FOMCとは、アメリカの金融政策を決定するために開かれる会合のことであり、現在の景況判断と政策金利の方針が発表されます。市場予測に反する結果となれば世界の金融マーケットに影響を及ぼして株価や為替が大きく変動することがあります。FXトレーダーにもMT4で自動売買をおこなうEAトレーダーにも重要な経済指標となっています。
FOMCの基本概要
FOMC(Federal Open Market Committee)を日本語にすると連邦公開市場委員会となり、FOMCはアメリカの金融政策を決定するために開かれる会合のことを言います。米国の中央銀行にあたるFRBの議長を含む7名の理事とニューヨーク連銀総裁(副議長)、その他11名の地区連銀総裁の中から4名が持ちまわりをし、計12名のメンバーで構成されています。
FOMCは年間8回開催されます。主に政策金利と現在の景況判断と政策決定内容、それに関するFOMCメンバーの政策決定に対する賛否などが記された「声明文」が発表されます。その結果が市場予想と反していれば世界の金融マーケットに大きな影響を及ぼし、株価や為替などに大変動が起こることがありますので、株式トレーダーやFXトレーダーは大注目しています。MT4でのEAトレーダーにおいてはFOMCでのFX取引を控える傾向にあります。
FOMCでのFXトレードと注意点
FXトレーダーの中にはFOMCの発表タイミングをチャンスと捉えて利益獲得を狙うトレーダーがいます。FOMCで発表される景気判断や今後の政策金利は専門家などがあらかた予測しており為替変動の方向性が見えているため、事前に買いポジションまたは売りポジションを入れて利益を狙うことができます。しかし、FOMCの発表内容が予測とは異なる方向に動けば、事前に入れたポジションに大きな損失が発生することが多くなりますので、事前ポジションを入れてFXトレードをおこないたいという方は覚えておいた方が良いでしょう。FOMCの結果が事前予想の通りになった場合でも、その予測が既に市場に浸透しており為替相場にも織り込み済みであれば、FOMCが発表された直後に利益確定の動きが起こり、為替相場が一気に反発してしまうこともあります。
FOMCの政策金利が発表された後には、アメリカ中央銀行のFRB議長による発言がおこなわれることがあります。FRB議長は、現在のアメリカの経済状況を説明しますが為替相場に非常に大きな影響を及ぼします。FRB議長が発言すると為替相場が乱高下することが多々あるためFOMCの発表が終わった後に、FRB議長による発言があるかもしれないということを忘れずにFX取引を考えていくと良いでしょう。
また、FOMCの発表が終わった3週間後には、FOMCでどのような話し合いがあったかをまとめた議事要旨(議事録)が発表されます。この議事要旨の情報は誰もがキャッチでき、内容次第ではFOMCよりも相場が大きく動くこともあります。例えばFOMCで予想通りの政策金利据え置きだったとしても、3週間後に発表される議事要旨の内容に「実は利上げ賛成の理事が複数名いた」ということが分かれば、一時的に大きなドル買いが入り相場が混乱することがあります。そのためFOMCが終わったら政策金利を気にしなくて良いというのではなくFOMCから3週間後に発表される議事要旨にも注意を払ってFXトレードを考えていくことが大切です。