1-3月期四半期の実質国内総生産(GDP)速報値 市場予想を下回る!

2022年04月29日

28日、米商務省は1-3月期四半期の実質国内総生産(GDP)速報値を発表しました。結果は年率換算で-1.4%(市場予想+1.1%)となり2020年以来の経済縮小となりました。要因としては堅調な個人消費による輸入の伸びに対して、輸出の減少および企業在庫の伸びの減少があげられています。

なお、当社はMT4で開発した EA(自動売買ソフト)を専門に手がけ、無料で提供している会社です。EAはパソコンの前にいる必要もなく、何の感情も介入させずに自動でFX取引を行います。FX初心者の方、パソコンの操作に不慣れな方でも使用することができますので、EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください

MT4 EA

1-3月期四半期実質国内総生産(GDP速報値)

米商務省は28日、1-3月期四半期の実質国内総生産(GDP)速報値を発表し、年率換算で前期比-1.4%と、市場予想の+1.1%を下回りました。縮小は2020年以来となります。個人消費は伸びが前四半期から加速し堅調でしたが、貿易赤字の拡大や在庫の伸び鈍化が成長にブレーキをかけるとともに、サプライチェーンの問題や労働者不足、インフレ高進も打撃となり、2021年第4・四半期の6.9%増から大幅に悪化しました。なお前年同期比では3.6%増となりました。

ロシアのウクライナ侵攻を背景に輸入が急増する一方、輸出が減少。貿易赤字が膨らんだことで、GDPの伸びは3.2%押し下げられ、企業在庫の伸び鈍化も、成長率を0.84%押し下げています。

一方で基調的な需要の強さを測る指標である、GDPから純輸出と在庫を除いた実質国内最終需要は前期比年率2.6%増となり、昨年10-12月の1.7%増から伸びが加速しています。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「米経済はなお一定の底堅さを示しているが、金利上昇を背景に、今年と来年にかけてより緩やかなペースでの成長が始まるシグナルが発せられた」と指摘。「マイナス成長となったものの、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ対応に向け、5月に積極的な利上げを実施する以外ほぼ選択肢はない」と述べました。

またコメリカバンクのチーフエコノミスト、ビル・アダムズ氏は「第1四半期は消費支出や企業による投資、雇用が力強く伸びた。米経済は今年の始まりの数カ月、リセッションに陥ってはいなかった」と指摘。「4-6月(第2四半期)は再びプラス成長となるはずだ。貿易赤字と在庫の向かい風が弱まるとみられる」と述べています

バイデン大統領は今回の経済縮小について「テクニカルな要因」によるものとのコメントを発表。雇用や個人消費、投資は全て力強いままだと指摘しています。

米経済の最大部分を占める個人消費については2.7%増。昨年10-12月は2.5%増から伸びが加速しています。サービス支出の寄与度は1.86ポイント、財は若干のマイナス寄与で消費者の行動の変化を映しています。インフレ調整後の民間投資は9.2%増。設備機器と知的財産への投資が伸びており、住宅投資は2.1%増えました。純輸出の寄与度は-3.2ポイント、在庫は-0.84ポイントでした。在庫は昨年10-12月には+5.3ポイントとなっていました。米金融当局が注目する食品とエネルギーを除いたコアの個人消費支出(PCE)価格指数は年率5.2%上昇しています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の1-3月期四半期実質国内総生産(GDP速報値)発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、発表直後130.8円付近から130.4円付近まで40pipsほど下落、その後すぐに値を戻すかたちになりました。当社がリリースしている無料MT4

1-3月期四半期の実質国内総生産(GDP)速報値 市場予想を下回る!の続きを読む

3月米新築一戸建て住宅販売件数 住宅ローン金利急上昇の影響で販売減少!

2022年04月27日

26日、米商務省は3月の米新築一戸建て住宅販売件数を発表しました。結果は76.3万件(予想値76.8万件)で前月比-8.6%(予想値-0.6%)となり3ヶ月連続の減少となりました。販売が低調になっている原因として原材料不足による価格高騰とFRBの利上げによる住宅ローン金利の高騰があげられています。今後もFRBによる積極的な利上げが予想されているため住宅ローン金利はさらなる上昇も十分考えられるでしょう。

新築一戸建て住宅販売件数は米国商務省が全米並びに、北東部・中西部・南部・西部の4エリアにおける新築住宅の販売件数、販売価格などを発表するものです。新築住宅販売件数は中古住宅販売件数と同様、先行性の高い景気動向と言われています。

なお、当社はMT4で開発した EA(自動売買ソフト)を専門に手がけ、無料で提供している会社です。EAはパソコンの前にいる必要もなく、何の感情も介入させずに自動でFX取引を行います。FX初心者の方、パソコンの操作に不慣れな方でも使用することができますので、EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください

MT4 EA

3月米新築一戸建て住宅販売件数

米商務省は26日、3月の米新築一戸建て住宅販売件数を発表し76.3万件で前月の83.5万件から8.6%減少しました。また予想の76.8万件もわずかながら下回っています。これで3ヶ月連続の減少で4カ月ぶりの低水準となっています。住宅販売件数が減少している背景には原材料不足による販売価格上昇や住宅ローン金利の急上昇が市場を締め付けていることが考えられます。

新型コロナウイルスのパンデミックで、住宅購入層の求める物件が在宅勤務のしやすい郊外の戸建てになり需要が急増したため、住宅市場は力強い拡大が続いていましたが、FRBが2022年3月にインフレ抑制のため政策金利を引き上げさらに今後も積極的な利上げを示唆すると、住宅ローン金利は急上昇。フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が先週発表した4月15~21日の週の30年物固定金利は5.11%と、1月上旬の3.22%から2ポイント近く上昇し、12年ぶりの高金利となっています。この住宅金利の高騰を受けて住宅購入をあきらめる人が増えた格好となっています。なお4月20日に発表された3月の中古住宅販売件数は前月比-2.7%で2020年6月以来の低水準となっています。

新築住宅販売価格の中央値は43万6700ドル(約5560万円)と、前年同月から21.4%上昇。  販売物件数は40万7000件と、2008年8月以来の高水準。このうち90%余りは建設中あるいは未着工となっています。販売に対する在庫比率は6.4カ月で住宅供給の引き締まりをあらわす5.0ヵ月を大きく上回ってます。前月は5.6カ月でした。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の3月米新築一戸建て住宅販売件数発言時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、市場はすでに折り込み済みだったせいか相場にはほとんど影響は見られませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響はありませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。逆にユーロドル相場では3月に入ってからボラティリティが下降している状況です。ただどちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4

3月米新築一戸建て住宅販売件数 住宅ローン金利急上昇の影響で販売減少!の続きを読む

パウエルFRB議長発言 5月FOMCで0.5ポイントの利上げを示唆!

2022年04月22日

21日にパウエルFRB議長が発言し、その中で5月のFOMCでは政策金利の0.5ポイントの利上げが選択肢に入っており、今後も利上げの前倒しを支持する認識を示しました。FRBには今後のインフレの抑制とともに景気維持のための舵取りが求められています。

なお、当社はMT4で開発した EA(自動売買ソフト)を専門に手がけ、無料で提供している会社です。EAはパソコンの前にいる必要もなく、何の感情も介入させずに自動でFX取引を行います。FX初心者の方、パソコンの操作に不慣れな方でも使用することができますので、EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください

MT4 EA

パウエルFRB議長発言

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は21日、ワシントンで開かれた国際通貨基金(IMF)主催のパネル討論会で、「5月会合では0.5ポイントが選択肢に入るだろう」とし、「インフレ率を2%に戻すべく金融政策手段を活用することに、われわれは全力で取り組んでいる」とし、利上げの前倒しを支持する論拠には評価すべき利点があるとの認識を示しました。

金融市場はすでに、5月3~4日に開催されるFOMC会合での0.5ポイント利上げを完全に織り込んでいるとともに、さらに6月のFOMCでのさらなる0.5ポイント追加利上げも100%織り込み済みでいる状況です。さらに7月のFOMCでも3回目の0.5ポイント引き上げがあるとも予想しています。

パウエル議長は、適切な場合に「前倒しで動くという考えには何か感じるものがある」とし、「それは0.5ポイントを選択肢とする方向を指し示している」と述べるとともに、労働市場に関しては人材の争奪戦のような環境にあり賃金上昇が加速している「過熱」状態にあると指摘。金融当局として市場を沈静化させるとしました。

議長は「労働者にとっては極めて良好な労働市場だ」としつつ、「供給と需要のバランスを改善し、より良い環境にするのがわれわれの仕事だ」と語っています。一方でFRBがインフレ抑制と景気維持との間の難しい舵取りを迫られているとの認識を表明。「われわれの目標はツールを活用して需給を同調させることだ」としています。

またムーディーズ・アナリティクスのチーフエコノミスト、マーク・ザンディ氏は「約3割の確率で、向こう1年の間に景気後退に陥る」と予想。インガルス&スナイダー(ニューヨーク)のシニアポートフォリオストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「パウエル議長は景気後退の回避は容易でないと示唆した。これは目新しいことだった」と述べています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のパウエルFRB議長発言時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、128.6円ほどであったドル円レートは1時間ほどかけて128.00円付近まで60pipsほど下落し、その後はゆっくりと値を戻し現在128.5円ほどなっています。発表時の米ドル下落は今後の急速な利上げによる経済成長への影響(景気減退)が懸念された結果だと思われます。今回のパウエルFRB議長発言についてはメルマガ等で注意を促し当社がリリースしている無料MT4 EAの稼働停止を推奨しておりましたが、仮にMT4 EAを稼働させていたとしても今回のパウエルFRB議長発言による影響はありませんでした。

パウエルFRB議長発言 5月FOMCで0.5ポイントの利上げを示唆!の続きを読む

米3月住宅着工件数発表 予想を上回るが住宅市場指数は減少!

2022年04月20日
19日、米商務省は3月の米住宅着工件数が発表しました。結果は179.3万件(予想値175万件)と予想を上回っています。しかし一方でコロナ禍前の水準は上回っているものの住宅市場指数は4ヵ月連続の減少で7か月ぶりの低水準となっています。原因としてはインフレによる住宅ローン金利の上昇や住宅価格の上昇が背景にあるようです。

なお、当社はMT4で開発した EA(自動売買ソフト)を専門に手がけ、無料で提供している会社です。EAはパソコンの前にいる必要もなく、何の感情も介入させずに自動でFX取引を行います。FX初心者の方、パソコンの操作に不慣れな方でも使用することができますので、EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください

MT4 EA

米3月住宅着工件数

米商務省は19日に3月の米住宅着工件数を発表し、予想値の175万件に対して179.3万件と予想を上回る結果となり、2006年以来の高水準となっています。特に集合住宅の着工件数が大きく伸びました。変動の大きい集合住宅の着工件数は2020年1月以来の伸びで59.3万戸となっています。一戸建て住宅については前月よりわずかに減少し120万戸となっていますが高水準を維持しているじょうたいで、コロナ禍前の水準を大きく上回っています。

なお建設許可は取得したものの未着工の受注残は+2.9%と増加していますが、そのうちの一戸建ては14.9万戸で変わらず。建設中の一戸建ては81.1万戸で2006年以来の高水準となっています。

また全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表した4月の住宅市場指数は前月の79から77となりました。これで4カ月連続の減少で7カ月ぶりの水準に低下しましたが、それでもコロナ禍前の水準は上回っている状況です。住宅ローン金利上昇や高水準の提示価格を背景に、販売の現況および購買見込み客足の両指数が落ち込んでいます。なお住宅市場指数は50を上回ると、事業環境を悪いとみるよりも良いとみる住宅建設業者が多いことを示しています。

40年ぶりの高いインフレ率や一段と積極的な米金融政策引き締め見通しを背景に住宅ローン金利は急激に上昇しており、先週の30年固定の住宅ローン金利は平均5%となり、昨年末時点の3.11%から大きく上昇しています。

NAHBのチーフエコノミスト、ロバート・ディエツ氏は「予想外に急速な金利上昇や住宅価格の上昇、資材コスト高騰により、重要なエントリ-レベルの市場で特に値ごろ感が著しく低下しており、住宅市場は転換点に直面している」と懸念を示しています。

販売の現況指数は2ポイント低下して85となり、昨年9月以来の低水準。購買見込み客足指数は6ポイント低下の60と、8カ月ぶり低水準となっています。一方で前月は2020年半ば以来の水準に低下していた向こう6カ月の販売見通し指数は改善されています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米3月住宅着工件数発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、128.2円ほどであったドル円レートは30分後には128.7円付近まで50pipsほど上昇し、その後もゆっくりと上昇が続き現在129.3円ほどなっています。ただしこれは指標発表の影響によるものではなく、最近の円高傾向による動きだと分析しています。なお当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAについては今回の米3月住宅着工件数による影響はありませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。逆にユーロドル相場では3月に入ってからボラティリティが下降している状況です。ただどちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4

米3月住宅着工件数発表 予想を上回るが住宅市場指数は減少!の続きを読む

3月米消費者物価指数(CPI) 1981年以来の大幅な伸び!

2022年04月13日

12日、米労働省は3月の米消費者物価指数(CPI)を発表しました。結果は、前年同月比で+8.5%(予想値+8.4%)、前月比で+1.2%(予想値+1.2%)となり1981年以来の大幅な伸びとなっています。またコアCPIは前年同月比で+6.5%(予想値+6.6%)、前月比+0.3%(予想値+0.5%)となっています。現状では賃金の伸びがインフレの伸びに追いついておらず、今後も積極的な利上げにつながる可能性があります。

なお、当社はMT4で開発した EA(自動売買ソフト)を専門に手がけ、無料で提供している会社です。EAはパソコンの前にいる必要もなく、何の感情も介入させずに自動でFX取引を行います。FX初心者の方、パソコンの操作に不慣れな方でも使用することができますので、EAにご興味のあるかたは以下のボタンから無料EAをご取得ください

MT4 EA

3月米消費者物価指数(CPI)

米労働省は12日に3月の米消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比で予想値の+8.4%を上まわる+8.5%で前月の+7.9%からさらに伸びたかたちとなり1981年以来の大幅な伸びとなりました。生活費がかなり高くなっていることを浮き彫りにするとともに、一段と積極的な利上げを米金融当局に求める圧力が強まりそうです。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコアCPIは前年同月比では+6.5%で予想値の+6.6%はわずかに下回ったものの、前月の+6.4%は上回っておりました。中古車の価格が1969年以来の大幅マイナスとなったほか、この他の財分野でも伸びが減速しています。

エコノミストはこうした数字について、「最近の持続的なコア指数高騰からの小休止を示す歓迎すべきものだ。このところの原油価格下落に応じて、燃料コストが落ち着きそうだ」とリポートで指摘しています。その上で「食品や家賃、その他の幾つかの項目は気掛かりな状況が続き、この1年間に想定されるインフレ低下を遅らせる見通しだ」と言及しました。

3月のCPIは多くのエコノミストが予想する現在のインフレ局面のピークに当たり、ロシアのウクライナ侵攻後の食品やエネルギー価格高騰の影響を反映しており、食品価格は前月比で1%上昇しています。

また何カ月にもわたって財価格の上昇に寄与してきた中古車は前月比3.8%のマイナスと、2カ月連続で低下している一方で新車の価格は小幅に上昇しています。

サービスコストは前年同月比で+5.1%と、91年以来の高い伸びとなり航空運賃は前月比+10.7%とこちらも高い伸びとなりました。家賃や宿泊費を含む住居費は2カ月連続で+0.5%となっています。

ウクライナ侵攻への制裁でロシア産原油・ガスの供給に支障が生じるとの懸念から、エネルギー価格は前月比+11%上昇となり、2005年以来の大幅な伸び。ガソリンも同様の理由で+18.3%と、2009年以来の大幅な伸びを示しました。

なお別の統計によれば、インフレ調整後の実質平均時給は前年同月比-2.7%で12カ月連続のマイナス。雇用主は人材確保に向け賃上げをしているが、賃金の伸びはインフレに追い付いていない状況です。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

3月米消費者物価指数(CPI) 1981年以来の大幅な伸び!の続きを読む