FXトレードの基礎知識

ECN口座でのMT4 EAのバックテストの注意点

2018年09月28日

FX会社で開設できる口座の中にECN口座と呼ばれる口座がありますが、この口座を使用してMT4 EAのバックテストを行うさいには注意が必要です。ECN口座とはスプレッドが非常に狭いかわりに、取引時にFX会社から取引手数料を徴収されるシステムの口座となります。日本国内のFX会社ではあまり一般的とはいえませんが、海外のFX会社では取り扱いが多い口座といえます。

ECN口座でMT4 EAのバックテストをする場合、通常のバックテスト時と異なる注意点があり、間違ってしまうと正確なバックテストができません。今回はECN口座で正しくMT4 EAのバックテストを行う方法を説明していきます。

なお、当社はMT4 EAの開発を専門に手がける会社ですが、当社が開発しているMT4 EAもECN口座でバックテストを行うさいは同様の注意が必要ですので、注意点を守ってバックテスト行ってください。

当社の開発するMT4 EAにご興味のある方は以下のボタンから無料EAをご取得ください。

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当社がおすすめするECN口座

現在、当社では数ある海外FX会社のECN口座の中で、信頼性が高く日本人でも利用しやすいFXDD社、Titan FX社、XM Trading社、Bigboss社をおすすめしております。各社のECN口座の名称と手数料は以下のとおりです。

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MT4でEAを稼働させるためのパソコンの環境

2018年08月27日

MT4を使ってEAを稼働させる前に、パソコンのスペックや設定を事前に確認しておくことが大切です。パソコンとその周辺環境に問題があるとEAがポジション保有をしなかったり、決済できなかったりというトラブルが発生することもあります。快適なMT4でのEA稼働をおこなうためにVPSを検討することやインターネットの回線を確認しておくことも大切です。

MT4の操作に必要なパソコンのスペック

MT4でEAを稼働させるために必要なパソコンのスペックは以下となりますが、ここまでの低スペックパソコンを持っている方はあまりいないと思われるため、メモリの空き容量が十分あるかを事前に確認しておけば問題ないと考えます。

オペレーティングシステム:Microsoft Windows 7 SP1以上
プロセッサー:インテル・セレロンをベースとする1.7

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FX取引時間帯別の市場の特徴

2018年07月13日

FXの市場は24時間開かれていますが、取引時間帯別に市場の特徴があり、それぞれの時間帯に合った取引手法も存在しています。例えば、自分の取引手法がその時間帯に合っていない場合は、損失をこうむる恐れもありますので、今回はFX市場のそれぞれの取引時間帯別の特徴と、おすすめできる取引手法について説明していきます。

なお、当社はMT4 EAの開発を専門に手がける会社ですが、当社が作成するMT4 EAは各取引時市場に合わせたロジックで最適化が行われております。MT4 EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください。

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FX市場の種類と取引時間帯

FX市場は取引時間帯に4つの種類に大きく分かれています。それは「豪州市場」・「アジア市場」・「欧州市場」・「米国市場」です。

なぜ時間帯によって市場を分けて考えられるのかというと、FXでは各国ごとの通貨の取引がおこなわれているからです。実際に通貨の取引は金融関係の企業が主におこなっていますが、各国の金融企業の営業時間帯は主に9時から18時であり、この金融企業の営業時間帯が各国の時差によりずれていくので市場もそれにつれてずれていくのです。

例えば日本時間の9時に日本の市場は開きます。米国の市場も米国時間の9時に開きます。米国と日本の間には時差があり、米国の9時は日本時間では22時になりますので、米国市場は日本時間では22時からということになります。

下の表は各主要国の9時~18時を日本時間と比較したものです。

tradetime1

各取引市場の時間帯を色分けしました。この表で見ると豪州市場は日本時間で6時~15時、アジア市場は9時~19時、欧州市場は14時~翌2時、米国市場は22時~翌7時になります。

ただし、これは10月~翌3月までの時期です。3月~10月までは欧米諸国は夏時間(サマータイム)の期間になりますので、アジア市場以外の各取引市場の時間帯は日本時間で1時間早まります。

また表を見ると、取引市場の時間帯が重なる部分があります。

9時~17時 

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MT4 EAの経済指標発表時の稼働停止の必要性について

2018年06月22日

MT4 EAを稼働する場合、経済指標発表時は相場が乱高下する場合が多いので、発表前後の時間帯は稼働を停止することで相場変動のリスクを回避するのが良いと言われています。

なぜ経済指標発表時はMT4 EAを停止するのが良いかを説明すると、MT4 EAは移動平均線などに代表されるテクニカル指標を利用して相場の動きを分析しトレードを行いますが、経済指標発表時は相場のテクニカル分析を無視して、その場の経済データや要人発言によって相場が動くからです。そういった相場の動きはMT4 EAでは予想することが困難であるため、思わぬ相場の動きによって損失をこうむる事があります。

今回は経済指標発表時のMT4 EAの稼働停止や再稼働のタイミング、あるいは経済指標発表前にポジションを保有していた場合の対処の方法などについて詳しくご説明いたします。

どのような経済指標に注意をするべきか

経済指標は毎日のようにいくつも発表されますので、そのなかでどのような経済指標に注意を払うのかを選択しなければなりません。なぜならば、すべての経済指標発表時にMT4 EAを稼働停止していたのではMT4 EAを稼働させる時間がきわめて限られてしまうためです。MT4 EAの稼働時間を十分にとるために相場が大きく動きそうな経済指標に限定して対処していく必要があります。

毎回必ずMT4 EAの稼働停止などの対処が必要なのは米国の「雇用統計」と「FOMC」、「FRB議長発言」です。これらは過去の統計からも相場が大きく動きやすい事が分かっています。

それに次ぐのがユーロ圏の「ECB政策金利」および「ECB議長発言」そして英国、日本の「政策金利発表」です。これらは政策に変化があると思われる場合にはMT4

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MT4でのバックテストとフォワードテスト

2018年05月10日

MT4で実行できるEAのバックテストとフォワードテストについて解説します。バックテストとは過去の為替相場でのEAパフォーマンスを確認する作業のことで、フォワードテストとは現在の為替相場でEAのパフォーマンスを確認する作業のことです。利益や損失などの範囲を把握できますので実際のFXトレードでEAを使用するべきかどうかを事前に判断することができます。

バックテストとは

バックテストとは、取得・購入をおこなったEAや自分が考えた取引ルールが過去の為替相場でどのようなパフォーマンスとなるのかをMT4を使って確認する作業のことをいいます。バックテストをおこなうことで過去の為替相場での利益や損失などの範囲を把握することができるため、有効性が確認できない場合はEAや自分の取引ルールが実際のFXトレードでは通用しないなどと判断することができます。もちろん、過去の為替相場と同じ値動きが未来でも起こるとは限らないので、MT4のバックテストで有効性が確認できなくても未来の為替相場で大きな利益を獲得することはあります。

あくまでもバックテストは過去の為替相場での有効性を確認するためのものですが、過去の為替相場で有効性が確認できれば、未来でも有効なFXトレードを実現できる可能性があるので、MT4でのバックテスト結果は非常に重要なデータになります。

基本的にMT4でのバックテスト結果はEAの開発元が公開していますが、数カ月前のバックテスト結果しか公開していないという開発業者も多いため注意が必要です。短期間のバックテストで好成績となるEAを作成するのは非常に簡単なので、最低でも2015年頃から直近1カ月前までのバックテスト結果を公開しているEAの開発業者の商品を検討するのが良いでしょう。EAのグラフについてもMT4で最適化という作業をおこなえば簡単に右肩上がりのグラフとなるEAを作成することができるため、グラフで判断するのもあまりおすすめできません。

なお、MT4でのバックテストをおこなった後は、MT4でのフォワードテストをおこなうことが大切です。MT4でのフォワードテストについては以下項目にて解説します。

バックテストとは

フォワードテストとは

フォワードテストとは、取得・購入をおこなったEAや自分が考えた取引ルールが現在の為替相場でどのようなパフォーマンスとなるのかをMT4を使って確認していく作業のことをいいます。MT4を活用したフォワードテストではデモ口座を使用するため、自己資金を使う必要がなく、安心してFXトレードを検証していくことができます。

MT4やEAの上級者になるとバックテストの結果よりもフォワードテストの結果を重視する傾向があります。有料EAサイトなどで公開されているバックテスト結果のグラフは魅力的に見えるように工夫されているためです。

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