米 7月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値 拡大傾向続く!

2021年07月24日

IHSマークイットが23日に7月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値を発表し、景気指数は59.7と拡大傾向が続いてはいますが、6月の63.7からは鈍化しています。鈍化の要因としては米経済の3分の2を占めるサービス業PMIが59.8と、6月の64.6から低下したことがあげられます。

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米7月総合購買担当者景気指数速報値

23日、IHSマークイットが7月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値を公表しました。結果は59.7と、景気指数は2カ月連続で拡大しています。第2・四半期は経済が力強く伸びた見込みですが、その後は供給網が混乱する中で経済活動が鈍化していることを示唆しているようです。

なお6月の米総合購買担当者景気指数は63.7でした。景気指数は50が景気拡大・縮小の節目となり50以下なら景気減退、50以上なら景気拡大となります。

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経済が新型コロナウイルスの世界的大流行によって大打撃を受けた後、経済活動が再開し、企業は現在、原材料と労働力の不足に直面しています。これが物価圧力を押し上げているとみられています。PMI統計は、経済成長が第2・四半期に大規模な景気刺激策を背景に加速後、減速するとのエコノミストの見方と一致しています。

内訳は、米経済の3分の2を占めるサービス業PMIが59.8と、6月の64.6から低下。5月に付けた過去最高値から一段と遠ざかっています。市場予想は64.8でした。事業活動の鈍化を報告した調査先の企業は、労働力不足や在庫確保が困難であることを指摘しており、一部の企業は販売価格が大幅に上がったことで顧客が購入を躊躇していると報告がありました。原材料と労働力の不足から生産費が上がる中、企業は価格上昇分を買い手に転嫁している様子がうかがえます。

ただ、仕入価格は7月に72.1と、6月の74.2から低下しており、物価上昇がピークに近づいている兆しはあるようです。

米経済の11.9%を占める製造業PMIは63.1と、過去最高値を付けており、サービス業活動が鈍化する一方、製造業は引き続き力強く伸びています。6月は62.1で、市場は7月は62.0まで低下すると予想していました。新規受注指数は上昇。雇用ペースが加速したにもかかわらず、製造業者は引き続き未完成品が積み上がっていると指摘しています。供給業者が依然として、期日通りに納品することに苦戦しているようです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値については市場予想の範囲内であり、為替相場への影響は限定的でした。また当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAには大きな影響はありませんでした。

最近の相場の状況として、重要指標発表時には相場が活性化しボラティリティも上がるものの、それ以外の時間帯では値動きが悪くなり、当社のリリースする無料EAも取引数が減少傾向にあります。

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米 パウエルFRB議長発言 インレ率は今後鈍化する可能性!

2021年07月15日

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は下院金融サービス委員会で開かれた公聴会で証言し、現在高い水準にあるインフレ率について、今後数ヶ月は同様の状態が続き、その後は鈍化する可能性が高いという趣旨の発言をしました。またテーパリング(量的緩和の縮小)についても発言し、近い将来に討議に入るとのことでした。

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米 パウエルFRB議長発言

14日、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は14日、下院金融委員会での証言で米経済の回復について、金融当局による大規模な資産購入の縮小を開始できるだけの進展はまだ見せていないと指摘しました。インフレ率については、向こう数カ月高い水準が続いた後、鈍化する可能性が高いとの認識を示しました。

パウエル議長は連邦公開市場委員会(FOMC)について、「委員会は6月の会合で、昨年12月に当局が資産購入に関するガイダンスを採用して以来、経済が当局の目標に向けてどのように進展しているかについて議論した」とし、「『一段と顕著な進展』の基準到達にはなお程遠いものの、進展は継続すると参加者はみている」と説明しました。

バーチャル形式で開かれた3時間に及ぶ公聴会でパウエル議長は民主、共和両党の議員から、物価上昇のほか、債券購入のテーパリング(量的緩和の縮小)に踏み切る基準に達したとどのように判断するか説明を求められました。

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証言の内容の要点は以下のようになります。

・米国内の住宅価格は大幅に上昇している。
・住宅市場の動向、これまでのところ無謀な融資によるものでない
・低金利が住宅価格押し上げ、個人の嗜好や原材料不足も要因
・FRB、9月初旬ごろにデジタル通貨に関する報告書を公表の見通し
・ステーブルコイン(法定通貨を裏付け資産とする仮想通貨)に対する適切な規制の枠組みが必要

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米FOMC議事要旨 景気回復はまだ達成されてないとの認識!

2021年07月08日

米連邦準備理事会(FRB)が7日に公表した6月15,16日両日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、金融政策担当者が米景気回復の「さらなる著しい進展」について、進展は継続する見通しではあるものの、おおむね「まだ達成されていない」との認識を示してたことが分りました。またインフレに関しては会合参加者の意見も分かれているようです。

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米FOMC議事要旨

7日、FOMC議事要旨が発表されました。今回の議事要旨は6月15,16に開いた会合の内容についてでしたが、この会合では資産購入のテーパリング(段階的縮小)を開始するための基準到達に向けた進展が続くと予想されてました。今回の議事要旨によると「委員会が定める『一段と顕著な進展』の基準にはまだ達していないと概して見なされていたが、参加者は進展が続くと予想した」と記述され、「資産購入のペース減速を開始するための条件は、以前の会合時に予想されていたよりも幾分か早く達成されるとの見通しを、幾人かの参加者は示した」としています。

6月の会合は、経済再開とともに物価上昇圧力が高まる中で、インフレリスクに対する金融当局の自信に変化が表れたことを示しています。特に議事要旨は、インフレの要因となっている労働不足と供給障害の解消にどの程度時間がかかるかについて、委員会が強い不透明感があると認識したことを示しています。

また「経済見通しを巡る不透明感は強まっており、労働市場とインフレの道筋について確固たる結論を導き出すのは時期尚早だ」と会合参加者の一部が強調しています。

住宅ローン担保証券(MBS)の購入についても議論されましたが、米国債よりもMBSを速いペースで縮小させるかどうかについては意見が分かれており、「幾人かの参加者は、住宅市場でのバリュエーションへの圧力を踏まえ、米国債よりもMBSの購入縮小を速いペースで進める、あるいはより早期に開始することの利点を指摘した」とした一方、「他の幾人かの参加者は米国債とMBSの購入を等しいペースで縮小させることを支持した」とされました。

当局者らはインフレ高進についても議論。速いペースでの経済再開に伴う一過性の要因が後退すれば「インフレは落ち着くと当局者は総じて予想した」ものの、「参加者の大多数は、インフレ予想に対するリスクは上方向に傾いたと判断した」と記されています。

また「サプライチェーン面での制約と原材料不足が来年にかけて物価に上向きの圧力をかけると、幾人かの参加者は予想した」としたほか、「幾人かの参加者は、経済再開の初期の数カ月においては不透明感があまりに強く、インフレ圧力がどの程度の期間続くかについて正確に判断することはできなかったと指摘した」と記されました。

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今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米FOMC議事要旨の発表は内容的にサプライズ的なものもなく、為替相場への影響は限定的で、当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAには大きな影響はありませんでした。

しかし先月から続く重要指標時に相場が乱高下するような傾向はまだ続いていると見ています。当社のEAをご使用の方は発表前の事前ポジション決済やEAの稼働停止をおすすめいたします。

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米 6月ISM非製造業景況指数は予想値下回る!

2021年07月07日

6日に発表された米6月ISM非製造業景況指数は60.1となり予想の63.5を下回る結果となりました。この結果の大きな要因としてあげられるのは、ここ最近問題となっている新規雇用の低迷です。しかしその他の部門の指数はおおむね好調を維持しており、特に仕入れ価格が前月よりも良化していることが市場に安心感を与えています。

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米 6月ISM非製造業景況指数

6日、米供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が6月の非製造業景況指数を発表しました。ISM非製造業景況指数とは、米供給管理協会(ISM)が、非製造業約370社の購買担当役員にアンケート調査を実施して発表され、景気転換の先行指標となります。生産、新規受注、在庫、雇用のデータを前月と比較して、「良い」「同じ」「悪い」の三者択一の回答を元に、季節調整を加えた景気動向指数を作成します。米経済の構造上、サービス産業の比重が増しているので、重要性の高い指標です。

今回発表されたISM非製造業景況指数は60.1となり予想値(63.5)および前月(64.0)を下回る結果となり拡大ペースが鈍化しました。雇用の指数が縮小に転じて、雇用主が人材の確保に苦戦していることを反映した結果です。

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以下が今回のISM非製造業景況指数の詳細です()は前回発表値

総合   60.1(64.0)
事業活動 

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米6月雇用統計 非農業部門就業者数が大幅な伸び!

2021年07月04日

2日に米6月雇用統計が発表され失業率は5.9%となり予想の5.7%に反し悪化しましたが、非農業部門就業者数は+85.0万人で予想値の+70.0万人を大きく上回る結果となり、先月の+58.3万人も大きく超えました。また平均時給は前月比+0.3%(予想値+0.4%)、前年同月比+3.6%(予想値+3.7%)といずれも予想を下回る結果となりました。

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米 6月雇用統計

2日、米労働省が6月の雇用統計を発表しました。米雇用統計とは、米国労働省が毎月発表する、米国の雇用情勢を調べた景気に関係の深いの経済指標の事で、個人所得や個人消費などにも関係し、また今後の景気動向にも大きな影響を与えます。この統計の中でも「非農業部門就業者数」と「失業率」の2項目が特に注目されていて、FOMC(連邦公開市場委員会)の金融政策の決定にも大きな影響を与えると言われています。雇用統計はFXにおける、最大の経済指標と言われています。

今回発表された米雇用統計で失業率は5.9%と、予想(5.7%)に反し上昇、前月の失業率5.8%よりも悪化しました。非農業部門雇用者数は前月比+85万人となり伸びは5月+58.3万人から予想以上に拡大し昨年8月来で最大を記録しました。非農業部門雇用者数が85万人増加したことは、米連邦準備理事会(FRB)にとって政策を変更する上で一歩前進といえますが、統計の中身を見ると内容にばらつきがあり、FRBは今後の対応を巡って難しい判断を迫られる可能性もあります。

平均時給は前月比+0.3%と、伸びは前月から縮小。3月来で低水準の伸び。前年比では+3.6%と、前月+1.9%から伸びが拡大し、3月来で最大の伸びとなりました。労働参加率は61.6%と、上昇予想に反し5月と同水準を維持した結果となりました。

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FRBが昨年12月、最大雇用や物価安定に向け「実質的な一段の進展」が見られるまでテーパリング(量的緩和の縮小)は行わないと表明してから、雇用者数は約330万人増加し、新型コロナウイルス禍で失われた分の3分の1相当を取り戻しました。なお約670万人の雇用が不足しているとはいえ、好調な経済成長や記録的な求人件数を追い風に、雇用者数は今後もさらに増える見通しです。

FRBはコロナ感染の緩和に伴い、テーパリングの方法や時期に関する議論を開始しており、秋にかけて発表される指標は、経済再開に絡む問題がどの程度解消されるのか判断する手掛かりになります。経済は着実に進展してはいるがばらつきもあり、家計が隔離期間中にため込んだお金を使い、供給業者がそれに追いつくのに苦労する中、物価は上昇。最近までは雇用の回復が停滞する局面もありました。

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今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回発表された米6月雇用統計で相場は上下に乱高下する場面が見受けられました。当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトでああるEAにも影響を受けたものがありましたが、当社から事前にメルマガやウェブニュースで発表前のポジションの事前決済およびEAの稼働停止を呼びかけておりましたので、影響は限定的だったかと思います。

引き続き現在の相場は重要指標時に相場が乱高下するような傾向は続いておりますので、当社のEAをご使用の方は発表前の事前ポジション決済やEAの稼働停止をおすすめいたします。

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