8月新築住宅販売件数 予想を上回る大幅な伸びも市場は今後の減少を予想!

2022年09月28日

27日、米商務省は8月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し、前月比+28.8%と市場予想の-2.2%を大きく上回りましたが、市場では住宅ローン金利の上昇を見据えての駆け込み需要と見ており、今後の販売件数は減少すると予想されています。

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■8月新築住宅販売件数

米商務省は27日に発表した8月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し前月比28.8%増で市場予想の-2.2%を大幅に上回りました。販売件数は市場予想の50万戸に対して68.5万戸でした。この急激な販売件数の伸びが見られた背景には業者による販売価格の値下げと今後の住宅ローン金利の上昇を見越して駆け込み購入があったためとFRBの急ピッチの利上げが進められる中で住宅ローン金利も急騰しており、今後は住宅販売も鈍る公算が高いと市場は見ているようです。

なお7月は前回発表の販売件数は51.1万戸から53.2万戸に、前月比は-12.6%から-8.6%に上方修正されています。

地域別でみると8月の販売戸数は4地域全てで増加し、とりわけ北東部では66.7%の大幅増となっています。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ジェニファー・リー氏は「住宅市場は金利上昇の影響を最も強く受けている」とした上で、「販売増は歓迎するが、大局的には活動減速が示されていることは承知だ」とリポートで指摘しました。

8月の新築住宅価格の中央値は43万6800ドルで、前年同月比8.04%上昇。8月末時点の新築住宅の在庫は46万1000戸で、7月の45万9000戸から増加しました。在庫のうち建設中が66.4%、未着工が23%。完成した住宅は10.6%と、長期平均の27%を大幅に下回っています。

また、30年物住宅ローン固定金利は先週6.29%と、2008年10月以来の高水準に達しました。

■今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の8月新築住宅販売件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に144.65円ほどであったドル円レートは発表後144.8円ほどまで上昇しましたが、その後は大きな動きはなく、今回の発表は相場にほとんど影響を与えなかったと見て良いでしょう。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては影響はありませんでした。

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MT4 EAの取引履歴(2022年9月)

2022年09月27日

当社でリリース中の無料MT4 EAの取引履歴を確認いただけるページとなります。

公開している取引履歴は、皆様にMT4 EAを無料配布をした状態(デフォルト設定)から設定変更を一切加えず、さらに「重要指標発表」の時であってもMT4 EAのロット数調整や稼働停止をおこなわなかった場合の取引履歴となります。

MT4 EAは、重要指標発表時での取引を避けるのが一般的であり、通常はロット数調整や稼働停止などの措置をおこなうべきといえますが、このページでは「皆様にMT4 EAのポジション保有状況を把握いただく」ということを目的としていますので、MT4 EAをフル稼働した場合の取引履歴をご案内しています。

当社のMT4 EAを取得してリアルなFXトレードをおこなう場合は、重要指標発表の前後だけでもEA稼働を停止して、相場が落ち着きを戻してきたことを確認してから、MT4 EAを再稼働させるようなトレード手法を選択してください。

今月の重要指標発表の日時は以下となります。以下は日本時間での日程となりますので、この時間帯でのFXトレードにはご警戒ください。

以下の指標発表時の少なくとも15分ほど前には保有ポジションがある場合は手動で決済を行い、EAの稼働を停止されることをお勧めいたします。

9月2日 米 

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FOMC政策金利発表 3回連続の0.75%の大幅利上げ!

2022年09月22日

21日FRBはFOMC政策金利を発表し、市場予想どおり0.75%の利上げとなりました。今年はあと2回のFOMCが実施されますが合計1.25%ポイントの追加利上げが予想されており、少なくともあと1回は0.75%の利上げが実施されることを示唆しています。

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FOMC政策金利発表

米連邦準備理事会(FRB)は21日のFOMCで、政策金利を0.75%ポイント引き上げました。0.75%ポイントの利上げは3回連続になりますが、年内に同規模の利上げを少なくともあと1回実施し、高インフレの抑制に向けて政策金利を年末までに4.25─4.50%に引き上げ、23年には4.50─4.75%でピークに達するとの見方が示されました。

FOMC後に会見したパウエルFRB議長は、FRBは40年ぶり高水準にあるインフレ率を引き下げるという「強い決意」を持っており、「仕事が完了するまでやり続ける」「インフレ率の2%回帰を約束する」と述べました。当局は政策金利を「制約的な水準」まで引き上げ、「しばらくはその水準を維持する」必要があると考えていると述べています。

FRBが政策金利をさらに制約的にするか、より長く制約的にする必要があると判断した場合、経済が「ソフトランディング(軟着陸)」する見込みは低下する可能性が高いとも指摘。ただ、引き締め過程が景気後退につながるかどうか、景気後退がどの程度深刻なものになるかは分からないと述べまし。

パウエル氏は「われわれはインフレを克服しなければならない」とし、「そうするため痛みの伴わない方法があればいいが、それはない」と述べています。

また、今回の利上げによって住宅市場の需給バランスはより好ましいものに戻るとの見通しを提示。ただ、住宅インフレは当面かなり高止まりするとし、需給バランス改善と住宅価格の伸びをより正常なペースに戻すために「調整」を経なければならないとの予想も示しました。

一方、経済見通しは22年末で0.2%成長と鈍化を想定。23年には1.2%成長に回復するが、潜在成長率を大きく下回るとしまし。現在3.7%の失業率は今年3.8%、23年4.4%に上昇すると予想。インフレ率は25年に目標の2%に緩やかに回帰すると見込んでいます。

2022年の残り2回のFOMCで合計1.25%ポイントの追加利上げが決定されることを示唆しており、これは0.75%ポイントの追加利上げが控えていることを意味しています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のFOMC政策金利発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に144.2円ほどであったドル円レートは発表後144.7円まで上昇し、パウエル議長の発表後に一気に143.4円ほどまで下落。さらにそこから144円を回復する乱高下状態になりました。なお当社がリリースしている無料MT4

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米8月消費者物価指数(CPI) 前月よりも縮小するが高止まりか!

2022年09月14日

13日、8月の消費者物価指数(CPI)が発表され、前年同月比は8.3%の上昇となりました。前月の8.5%に対しては縮小はしましたが市場予想の+8.1%は上回りました。8月はガソリン価格が下がったものの賃金や家賃が上昇を続けており、今後も急激なインフレ緩和は期待できないとの見方が強まっています。

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米8月消費者物価指数(CPI)

米労働省は13日、8月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比+8.3%でした。市場予想の+8.1%を上回りましたが、先月の+8.5%よりはわずかながらも縮小しています。8月はガソリン価格は下落しましたが、家賃や食品、ヘルスケア関連の価格の上昇が大きく全体を押し上げたようです。今回の結果を受けて9月21日のFOMCで再び大幅な利上げが行われる可能性が高まっています。

なお変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年同月比+6.3%上昇。前月の5.9%さらに予想の6.1%も上回りました。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「FRBが来週0.75%ポイントの積極的な利上げを実施することはほぼ確実だ。短期的な引き締めサイクル休止の観測にも強く抵抗するだろう」と述べています。

これまで物価高騰の一因となっていた世界的な供給制約が和らいでいるにもかかわらず、インフレは高止まりしている背景には労働市場が賃金の上昇があげられています。

アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニア投資ストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は「これまでのFRBの引き締め幅が景気を冷やしインフレを引き下げるには十分でないことが明らかになりつつある」と述べました。

項目別にみるとガソリンは前月比10.6%の下落、一方で食品は前月比0.8%上昇。前年同月比でも11.4%上昇しています。持ち家の帰属家賃は前月比0.7%上昇。前年同月比では6.3%上昇となっています。家賃には持続性があり、CPIに占める比率も大きいことから、インフレがしばらく高止まりする可能性があります。光熱費や家具、教育費なども上昇。新車は0.8%上昇。ヘルスケアは前月比0.7%上昇。処方箋薬は0.4%上昇しました。

CPIの伸びは6月に前年同月比9.1%上昇と、1981年11月以来約40年ぶりの大幅な伸びを記録しピークに達したものの、6カ月連続で8%を超えて推移しています。

ロヨラ・メリーマウント大学のSung Won Sohb金融・経済学教授は「賃金と住居費が引き続き今後のインフレの主要因となるだろう」とし、「短期的にインフレが大幅に緩和する様子は見られない」としています。

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ISM非製造業総合指数 市場予想を上回る!

2022年09月07日

6日、ISM非製造業総合指数が発表され、56.9と市場予想の55.1を上回りました。また前月の56.7も上回りこれで2か月連続の上昇です。最近になりインフレ圧力が弱まり力強さが戻ってきたことが示されました。

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ISM非製造業総合指数

米供給管理協会(ISM)が6日発表した8月の非製造業総合指数は56.9と前月から0.2ポイント上がり、2カ月連続で上昇しました。市場予想の55.1も上回っています。受注の伸びと雇用増加が全体を押し上げ、供給のボトルネックとインフレ圧力は緩和されているようです。今年上半期に経済成長は減速したものの、景気後退には陥っていないとの見方を強める内容となっています。

ISM非製造業総合指数は全米供給管理協会(ISM)が算出する非製造業の景況感を示す指数のひとつで、ISM製造業景況感指数とともに、米国の景気先行指標として注目されている指標です。ISM製造業景況感指数と同様に、0から100までのパーセンテージで表し、50%を景気の拡大・後退の分岐点、50%を上回ると景気拡大、50%を下回ると景気後退を示します。

なお8月の新規受注指数は61.8となり、7月の59.9から上昇。雇用指数も50.2となり、7月の49.1から上昇しています。

米政府が先週発表した7月の求人件数は1120万件超と市場予想を上回る伸びとなり、労働市場の逼迫が続いていることを示しまし。インフレ高騰を抑えようとしている米連邦準備理事会(FRB)に対して需要を抑制するために政策金利を積極的に引き上げさせる圧力が強まっています。

8月の供給業者の納入を示す指数は54.5と7月の57.8から低下し、サービスインフレの上昇ペースを弱めるのに寄与しました。

8月の支払い価格指数は71.5となり、7月の72.3から低下。2021年1月以来の低水準となっています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のISM非製造業総合指数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に142.6円ほどであったドル円レートは発表後142.9円まで上がりました。その後すぐに発表前水準に戻り相場は落ち着きを取り戻しました。なお当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。

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