ラガルドECB総裁会見 緊急購入プログラムを微調整!

2021年09月10日

ラガルドECB総裁は9日の会見で、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を調整し小幅に調整すると発表しました。これはあくまで調整であってテーパリングではないとのことです。調整の期間は3ヶ月としました。

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ラガルドECB総裁の会見内容

9日、ラガルドECB総裁は理事会後の会見で、現行の1兆8500億ユーロ規模のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を10-12月(第4四半期)に小幅縮小すると発表しました。緊急措置の解除に向けた一歩を踏み出すかたちになりますが、ラガルド総裁は購入減速について、「テーパリングではない」と言明。「PEPPを向こう3カ月について微調整する」という決定だと説明しました。

第2、3四半期は月額約800億ユーロ(約10兆4000億円)の購入を続けていましたが、新たな購入目標は月額600億~700億ユーロに設定されているとのことです。

ラガルド総裁はユーロ圏経済の回復が「ますます進展している」と述べ、購入を減速させても回復が続くことに自信を示しました。それと同時に、新型コロナウイルスのデルタ変異株の世界的拡大が経済の完全な再開を遅らせる可能性も指摘しました。

ECBはPEPPの総額1兆8500億ユーロを維持したほか、2022年3月まで、あるいは必要ならそれ以降まで継続すると確認しました。ラガルド総裁は、PEPPについて12月に包括的な議論を行うと述べ、緊急措置の終了方法と時期の議論はまだ機が熟していないことを示唆しています。

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9月会合で今後3カ月の購入ペースを決めたことで、12月16日の会合がPEPPの先行きに関する重大な決定の場となります。ラガルド総裁によれば今回の決定は全会一致だったが、インフレの脅威を巡る認識は政策委メンバーの間で異なっていることが明らかで、コンセンサスを維持するのは難しいというのが市場の見方です。

この日公表された最新の経済予測では、今年の成長率とインフレ率は上方修正されたものの、23年のインフレ率予想は1.5%で、ECB目標の2%を依然として下回る見込みですが、一部の政策委メンバーは超緩和的な政策の長期化によるリスクを指摘しているようです。

またECBはこの日、中銀預金金利をマイナス0.5%で据え置きました。インフレ見通しが持続的に2%の水準を維持し、基調的な物価圧力もこの目標に一致するまでは利上げをしないと表明しています。従来の資産購入プログラム(APP)を月額200億ユーロで継続する方針も示しました。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のラガルドECB総裁の発言によってユーロドル相場は一時20pips程度の乱高下になりましたが、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAにも影響はありませんでした。

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