米供給管理協会(ISM)が5日に発表したISM非製造業景況指数は61.9(予想値:60.0)となり前月の61.7を上回りました。新型コロナの影響は残るものの外食や旅行などのサービス支出が好調であるようです。一方で原材料不足、人材不足の状況は続いているようです。
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9月ISM非製造業景況指数
5日、9月のISM非製造業景況指数を発表しました。ISM非製造業景況指数とは、米供給管理協会(ISM:Institute for Supply Management)が、非製造業約370社の購買担当役員にアンケート調査を実施して発表される、景気転換の先行指標といわれています。生産、新規受注、在庫、雇用などを1ヶ月前と比較して、「良い」「同じ」「悪い」の三者択一の回答を元に、季節調整を加えた景気動向指数を作成します。米経済の構造上、サービス産業の比重が増しているので、重要性の高い指標です。
今回のISM非製造業景況指数の結果は61.9と前月の61.7から上昇し、市場予想の60.0も上回りました。この結果からサプライチェーン(供給網)の混乱や人員不足が深刻化するなかでもサービス業の経済活動は高い水準を維持していることや、個別項目では将来の売上高となる新規受注が改善するなど、需要が引き続き堅調なことも分かりました。
今回の結果は新型コロナウイルスのデルタ変異株の脅威はなくなっていないものの、感染拡大のペースは衰え、外食や旅行といったサービスへの支出に対する安心感を強めたことを示唆してます。一方で困難な人員確保やロジスティクス関連の問題は継続しており、在庫不足の状態は続いています。在庫水準の指数はここ1年余りで最低となり、受注残の指数は上昇しました。
ISM非製造業景況調査委員会のアンソニー・ニエベス委員長は、9月の指数上昇で「サービス部門の力強い拡大期が継続した」ものの、「労働資源やロジスティクス、資材を巡る課題はなおあり、供給の継続性に影響している」と指摘しました。
部門別の結果は以下のとおりです
景況指数:62.3
仕入価格:77.5