FXトレードでのスワップポイント

2017年10月16日

スワップポイントとは、FXトレードで得られる利益のひとつで、2国間の通貨の金利差のことを言います。通常、FXで得られる利益は売買の差額によるものが知られており、例えば100円で購入した米ドルが101円になった時に売った場合、1ドルあたり1円の利益を得られることになります。1万ドル保有していたとしたら、1万円の利益です。このような資産を売買することで得られる利益のことをキャピタルゲインとも言います。

スワップポイントは資産を売買することで得られるものではなく、資産を保有していることで得られる利益であり、銀行に預金をして利息を得るのと同じだとお考えください。このように資産を保有して得られる利益のことをインカムゲインとも言います。

今回はスワップポイントの特徴について説明していきます。

なお、当社はMT4 EAの開発を専門に手がける会社ですが、当社が作成するMT4 EAはスワップポイントを得ることを目的に作られたものではありませんが、スワップポイント以上の売買差益(キャピタルゲイン)を狙って作成されております。MT4 EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください。

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スワップポイントの仕組みと計算方法

なぜFXトレードをすることでスワップポイントが発生するのか、その仕組みと計算方法を説明します。

スワップポイントは各通貨の金利の差のことです。米ドルの金利が年利3%で日本円の金利が年利1%だとすると、金利差が2%あります。金利の低い日本円で金利の高い米ドルを買った場合はこの金利差である2%分がスワップポイントとしてもらえることになります。

例えば1ドル100円で1万ドル(100万円相当)を1年間保有した場合のスワップポイントは100万円の2%である2万円となります。スワップポイントは銀行の利息のように年に一度付与されるのではなく、基本的に毎日付与されますので、1日当たり付与されるスワップポイントは2万円を365日で割ったものとなり、その額は約58円になります。

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ただし、スワップポイントは一律ではなくFX会社によって異なります。その理由はのちほど「FX会社によってスワップポイントが異なる理由」の項目で説明いたしますが、どのFX会社もこのような計算によって得られた金額をもとにして、各社独自のスワップポイントを設定しています。

スワップポイントが付与される条件

スワップポイントは通貨を保有し続けているかぎり毎日もらえますが、スワップポイントをもらうには条件があります。

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FXトレードの通貨ペア

2017年10月06日

FXトレードは二国間の通貨の売買で成り立っています。この二国間の通貨の組合せのことを「通貨ペア」といいます。たとえば米ドルと日本円のトレードであれば通貨ペア名は「米ドル/円」で、英語表記にすると「USD/JPY」となります。ユーロと日本円であれば「ユーロ/円(EUR/JPY)」、ユーロと米ドルならば「ユーロ/米ドル(EUR/USD)」となります。

米ドル/円のレートが120円であれば、米ドルの1ドルと日本円の120円が同じ価値ということで、ドルで円を買うことを「円買い」、逆に円でドルを買うことを「ドル買い」と言います。

今回はFXトレードでの通貨ペアの特徴や利益のあげやすい通貨ペア、逆に利益のあげにくい通貨ペアなどについて説明していきます。

なお、当社はMT4 EAの開発を専門に手がける会社ですが、当社が作成するMT4 EAは全て利益の出しやすい通貨ペアを対象に開発しております。MT4 EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください。

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FX市場でトレードされる主な通貨ペアの種類

FXの市場にはいくつもの通貨ペアが存在し、その数は100種類以上あります。ただしどこのFX会社でも全ての通過ペアがトレードできるわけでなく、FX会社によってトレードできる通貨ペアの種類は異なります。以下に世界市場と日本市場でトレードされる代表的な通貨ペアをあげておきます。また各通貨ペアのFX市場における取引高のシェアも記載しておきます。

【世界市場で取引される主な通貨ペアとシェア】

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【日本市場で取引される主な通貨ペアとシェア】

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世界市場と日本市場でトレードされる通貨ペアとそのシェアでは異なる部分がいくつかあるのが分かります。

世界市場では「ユーロ/米ドル」と「米ドル/円」がそれぞれ20%前後のシェアを占めておりますが、日本市場では圧倒的に「米ドル/円」がトレードされております。これはテレビで見るニュースなどで本日の為替レートとして米ドル/円を耳にしますので、馴染み深くトレードしやすいのが理由でしょう。

また世界市場ではほとんどトレードされていない「英ポンド/円」が日本市場ではシェア2位になっています。英ポンド/円は値動きが大きいので利益が上げやすいと考えれているようです。

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パラボリックSARでのFXトレードとEA

2017年09月19日

パラボリックSAR(Parabolic Stop And Reverse)とは、相場のトレンドの方向をはかるテクニカル指標でありSAR(Stop And Reverce)がチャート上に点で放物線を描くことからパラボリック(放物線)と呼ばれています。最近はMT4で使えるパラボリックSARのEAも多く作成されており、FXトレーダーの間ではトレンドの方向が確認できる指標として人気があります。

パラボリックSARの誕生と基礎知識

パラボリックSARとはRSIの開発者として知名度の高いアメリカのテクニカルアナリストであるJ.W.ワイルダーによって考案され、現在のトレンドの方向が上昇傾向にあるのか、下降傾向にあるのかをチャート上に表示される点で確認できるテクニカル指標です。トレンドの方向はチャート上に表示されるSARの位置により決まります。

下降トレンドが発生しているときのSARの点はローソク足の上に表示され、上昇トレンドが発生しているときのSARの点はローソク足の下に表示されます。トレンドの転換もひと目で判断できるのがパラボリックSARの大きな特徴です。

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RSIでのFXトレードとEA

2017年09月12日

RSIとはRelative Strength Indexの略称であり日本語にすると相対力指数となります。一定期間における相場の値動きの強さを表す指標で、現在の相場が買われすぎなのか売られすぎなのかを示します。RSIは株式トレードやFXトレードで良く使われており、MT4に導入できるEAのプログラムにはエントリー条件としてRSIが頻繁に組み込まれます。

RSIの誕生と基本概要

RSI(Relative Strength Index)は1978年にアメリカのテクニカルアナリストであるJ.W.ワイルダーによって発表されました。J.W.ワイルダーはRSI以外にも、ATR(Average True Range)、ADI(Average

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ボリンジャーバンドでのFXトレードとEA

2017年08月15日

ボリンジャーバンドとは、アメリカのジョン・ボリンジャーが考案した相場の買われすぎや売られすぎ、相場の上昇や下降といったトレンドの始まりや終了を判断できるテクニカル指標のことです。株式トレードやFXトレード、MT4で使える自動売買ソフトのEAでも頻繁に使われています。

ボリンジャーバンドの誕生と基本概要

ボリンジャーバンドは1980年代にアメリカのジョン・ボリンジャーによって考案された比較的新しいテクニカル指標です。ジョン・ボリンジャーは1950年生まれでボリンジャーキャピタルマネージメントという投資会社を経営しています。

ボリンジャーバンドは表示しているチャートに「ミドルライン、±1σ(シグマ)、±2σ(シグマ)、±3σ(シグマ)」というラインを描きます。ミドルラインは一定期間の単純移動平均線、シグマラインは移動平均から求められる標準偏差値で計算されます。標準偏差値とは、学生時代におこなわれたテスト成績で使われた偏差値と同じ考えた方で求められます。

これからボリンジャーバンドを詳しく説明していきますがボリンジャーバンドの計算式を理解することにメリットはないため標準偏差という統計学の考え方で作られているとだけ伝えておきます。今回はFXトレードで利益をだすためにボリンジャーバンドをどのように活用するのが最適かをご案内します。

ボリンジャーバンドのライン

ボリンジャーバンドの拡大期、収縮期、停滞期

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