高く、労働参加率が上昇すれば、問題となっている労働力不足も徐々に解消され、非農業部門雇用者数も新型コロナウイルス感染のパンデミック前の水準に近づいていくことが想定されます。

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今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月雇用統計発表後の為替相場はドル円で110.1円あたりから109.4円あたりまで70pips程度いっきに下落しました(ドル売り)。その背景にあるのは雇用統計の内容的には良いものではありましたが3日に発表された5月ADP雇用統計の結果が+97.8万人(予想値+65.0万人)とあまりに良かったため、市場参加者の期待値のハードルが上がっていたからだと予想されます。

今回の大きな相場変動によって、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAにも影響が出て損失を出したものもありました。しかし今回の雇用統計については当社ウェブページ上ならびに当社が発行しているメルマガでも雇用統計発表前のポジションの手動決済とEAの一時稼働停止を推奨していましたので影響は限定的だったものと思われます。今週は10日のECB政策金利発表や米国の5月消費者物価指数の発表以外は目立った経済指標も発表されないため、落ち着いた相場の動きになることが予想されます。

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米国、5月ADP雇用統計発表、市場予想を大幅に超える!

2021年06月04日

3日、米5月ADP雇用統計が発表され、結果は+97.8万人と予想値の+65.0万人を大きく超える内容となりました。先に発表された新規失業保険受給件数も減少しており、あらためて米国の雇用状況が改善していることが顕著になりました。ADP雇用統計は4日に発表される米雇用統計の先行指標として見られており、ADP雇用統計の好結果から4日の米雇用統計も好結果が期待されます。

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米5月ADP雇用統計

3日、米5月ADP雇用統計が発表されました。ADP雇用統計は、米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP社が算出・公表する民間部門の雇用者数に関する指標です。ADPは約50万社の顧客を対象に毎月雇用者数の動向を調査したもので、2006年から実施、発表されています。ADP雇用統計は、毎月の米雇用統計に先んじて公表されため、米雇用統計の項目の一つである「非農業部門雇用者数」の先行指標として注目される指標です。

今回発表された5月のADP雇用統計の結果は前月比+97.8万人(予想値+65.0万人)となり、4月の+65.4万人より縮小するとした市場予測を大きく上回りました。これは2020年6月以来の最大値となります。米国では最近、労働者不足が問題となっていますが雇用者数は順調な回復を見せていることになります。

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さて4日には米5月雇用統計が発表されます。先行指標である今回のADP雇用統計は順調な伸びを示しましたが、エコノミストは失業率は前月の6.1%から更に縮小して5.8%と予想しています。また非農業部門雇用者数は+67.4万人と前月の+26.6万人よりさらに伸びが拡大すると予想しているょうです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月ADP雇用統計の発表を受けて為替相場はドル買い優勢となりました。これは4月よりも増加数は減少するとされていた市場予想を大きく超えたことが好感されたようです。またまた当社がリリースするまたMT4用の自動売買ソフトであるEAへの影響ですが、今回の値動きで利益も出たものもあれば損失が出たものもあり各EAの特徴により損益が分かれた方になりました。

相場自体はボラティリティがありEAにとっては好条件が続いている状況です。

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米5月ISM製造業景況指数、予想を超える上昇!

2021年06月02日

1日、米国の5月ISM製造業景況指数が発表され、結果は61.2と予想値の60.9を超える内容となりました。内容的には需要は高まる一方で労働力と原材料の不足が顕著に現れ、商品の発注から納品までの時間は相当に長くなっていることがうかがわれるものとなりました。エコノミストによると、この状況が9月までに緩和されるとは予想していないようです。

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米国 5月ISM製造業景況指数

1日、米供給管理協会(ISM)が5月のISM製造業景況指数を発表しました。ISM製造業景況指数とは米供給管理協会(ISM)が製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査を実施して発表される景気転換の先行指標で注目度が非常に高い指標です。この指数が50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退を示しています。

今回発表された製造業景況指数は61.2(予想値60.9)と、前月の60.7から上昇しました。経済再開に伴う繰越需要が追い風となったことが上昇の要因です。しかし一方でここ最近の需要増で原材料や労働力不足が影響し、供給が追いついていないことも明らかになりました。

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内訳では、雇用が前月の55.1から50.9に低下し、昨年11月以来の水準にとどまり、新規受注は67.0と、前月の64.3から上昇。仕入価格は88.0と、前月の89.6から下落しました。また、入荷遅延は78.8と、前月の75から上昇し、1974年4月以来の高水準に達した。こららのデータからも受注(需要)は増え仕入れ価格はわずかに落ち着いてきたものの、労働力が不足し原材料の入荷遅延も増えてきていることが顕著に分かります。

ISMは、企業やサプライヤーが「高まる需要への対応で苦闘している」と指摘し、「記録的に長いリードタイム(商品の発注から納品までにかかる時間)や広範な主要原材料不足、商品価格の上昇、製品輸送を巡る厳しい状況が引き続き製造業のあらゆる分野に影響している」と述べました。さらに「圧倒的多数」の企業が採用を実施もしくは目指しているものの、「50%以上の企業が人材確保に苦しんでいる」とも述べています。

プランテ・モラン・フィナンシャル・アドバイザーズの最高投資責任者、ジム・ベアード氏は「堅調な需要は良い問題ではあるものの、製造業の対応能力を脅かしつつある」と述べた。

5月は家具、機械、輸送機器、コンピューター・電子製品など16業種において景況拡大が報告され、縮小は印刷関連の1業種のみでした。

コンピューター・電子製品分野の企業からは「需要は堅調だが、人材が確保できない」、食品・飲料・たばこ分野の企業からは「港での遅延が引き続き在庫水準を逼迫(ひっぱく)させている」との指摘が聞こえています。

金属加工製造分野の企業は「第4・四半期もしくはそれ以降まで」供給網の問題改善は見込めないとの見方を示しています。

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米新規失業保険申請件数、米四半期実質国内総生産は好調!

2021年05月28日

27日、米国の前週分の新規失業保険申請件数と1-3月期間の四半期実質国内総生産が発表されました。失業保険申請件数は4週間連続での減少となり新型コロナウイルス感染症が拡大して以降の最小件数を更新しました。また米国の四半期実質国内総生産(改定値)は前月に発表された速報値(+6.4%)と一致し2003年第3四半期以降で2番目の高水準となり、経済回復が進んでいることが示されました。

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米国 前週新規失業保険申請件数

27日、米労働省が発表した前週分の新規失業保険申請件数は40.6万件(予想値42.5万件)と、前週の44.4万件(47.8万件に修正)から改善し、2020年3月以来の低水準となりました。急速な経済再開に伴って要増は拡大しており、その対応のために企業側は労働者確保に力を注いでおり、一時解雇が減少している模様です。

新規失業申請件数が減少するのはこれで4週連続でが50万人を下回るのも3週連続となりました。ただし健全な労働市場の目安となる20万ー25万件は大きく超えています。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、スコット・ホイト氏は「経済が本格的に動き出しており、今後の成長は新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)の中で家計に蓄積された貯蓄によって支えられるだろう」と述べています。

労働力不足の要因としては、政府による失業保険手当の上乗せ対策などが指摘されていて、多くの州では来月から失業保険プログラムを終了すると発表しています。しかしJPモルガンのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は失業率、賃金上昇率、労働参加率を分析した限りでは、失業手当の早期終了は経済的な理由よりも政治的な理由であることが示唆されると指摘していいます。

なお前週分の失業保険を継続的に受給している人数はで364.2万人(予想値368.0万人)で前週より9.5万人減少しました。

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1-3月期 米四半期実質国内総生産(改正値)

27日、米商務省が発表した1-3月期四半期の実質国内総生産(改定値)は年率換算で前期比6.4%増(予想値6.5%増)と、前月発表の速報値と一致しました。

6.4%の成長は2003年の第3・四半期以降で2番目の高水準となり、大規模な財政刺激策に支援された米経済が順調に回復していることを示しました。

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米4月新築住宅販売件数 市場予想・前月比ともに下回る!

2021年05月26日

25日、米国の4月新築住宅販売件数が発表されましたが、市場予想も前月比も下回る結果になりました。この結果の要因としてあげられているのが、市場での新築住宅在庫不足と建築資材価格の高騰です。資材価格が上がったことで住宅価格も急騰し住宅購入者が減少したものと見られています。

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米4月新築住宅販売件数

25日、米商務省が4月新築住宅販売件数を発表し、前月比-5.9%(予想値-4.5%)で年率換算は86.3万件(予想値97.5万件)と、3月の同7.4%増から減少に転じ、年率換算も市場予想の95~98万戸に対しても大きく下回りました。前年比については48.3%増と、3月の47.2%増に続いて高い伸びとなり、12カ月連続で前年水準を上回っています。

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4月の新築住宅販売件数の数値が弱くなった理由としてあげられているのが、市場での新築住宅の在庫不足に加え、最近の建築資材の高騰で住宅価格が急騰したことによる住宅購入者の住宅取得能力の低下です。住宅取得能力の低下を反映し、最近の住宅ローン申請件数も減少傾向を示しています。

4月の新築住宅販売件数の内訳は、バックログ(建築許可が下りたあと、未着工となっている件数)が前月比16.5%増の32.5万件と、大寒波の影響で住宅建築ペースが大幅に鈍化した2月の同10.0%減や3月の同2.1%減から3カ月ぶりに増加し、2006年以来15年ぶりの高水準となりました。しかし、建築中の新築住宅の販売件数は同20.9%減の30.6万件と、3月の同9.6%増から減少し、2020年6月以来10カ月ぶりの低水準となりました。

また4月の住宅価格は中央値が前月比11.4%上昇の37.2万ドル(約4,000万円)と、3月の同5.3%低下から3カ月ぶりに上昇に転じ、前年比も20%上昇と伸びが加速しています。

販売価格帯をみると、40万ドル(約4,400万円)以上の高額物件の販売比率が39%と、3月の35%を上回った一方で、15万ドル(約1,650万円)から40万ドル(約4,400万円)未満の手ごろ物件の比率は前月の65%から60%(前年同月66%)に低下し、高額物件の比率が高まりました。

住宅供給(在庫)をみると、4月の新築住宅在庫は前月比3.9%増(前年比1.6%減)の31.6万件と、前月の同0.7%減から増加に転じ、2020年4月(32.3万件)以来1年ぶりの高水準となりました。これを4月の販売ペースで計算した新築住宅の在庫水準は4.4カ月相当と、3月の4カ月分を上回り、2020年5月(5.3カ月相当)以来9カ月ぶりの高水準となっています。今後は新築住宅在庫が増加していることから新築販売件数も向上すると期待されています。

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今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米4月新築受託販売件数の結果はある程度市場でも予測できていたことから、為替相場では折り込み済みだったようで、相場が乱高下するようなことにはなりませんでした。また当社がリリースするまたMT4(Metatrader4)用の自動売買ソフトであるEA(ExpertAdvisor)にも直接的な影響はありませんでした。現在の為替相場は安定状態にあり、引き続きEAにも好成績が望める傾向にあります。

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