米連邦準備理事会(FRB)が7日に公表した6月15,16日両日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、金融政策担当者が米景気回復の「さらなる著しい進展」について、進展は継続する見通しではあるものの、おおむね「まだ達成されていない」との認識を示してたことが分りました。またインフレに関しては会合参加者の意見も分かれているようです。
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米FOMC議事要旨
7日、FOMC議事要旨が発表されました。今回の議事要旨は6月15,16に開いた会合の内容についてでしたが、この会合では資産購入のテーパリング(段階的縮小)を開始するための基準到達に向けた進展が続くと予想されてました。今回の議事要旨によると「委員会が定める『一段と顕著な進展』の基準にはまだ達していないと概して見なされていたが、参加者は進展が続くと予想した」と記述され、「資産購入のペース減速を開始するための条件は、以前の会合時に予想されていたよりも幾分か早く達成されるとの見通しを、幾人かの参加者は示した」としています。
6月の会合は、経済再開とともに物価上昇圧力が高まる中で、インフレリスクに対する金融当局の自信に変化が表れたことを示しています。特に議事要旨は、インフレの要因となっている労働不足と供給障害の解消にどの程度時間がかかるかについて、委員会が強い不透明感があると認識したことを示しています。
また「経済見通しを巡る不透明感は強まっており、労働市場とインフレの道筋について確固たる結論を導き出すのは時期尚早だ」と会合参加者の一部が強調しています。
住宅ローン担保証券(MBS)の購入についても議論されましたが、米国債よりもMBSを速いペースで縮小させるかどうかについては意見が分かれており、「幾人かの参加者は、住宅市場でのバリュエーションへの圧力を踏まえ、米国債よりもMBSの購入縮小を速いペースで進める、あるいはより早期に開始することの利点を指摘した」とした一方、「他の幾人かの参加者は米国債とMBSの購入を等しいペースで縮小させることを支持した」とされました。
当局者らはインフレ高進についても議論。速いペースでの経済再開に伴う一過性の要因が後退すれば「インフレは落ち着くと当局者は総じて予想した」ものの、「参加者の大多数は、インフレ予想に対するリスクは上方向に傾いたと判断した」と記されています。
また「サプライチェーン面での制約と原材料不足が来年にかけて物価に上向きの圧力をかけると、幾人かの参加者は予想した」としたほか、「幾人かの参加者は、経済再開の初期の数カ月においては不透明感があまりに強く、インフレ圧力がどの程度の期間続くかについて正確に判断することはできなかったと指摘した」と記されました。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米FOMC議事要旨の発表は内容的にサプライズ的なものもなく、為替相場への影響は限定的で、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAには大きな影響はありませんでした。
しかし先月から続く重要指標時に相場が乱高下するような傾向はまだ続いていると見ています。当社のEAをご使用の方は発表前の事前ポジション決済やEAの稼働停止をおすすめいたします。
米FOMC議事要旨 景気回復はまだ達成されてないとの認識!の続きを読む