米5月小売売上高は予想を下回る!

2021年06月16日

15日、米5月小売売上高が発表され前月比は-1.3%で予想値である-0.8%を下回りました。要因としてはコロナワクチン接種が進行し、これまでのモノを買う生活から旅行などのサービスに支出が移っていることがあげられています。

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米 5月小売売上高

15日、米商務省が5月の小売売上高を発表しました。小売売上高とは百貨店やスーパーなどの小売・サービス業の月間売上高について、サンプル調査をベースにした景気関連の経済指標です。米国は世界で一位の消費大国で、個人消費がGDPの約7割を占めることから、米国の個人消費の動向を知る上で注目されるほか、米国の景気の良し悪しを占う上でも重要視されています。

5月の小売売上高は、前月比-1.3%となり、市場予想の-0.8%を下回る結果となりました。要因としては、新型コロナウイルスワクチンの接種が進む中、新型コロナ感染症の世界的大流行(パンデミック)の影響で制限されていた旅行やその他の活動が可能となり、消費がモノからサービスにシフトする動きがあげられます。小売売上高に含まれるサービス業のカテゴリーはレストラン・バーのみとなっており、大部分のサービス業の売上高は小売り売上高に含まれていません。

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ハイ・フリークエンシー・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ルビーラ・ファルキ氏は「モノ消費からサービス消費への移行に伴い、経済活動は減速したようだ」と指摘する一方で、「減速にもかかわらず、第2・四半期の売上高は力強いペースで増加している」とも述べています。

内訳では、自動車が3.7%減。依然として世界的な半導体不足により自動車の生産が妨げられており、自動車の供給が逼迫したことが影響しています。家電は3.4%減、家具も2.1%減少。スポーツ用品・娯楽なども減少傾向です。

建材は5.9%減。オンライン小売りは0.8%減。一方、衣料品が3.0%増加したほか、外食も1.8%増加しており、外食の前年比は70.6%増となっています。

自動車・ガソリン・建設資材・外食を除くコア小売売上高は0.7%減。4月は当初発表の1.5%減から0.4%減に上方改定されました。

米経済の約7割を占める個人消費は、第1・四半期に年率で+11.3%。第2・四半期も堅調な伸びが見込まれ、大半のエコノミストは第2・四半期のGDP成長率を2桁と予想しています。

キャピタル・エコノミクスのシニア米国担当エコノミスト、マイケル・ピアース氏は「4月のデータが大幅に上方改定されたため、第2・四半期の個人消費は年率10%増が見込まれる」と述べました。

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今回の発表におけるMT4

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米5月消費者物価指数発表 2008年以来の大幅な伸び率!

2021年06月11日

10日、米5月消費者物価指数(CPI)が発表され前年同月比は+5.0%で予想値(+4.7%)を上回り2008年以来の大幅な伸び率となりました。伸び率を押し上げた要因としては労働者賃金の上昇や中古車・トラックの物価上昇があげられています。

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米5月消費者物価指数

10日、米労働省が5月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。消費者物価指数とは、米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。また、国民の生活水準を示す指標のひとつで米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。

5月消費者物価指数の結果は前年同月比+5.0%(予想値+4.7%)となり2008年8月以来12年9か月ぶりの高い伸び率となりました。前月比では+0.6%で市場予想の+0.4%を上回ったものの、2009年6月以来の大幅な伸びだった前月の+0.8%からは鈍化しました。

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食品・エネルギーを除くコア指数は、前年比+3.8%で、1992年6月以来の高い伸びとなり、前月比では+0.7%となりました。

エコノミストの話によると「多くの投資家は今後成長が鈍化すると考えており、もし向こう3─6カ月で経済が予想以上に弱まっていることが確認されれば、たとえインフレ率が上振れしても問題にはならない」と指摘しています。

雇用は依然として2020年2月のピークを760万人下回っていますが、労働力確保に苦労していて、労働力確保のために労働者賃金を上げていて、こうした状況も物価の上昇につながる可能性があります。求人数は930万件となっていて、過去最高水準に膨らんでいる状況です。

賃金は前月比0.5%増と、底堅く伸びており、娯楽や外食・宿泊部門の伸びが目立ちました。

物価の内訳としては、中古車・トラックが+7.3%。その他、宿泊やレンタカー、家具、寝具、衣服などが値上がりしました。米労働省の説明によると、全体の前月比上昇分の約3割が中古車・トラックが占めているようです。

物価上昇の加速は金融政策に影響しないとみられており、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、物価の急上昇が一時的な現象となると繰り返し表明。FRBは昨年、政策金利をゼロ近辺に切り下げ、月々の債券購入を通して経済へ資金をつぎ込んでいます。物価上昇率がFRBの柔軟な平均インフレ目標である2%を長期間下回っていたことを相殺するために、しばらくは目標を超えることを容認する姿勢を示しているようです。

FRBが物価を判断する上で注目するコア個人消費支出(PCE)価格指数は4月に前年同月比3.1%上昇し、1992年7月以来の大幅な伸びとなりました。

ウエルズ・ファーゴ証券のシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は「物価上昇率はまだピークに達していないが、今四半期中に達するだろう。ただ既存の圧力を踏まえると前年比ベースの物価は21年を通して高止まりするとみる」と話しています。

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米5月雇用統計発表 雇用状況は大きく改善したがドル売り優勢の展開!

2021年06月07日

4日、米5月雇用統計が発表され失業率は5.8%、非農業部門雇用者数は55.9万人と先月より大きく労働状況は改善されましたが、為替相場は期待値が更に高かったためにドル売り優勢の展開となりました。労働参加率が依然として低かった背景には9月まで延長された失業給付の影響で職に就く事よりも給付金を得る事を選択している失業者が多いことが予想されているようです。

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米5月雇用統計

4日、米労働省が5月の雇用統計を発表しました。失業率は5.8%で先月の6.1%から改善し、市場予想の5.9%も上回りました。非農業部門雇用者数は55.9万人で先月の26.6万人(修正後27.8万人)から大きく上昇したものの、市場予想の65.0万人には届きませんでした。平均時給は前年比+2.0%で先月の0.3%(修正後0.4%)からこれも大きく上昇、市場予想の1.6%も超えました。この結果からみても新型コロナウイルスワクチン接種が広がり、景気回復が順調に進んでいることがうかがえます。

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市場アナリストによると非農業部門雇用者数の伸びが予想を下回ったことは、現在のコロナ禍の中で経済指標を正確に予想することが非常に難しいからだとしています。いずれにせよ大幅に雇用状況が改善していることは喜ばしいことだと述べています。

一方で労働参加率(生産年齢人口(16歳以上の人口)に占める労働力人口(就業者+失業者)の割合)は61.6%と依然として感染拡大前の63.3%を大きく下回っています。理由としては9月まで延長された失業給付の影響等もあり、職探しをするよりも失業給付を選択する失業者が多いことがあげられます。しかし、追加の失業給付が期限切れとなる9月上旬には労働市場に失業者が戻ってくる可能性は高く、労働参加率が上昇すれば、問題となっている労働力不足も徐々に解消され、非農業部門雇用者数も新型コロナウイルス感染のパンデミック前の水準に近づいていくことが想定されます。

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今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月雇用統計発表後の為替相場はドル円で110.1円あたりから109.4円あたりまで70pips程度いっきに下落しました(ドル売り)。その背景にあるのは雇用統計の内容的には良いものではありましたが3日に発表された5月ADP雇用統計の結果が+97.8万人(予想値+65.0万人)とあまりに良かったため、市場参加者の期待値のハードルが上がっていたからだと予想されます。

今回の大きな相場変動によって、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAにも影響が出て損失を出したものもありました。しかし今回の雇用統計については当社ウェブページ上ならびに当社が発行しているメルマガでも雇用統計発表前のポジションの手動決済とEAの一時稼働停止を推奨していましたので影響は限定的だったものと思われます。今週は10日のECB政策金利発表や米国の5月消費者物価指数の発表以外は目立った経済指標も発表されないため、落ち着いた相場の動きになることが予想されます。

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米国、5月ADP雇用統計発表、市場予想を大幅に超える!

2021年06月04日

3日、米5月ADP雇用統計が発表され、結果は+97.8万人と予想値の+65.0万人を大きく超える内容となりました。先に発表された新規失業保険受給件数も減少しており、あらためて米国の雇用状況が改善していることが顕著になりました。ADP雇用統計は4日に発表される米雇用統計の先行指標として見られており、ADP雇用統計の好結果から4日の米雇用統計も好結果が期待されます。

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米5月ADP雇用統計

3日、米5月ADP雇用統計が発表されました。ADP雇用統計は、米国の大手給与計算アウトソーシング会社であるADP社が算出・公表する民間部門の雇用者数に関する指標です。ADPは約50万社の顧客を対象に毎月雇用者数の動向を調査したもので、2006年から実施、発表されています。ADP雇用統計は、毎月の米雇用統計に先んじて公表されため、米雇用統計の項目の一つである「非農業部門雇用者数」の先行指標として注目される指標です。

今回発表された5月のADP雇用統計の結果は前月比+97.8万人(予想値+65.0万人)となり、4月の+65.4万人より縮小するとした市場予測を大きく上回りました。これは2020年6月以来の最大値となります。米国では最近、労働者不足が問題となっていますが雇用者数は順調な回復を見せていることになります。

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さて4日には米5月雇用統計が発表されます。先行指標である今回のADP雇用統計は順調な伸びを示しましたが、エコノミストは失業率は前月の6.1%から更に縮小して5.8%と予想しています。また非農業部門雇用者数は+67.4万人と前月の+26.6万人よりさらに伸びが拡大すると予想しているょうです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月ADP雇用統計の発表を受けて為替相場はドル買い優勢となりました。これは4月よりも増加数は減少するとされていた市場予想を大きく超えたことが好感されたようです。またまた当社がリリースするまたMT4用の自動売買ソフトであるEAへの影響ですが、今回の値動きで利益も出たものもあれば損失が出たものもあり各EAの特徴により損益が分かれた方になりました。

相場自体はボラティリティがありEAにとっては好条件が続いている状況です。

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米5月ISM製造業景況指数、予想を超える上昇!

2021年06月02日

1日、米国の5月ISM製造業景況指数が発表され、結果は61.2と予想値の60.9を超える内容となりました。内容的には需要は高まる一方で労働力と原材料の不足が顕著に現れ、商品の発注から納品までの時間は相当に長くなっていることがうかがわれるものとなりました。エコノミストによると、この状況が9月までに緩和されるとは予想していないようです。

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米国 5月ISM製造業景況指数

1日、米供給管理協会(ISM)が5月のISM製造業景況指数を発表しました。ISM製造業景況指数とは米供給管理協会(ISM)が製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査を実施して発表される景気転換の先行指標で注目度が非常に高い指標です。この指数が50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退を示しています。

今回発表された製造業景況指数は61.2(予想値60.9)と、前月の60.7から上昇しました。経済再開に伴う繰越需要が追い風となったことが上昇の要因です。しかし一方でここ最近の需要増で原材料や労働力不足が影響し、供給が追いついていないことも明らかになりました。

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内訳では、雇用が前月の55.1から50.9に低下し、昨年11月以来の水準にとどまり、新規受注は67.0と、前月の64.3から上昇。仕入価格は88.0と、前月の89.6から下落しました。また、入荷遅延は78.8と、前月の75から上昇し、1974年4月以来の高水準に達した。こららのデータからも受注(需要)は増え仕入れ価格はわずかに落ち着いてきたものの、労働力が不足し原材料の入荷遅延も増えてきていることが顕著に分かります。

ISMは、企業やサプライヤーが「高まる需要への対応で苦闘している」と指摘し、「記録的に長いリードタイム(商品の発注から納品までにかかる時間)や広範な主要原材料不足、商品価格の上昇、製品輸送を巡る厳しい状況が引き続き製造業のあらゆる分野に影響している」と述べました。さらに「圧倒的多数」の企業が採用を実施もしくは目指しているものの、「50%以上の企業が人材確保に苦しんでいる」とも述べています。

プランテ・モラン・フィナンシャル・アドバイザーズの最高投資責任者、ジム・ベアード氏は「堅調な需要は良い問題ではあるものの、製造業の対応能力を脅かしつつある」と述べた。

5月は家具、機械、輸送機器、コンピューター・電子製品など16業種において景況拡大が報告され、縮小は印刷関連の1業種のみでした。

コンピューター・電子製品分野の企業からは「需要は堅調だが、人材が確保できない」、食品・飲料・たばこ分野の企業からは「港での遅延が引き続き在庫水準を逼迫(ひっぱく)させている」との指摘が聞こえています。

金属加工製造分野の企業は「第4・四半期もしくはそれ以降まで」供給網の問題改善は見込めないとの見方を示しています。

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