米10月消費者物価指数CPI 伸びが鈍化!

2022年11月11日

10日、米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年比+7.7%となり市場予想の+8.0%を下回ると共に、前月の+8.2%からも伸びが減速しました。この結果を受けて12月のFOMCでは利上げペースが落ちる可能性があります。

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米消費者物価指数(CPI)

米労働省は10日、10月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年比伸び率が7.7%で9月の8.2%から減速、市場予想の8.0%も下回りました。インフレがピークアウトした兆しを示し、米連邦準備理事会(FRB)が利上げペースを落とす可能性があります。

前年比上昇率が8%を下回るのは今年2月以来となり、伸び率としては1月以降で最小となりました。今年の6月には9.1%と1981年11月以来の大きさを記録していました。

前月比では0.4%上昇で9月と変わりませんでしたが市場予想の0.4%は下回りました。

FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「インフレ率はまだ過度に高いものの、FRBのインフレとの戦いが峠を越したとの証拠もあり、今後の利上げペースは鈍化し始める」と指摘。「待ち望まれていたインフレ緩和がようやく現れ始め、市場が熱狂している」と述べました。

部門別では食品価格が0.6%上昇となったが、伸びは前月から大幅に鈍化しており、家庭で消費される食品の価格は0.4%上昇と、2021年12月以降で最小となっています。

しかし複数のエコノミストが、最悪期は去ったとの見方に警鐘を鳴らしています。

フィッチ・レーティングスのチーフエコノミスト、ブライアン・コールトン氏は「サービスインフレは物価上昇圧力が定着しつつある兆候であり、FRBがこれまで行った金融引き締めがインフレに大きな影響を与えたと安心するには、まだ数字は高すぎる」と指摘しています。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数の伸び率は前年比6.3%で9月の6.6%を下回り、市場予想の6.5%も下回りました。前月比では0.3%上昇で、9月の0.6%上昇から伸びが鈍化しています。

コアCPIの上昇の大きな要因となっている家賃の高騰については持ち家の帰属家賃が0.6%上昇となりました。9月は0.8%上昇でしたので、こちらも抑制されています。

コアサービス価格は0.5%上昇。中古車・トラック価格は2.4%急落。衣料品の価格も2カ月連続で下落。家具や寝具、家電製品も下落していて、その結果コア財価格は0.4%下落となっています。

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MT4 EAの取引履歴(2022年10月)

2022年10月29日

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10月6日 欧 

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10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 わずかに改善するも予想を下回る結果!

2022年10月21日

20日、米フィラデルフィア地区連銀が発表した10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、前月の-9.9からわずかに改善し-8.7となりましたが、市場予想の-5.0は下回っています。工場経営者からはインフレの悪影響に対する声があがっています。

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10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

米フィラデルフィア地区連銀は20日、10月の連銀業況指数を発表し、-8.7と前月の-9.9からわずかながらも改善しましたが市場予想の-5.0は下回りました。マイナス圏はここ5カ月で4回目になります。

フィラデルフィア連銀製造業景気指数は米国のフィラデルフィア地区の製造業の景況感や経済活動を示す指標です。全米12の地区連銀のひとつであるフィラデルフィア連銀が、毎月第3木曜に発表しており、管轄する地区にある製造業約250社を対象に、現況と半年後の景況感についてアンケート調査を実施して指数化したものです。分岐点はゼロで、プラスが好況、マイナスが不況と判断されます。ニューヨーク連銀製造業景況指数、ISM製造業景況指数とともに重要視されている指標です。

支払価格指数は29.8から36.3に上昇。新規受注指数はマイナス17.6からマイナス15.9に、従業員数指数も12.0から28.5に上昇したものの、6カ月予測はマイナス3.9からマイナス14.9に落ち込んだ。設備投資の6カ月予測は4.4。なお9月は4.6でした。

今月、活動が全般的に低下したと報告した企業は全体の約24%、活動が活発化したと答えた企業は15%だった。過半数の企業は活動は先月と同様としました。

また、工場経営者から雇用とインフレの圧力が高まっているとの声が聞かれたほか、今後6カ月の活動が低下することが見込まれているとしています。

今後6カ月の設備投資に関しては削減するよりも増加させると回答した企業が多かった一方、設備投資を削減すると予想する企業の割合が増加すると予想する企業を上回ったのは6業種中4業種となりました。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の為替相場への影響は見られませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAについても影響は受けていません。

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9月住宅着工件数 前回結果も市場予想も下回る内容!

2022年10月20日

19日、米商務省は9月の住宅着工件数を発表し市場予想の147.5万戸を下回り143.9万(-8.1%)となりました。FRBのハイペースの利上げのなかで住宅ローン金利は2002年以来の高さになっており住宅関連市場を冷え込ませています。

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9月住宅着工件数

米商務省が19日発表した9月の住宅着工件数は前月比-8.1%の143.9万戸となり、市場予想の147.5万件を下回りました。集合住宅の着工件数が13.1%減少したことが要因と見られています。なお8月の着工件数は156.6万戸と、前回発表の157.5万戸から下方改定されています。

米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めで住宅市場は冷え込み、住宅関連の多くの指標は2020年春の新型コロナウイルスのパンデミックの第1波で見られた水準まで低下しています。一方、労働市場などは、FRBが需要を冷やそうとする試みにもかかわらず、底堅さを示しています。

住宅ローン金利はさらに上昇し、米抵当銀行協会(MBA)によると、先週の期間30年の住宅ローン固定金利は前の週は6.81%からさらに上昇し平均6.94%で2002年以来の高さとなっています。

9月の着工許可件数は1.4%増の156.4万戸。2022年第2・四半期の住宅投資は過去2年で最も急速に減少し、この間の国内総生産(GDP)を2四半期連続で減少させる要因となっています。

住宅建設は今年いっぱい低迷が続く可能性が高いとみられています。18日に発表された10月の全米住宅建設業者協会(NAHB)/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は、市場予想の43に対して38(前月は46)と10カ月連続で低下します。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米9月住宅着工件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に149.74円ほどであったドル円レートは発表後もほとんど動かず今回の指標発表の影響は見られませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAについても影響は受けていません。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4

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米9月雇用統計

2022年10月09日

7日、米労働省は9月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数が+26.3万人(市場予想+25万人)、失業率が3.5%(市場予想3.7%)といずれも市場予想より良い結果となりました。この結果により今後もFRBの利上げペースが保たれる可能性があります。

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米9月雇用統計

米労働省は7日、9月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数は前月から26.3万人増加し、前月の31.5万人増からは減少したものの市場予想の25万人は上回りました。失業率は3.5%と、前月から0.2%ポイント低下、市場予想の3.7%も下回りました。この結果を受けて少なくても労働市場には政策金利の引き上げの影響は少ないと見られ今後もFRBの積極的な利上げは続く見通しです。

JPモルガンの米国チーフエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「労働市場は引き続き非常に加熱している」とし、「極めてタイトな雇用情勢は賃金と名目所得を押し上げ、インフレをより許容可能な水準に低下させる取り組みに反する動きとなっている」と述べました。

バイデン米大統領は雇用の増加について、「安定した着実な成長に移行していることを示す心強い兆候」と述べています。

9月は幅広い分野で雇用が増加。特にレジャー・接客が8.3万人増と堅調でした。しかし、レジャー・接客の雇用はパンデミック前の水準をなお110万人下回っている状況です。ヘルスケアは6万人増、専門職および企業サービは4.6万人増。製造業は2.2万人増。建設は住宅市場が金利上昇の影響を受けているものの、1.9万人増となっています。

一方で金融関連は0.8万人減、運輸・倉庫は0.79万人減、小売は0.11万人減。政府部門も2.5万人減少しています。

ボストン・カレッジのブライアン・ベスーン経済学教授は「米経済は今年前半も、第3・四半期も景気後退(リセッション)に陥らなかった」とし、景気後退を見込む向きは「リセッション入りする時期の予想を後ずれさせている」と述べました。

家計調査によると、9月は5.7万人が労働市場から退出。失業率低下の一因となった。労働参加率は62.3%と、8月の62.4%から低下しています。

賃金は堅調で、時間当たり平均賃金は0.3%上昇で8月の上昇幅と同じ。前年比では5.0%上昇となり、8月の5.2%から鈍化し市場予想の+5.1%も下回りました。アライアンス・バーンスタインのシニアエコノミスト、エリック・ウィノグラッド氏は、堅調な労働市場が収入を支えていることは「インフレの高止まりを踏まえても、成長の観点からは朗報」とし、「経済のソフトランディングがなお可能であることを裏打ちする重要な論拠」と述べています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

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