2日、米供給管理協会(ISM)は4月の製造業総合景況指数を発表し、結果は55.4(市場予想57.6)と予想外の低下になりました。これは2020年5月以来の低水準となります。原因としては厳しい制限措置を伴う中国の新型コロナウイルス対策により、根強い供給制約問題が悪化し、それが製造業に影響したものと見られています。
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米ISM製造業景気指数
米供給管理協会(ISM)が2日に発表した4月の製造業総合景況指数は市場予想の57.6に対して55.4と予想外に低下し前月の57.1も大きく下回り2020年5月以来の低水準となりました。これで2か月連続の低下で、新規受注と生産、雇用の拡大がそれぞれ減速したかたちです。
ISM製造業景気用指数とは米供給管理協会(ISM)が製造業約350社の仕入れ担当役員にアンケート調査を実施して発表される指標です。景気転換の先行指標と言われているように、非常に早い段階で発表される事から注目度が非常に高い指標です。この指数が50%を超えれば景気拡大、下回ると景気後退を示しています。
今回のISM製造業景況指数は厳しい制限措置を伴う中国の新型コロナウイルス対策により、根強い供給制約問題が悪化し、それが製造業に影響したことを統計は浮き彫りにしました。新規受注と生産の指数は拡大圏にはとどまったものの、いずれも低水準となっています。
内容的には4月は17業種が活動の拡大を報告。衣料や機械、プラスチックで拡大が目立ちました。新規受注指数は前月の53.8から53.5へやや低下しました。入荷遅延の指数は前月の65.4から67.2に上昇し5カ月ぶりの高水準。輸送面のボトルネックや遅延が引き続き製造現場で問題となり、納期が遅れていることを示しています。
ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で「米国の製造業はなおも需要主導型で、サプライチェーンの制約を受けた環境にある」と指摘。「4月は、労働力不足の解消に向けた進展がサプライチェーンの全階層で鈍化した」と分析しました。
仕入れ価格指数は84.6と前月の87.1からはやや低下したが、引き続き非常に高い水準。雇用の指数は前月の56.3から50.9に低下。7カ月ぶりの低水準となりますが、米国の求人件数は2月末に1130万人とほぼ過去最高に達しており、雇用指数の低下は採用難を反映しているとみられています。
このほか、需給のミスマッチがやや解消に向かったことも示されています。受注残の指数は56と前月の60から低下し2か月連続の低下。顧客在庫の指数は上昇し2020年12月以来の高水準となっていますが過去データとの比較ではなおも低いレベルではあります。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
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