スイングトレードとは数日から数週間、相場状況によっては数ヶ月ポジションを保有するようなトレード手法のことです。1日に何度も取引をするスキャルピングやデイトレードを短期トレードと呼ぶならば中期トレードと呼べます。MT4でスイングトレードのEAが開発されることは少ないですがFX取引においてはメリットの高い取引手法といえます。
スイングトレードを徹底解説
スイングトレードとは
スイングトレードとは、上がったら下がる、下がったら上がるといった動きを捉えていくトレード手法のことであり、相場の動きが振り子のような動き(スイング)に似ていることから名づけられました。スイングする波の動きを捉えながら取引をしていきます。
FXでのスイングトレードでは100pips以上の大きな利益を狙っていきます。ポジションを保有してからチャートの動きを細かく監視していく必要がないことから、FX取引に十分な時間を使えない方に向いているトレード手法とも言われています。MT4で使えるスイングトレードのEAもありますが、現時点では自動売買よりも裁量取引(手動取引)の方が有効であると考えられています。
スイングトレードのメリット
スイングトレードのメリットはトレードコストを深く考える必要がない点にあります。スキャルピングトレードのように小さな利益をコツコツと積み重ねていく取引はスプレッドなどのトレードコストの割合が大きくなるため、トレードコストを常に気にする必要がありますが、スイングトレードは100pips以上の大きな利益を狙うためトレードコストを考える必要がありません。スイングトレードで資産運用をおこなう方はスプレッドの狭さよりも、約定力の強さや会社の信頼性、日本語サポートなどを中心にFX会社選びをおこなうと良いでしょう。
スイングトレードをおこなう方は、裁量取引であってもMT4を活用した自動売買であっても、チャートの確認は1日1回の確認で十分であり、寝起きに確認しても就寝前に確認してもどちらでも構いません。FXトレーダーの多くは頻繁なチャート確認をストレスに感じるようですが、スイングトレードであればストレスを感じずにFX取引をおこなうことができます。スイングトレードのデメリット
基本的に取引回数が少ないスイングトレードは資金効率の悪さがデメリットになることがあります。デイトレードは短期間に何度もトレードをおこなって決済により得た利益を複利運用で次の取引で使うことができるため効率的の良い資産運用がおこなえます。一方でスイングトレードはポジションの保有期間が長くなりがちなので効率的な複利運用をおこなうことができません。また、スイングトレードは大きな利益が期待できるメリットがある反面、損失も大きくなるというデメリットもあります。