MT4でEAを稼働させるためのパソコンの環境

2018年08月27日

MT4を使ってEAを稼働させる前に、パソコンのスペックや設定を事前に確認しておくことが大切です。パソコンとその周辺環境に問題があるとEAがポジション保有をしなかったり、決済できなかったりというトラブルが発生することもあります。快適なMT4でのEA稼働をおこなうためにVPSを検討することやインターネットの回線を確認しておくことも大切です。

MT4の操作に必要なパソコンのスペック

MT4でEAを稼働させるために必要なパソコンのスペックは以下となりますが、ここまでの低スペックパソコンを持っている方はあまりいないと思われるため、メモリの空き容量が十分あるかを事前に確認しておけば問題ないと考えます。

オペレーティングシステム:Microsoft Windows 7 SP1以上
プロセッサー:インテル・セレロンをベースとする1.7 GHz以上のCPU
RAM:256 MB以上のRAM
メモリ:1GB以上の空ドライブスペース

最適なインターネット回線とVPSの必要

安心で安全なEAトレードをおこなうために光のインターネット回線を準備することをおすすめします。MT4はインターネット回線を通じて相場の値動きデータを取得しているため、インターネット回線の速度が落ちるとレイテンシーというデータ取得の遅れが発生し、FXトレードに不具合を起こす可能性があるからです。ADSL回線を使用している方は光回線に変更することをおすすめします。

その他にも、安心で安全なEAトレードをおこなうためにVPSという仮想サーバーを利用する方法もあります。VPSを利用すれば自宅のインターネット環境に依存することなく快適にMT4の操作やEAの設定をおこなうことができます。光のインターネット回線を導入している方でも、インターネットが頻繁に途切れるという方もいますので、このような場合はVPSを使用した方が良いでしょう。VPSについてはページ下部で詳しく解説します。

EAトレードに必要となるパソコンの設定

自動売買ソフトを使っているEAトレーダーのほとんどが、自分のパソコンにMT4をインストールしてEAを24時間稼働させていると思われるため、この項目では最適なパソコンの設定について解説していきます。仮想サーバーのVPSについては次の項目で解説します。

MT4で正常にEAを稼働させるためには、パソコンの電源が入っており、MT4が起動しており、EAが正しく設定されている状態でなければなりません。ディスプレイ(モニター画面)はオフ状態でも問題ありません。パソコンがスリープまたはシャットダウンの状態にあるとEAが稼働しません。一定時間が経過するとパソコンがスリープ状態になるよう設定されている方も多いため、このページ訪問をきっかけにパソコンの設定を確認してみることをおすすめします。

使用中のパソコンの「コントロールパネル」を開いて「ハードウェアとサウンド」をクリックします。

コントロールパネルを開く

電源オプションの「コンピューターがスリープ状態になる時間を変更」をクリックします。

スリープ状態になる時間を変更

最後に「コンピューターをスリープ状態にする」という項目で「適用しない」を選択して「変更の保存」をクリックすればスリープ設定が解除されます。ディスプレイはオフの状態でもMT4でのEA稼働には影響しませんので「ディスプレイの電源を切る」は任意で選択いただいて構いませんが、電気代節約のためにも一定時間が経過した後にディスプレイがオフになるように設定しておくことをおすすめします。

スリープ設定の解除

パソコンに問題が発生するとEA稼働はどうなる?

MT4でのEAの稼働中にパソコンに不具合が発生した場合は、パソコンを再起動してMT4を立上げてEAを再設定する必要があります。何らかの理由でパソコンの買い替えが必要となった場合は、新たに購入したパソコンにMT4をインストールして再度ログインをおこない、EAを再設定すればEA稼働が再開します。

基本的にEAはポジションを保有するタイミングと同時に、利確値や損切値の決済ポイントをFX会社のサーバーに指示します。そのためパソコンが壊れていても電源がオフ状態でも、決済ポイントに達すれば自動的に決済がおこなわれます。

インジケーターの動きから決済ポイントを見極めるようなEAは、パソコンの電源が入っていなければロジックが機能しません。しかし、ポジションを保有するタイミングでFX会社のサーバーに決算ポイントを指示する仕組みは、全てのEAに共通して備わっていますので、決済できるかを心配する必要はなく決済ポイントに到達すれば自動的に決済がおこなわれます。

重要な経済指標発表時などを警戒して、パソコンの電源をオフにした方やMT4を閉じた方は、パソコンの電源をオンにしてMT4を立ち上げればEA稼働が再開するのが通常です。

VPSを使って快適なEAトレードを実現

VPS(Virtual Private Server)とは、日本語で仮想専用サーバーと訳されますが、難しく考える必要はないため、仮想空間に用意されているパソコンとインターネット回線だとお考えください。自宅や職場にあるパソコンとインターネット回線を経由して仮想空間にあるパソコンにアクセスができ、仮想空間のパソコン上にMT4のインストールをしてEAの設定をおこなうが可能になります。

VPSを利用すれば自宅のパソコン電源がオフであっても、仮想空間のパソコンが24時間365日、インターネットに接続された状態でEAトレードを実現してくれますので、パソコンのトラブルや故障、インターネット回線の通信障害などの不安がすべて解決します。

一般的にVPSの利用には月額2000円前後のコストが掛かるため、少額取引のEAトレーダーには不向きとなる可能性があります。VPSの月額利用料を負担してもメリットのあるEAトレードができる場合に利用を検討すると良いでしょう。

なお、当社がおすすめしている海外FX会社のXMTradingでは、MT4の口座開設をして口座残高が2500USD以上(円口座の場合は20万円以上)で、毎月最低往復5スタンダードロットもしくは往復500マイクロロットの取引があるFXトレーダーに、無料で使えるVPSを提供しています。条件を満たせなくても月額28 USDでVPSが利用できます。

XMTradingでMT4の口座開設をしていない方は、お名前.comが提供しているVPSの利用をおすすめします。XMTradingのVPSと比較すると、メモリ容量が同じでもハードディスク容量は3倍、CPU性能面でも優れており、使用OSは最新状態、月額料金も半額以下となっています。

当社がMT4で開発しているEAについて

当社がMT4で開発しているEAも、パソコンの電源がオフであったりスリープ状態となっているとEAの稼働が停止するため、パソコンがスリープ状態にならないように設定するかVPSを利用する必要があります。

パソコンの電源を入れたままにすると電気代が気がかりですが、一方でVPSを利用した場合でも毎月の利用料が気がかりとなります。そのためFXトレードでは必要コストも考慮して利益が出るように取引量を調整していくことも資産運用をおこなう上で大切な要素の一つになります。

なお、当社がMT4で作成しているEAは全て無料で皆様に提供しています。当社の専門家チームが、これまで培ってきた技術、知識、経験などをフルに活かして分析をおこない、世界に1つだけのEAをMT4で開発しています。初心者の方にも安心安全に使用いただけるように、FXトレードで非常に重要となる資金管理をおこなえる仕組みもすべてのEAに組み込んでいますので、ページ訪問をきっかけにEAの無料取得をご検討ください。

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