3月対米証券投資統計 米資産売却がすすむ!

2022年05月17日

16日米商務省が発表した3月の対米証券投資統計は1492億ドル、短期債を除いたものが231億ドルといずれも前回から縮小しました。日本の米国債保有高も低水準になってきており、原因として円安による利益確定の米資産売却があげられております。

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3月対米証券投資

米財務省は16日に3月の対米証券投資統計を発表し前回の1626億ドルに対し1492億ドル、短期債を除いたものも前回の1417億ドルに対し231億ドルに縮小しました。また、日本の米国債保有が2年以上ぶりの低水準に落ち込んでいることが確認できました。対ドルで円安が急激に進んだことから、日本の投資家の間で年度末に向けて米国資産を売却して利益を確定する動きが広がっている模様です。

米財務省が発表する対米証券投資とは、海外から米国の証券(株式、国債、社債など)への投資で流入した資金の量を表します。経常収支との比較が必要になりますが、通常は数値が上がることでドルは買われやすくなります。

内容をみてみると、日本の米国債保有は740億ドル減の1兆2320億ドルで、2020年1月以来の低水準となりましたが海外勢の保有額で首位を維持しております。日本円は3月に対ドルで5.5%下落しました。

海外投資家の米国債保有は7兆6130億ドルと、前月の7兆7100億ドルからわずかに減少し、昨年9月以来の低水準となりました。2位の中国も18年12月以来の低水準となる1兆0390億ドルに保有が減少しています。

米国債への海外からの純流入額は487億9500万ドルで、753億3000万ドルから減少しました。純流入は5カ月連続となっています。

米社債への流入額は203億ドルから333億8000万ドルに増加し、21年3月以来の高水準を記録しています。

一方、米国株は943億3800万ドルの流出で、流出額は少なくとも1978年1月の統計開始以来最大となりました。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の3月対米証券投資の発表はMT4のチャートで確認しても目立った反応はありませんでした。当社がリリースしている無料MT4

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パウエルFRB議長の再任が決定 今後はインフレ抑制に手腕が問われる!

2022年05月16日

12日、米上院はパウエルFRB議長の再任を承認しました。新型コロナウイルスのパンデミックへの対応が評価された形になります。バイデン大統領がパウエル氏の再任を表明してから半年かかり、ようやく承認された形になります。アメリカの現状のインフレ抑制に手腕が問われる2期目となりそうです。

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FRBパウエル議長再任

米上院は12日に米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の再任を賛成多数で承認しました。パウエル氏は新型コロナウイルスのパンデミックに対する対応が評価され、賛成80、反対19の圧倒的多数で再任が決まりました。現在米国のインフレ率は深刻な状態にあり、景気を悪化させずにインフレを抑えるという難しい対応に期待が集まっています。

バイデン大統領は今回のパウエル氏の再任に対して「上院によるパウエル議長再任の承認はインフレ抑制という自身のプランを一歩前進させる」と指摘。また「インフレ抑制は国内の最優先課題だが、それを実現するのは主にFRBの役割」との見解を示しました。

パウエル議長の1期目は、新型コロナウイルスによるパンデミックで引き起こされた危機のほか、短期間ではあったものの景気後退への対応を迫られました。今後は急激な金融引き締めの実施が迫られる可能性があります。

FRBは3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げに着手し、今月の会合で22年ぶりの大幅引き締めとなる0.50%ポイントの利上げを決定し、さらに約9兆ドルに膨れ上がっているバランスシートの圧縮も6月に開始するとしました。

なおパウエル氏の再任は、バイデン大統領が再任を表明してから約半年後にようやく承認されました。バイデン大統領が指名したFRB首脳候補4人目の承認となっています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のパウエル氏のFRB議長承認は相場に折り込み済みだったため目立った反応はありませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られていません。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。ユーロドル相場についても3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇がみられMT4

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5月ミシガン大学消費者態度指数(速報値) 予想を大きく下回る!

2022年05月14日

13日、米ミシガン大学が発表した5月の消費者態度指数(速報値)は59.1(市場予想64.0)となり、予想外の低下となりました。また前月の65.2からも大幅に低下しており、高いインフレの影響から景況感が冷え込んでいることが分かります。

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5月ミシガン大学消費者態度指数

米ミシガン大学は13日に5月の消費者態度指数の速報値を発表し結果は59.1で、市場予想の64.0を下回り、前月の65.2からも大幅に下がりました。2カ月ぶりの低下で、2011年8月以来10年9カ月ぶりの低水準となています。同指数は前月にやや上向いたものの、21年夏以降、下降傾向が続いており、高インフレの持続で景況感が冷え込んでいることがみてとれます。

ミシガン大学消費者態度指数とはミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが実施する消費者のマインド調査を指数化したもので、速報は300人、確報は500人を対象に調査を行ってます。数値が高いと、消費者の購買意欲の高まりから景気向上とされドルは買われやすくなります。

内容としては「現在の景況」が63.6で前月から5.8ポイント低下。「今後の見通し」が56.3で同6.2ポイント低下しています。調査担当者によると、景況感の悪化は、広範囲の所得・年齢層、党派におよんでいます。高インフレが理由で耐久財を買い時とみる人は、1978年以降の調査で最低に落ち込みました。

なお4月の消費者物価指数は前年同月比で8.3%上昇し、3月からわずかに低下したものの歴史的高水準が続いています。ガソリンだけでなく家賃、食品、日用品などが全般に値上がりしており、消費者は懸念を強めている状況です。

ただし、1年後の予想インフレ率は5.4%、5年後は3.0%で、いずれも前月と変わっておらず、いぜんとして楽観的な見方であることがうかがえます。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のFOMC発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、発表後に20pipsぐらいの範囲で上下にドル円レートが動きましたが、それほど目立ったものではありませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。ユーロドル相場についても3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇がみられMT4

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米4月消費者物価指数(CPI) 予想を上回るが低下傾向!

2022年05月13日

11日、米労働省が発表した消費者物価指数(CPI)は前年同月比で+8.3%(市場予想+8.1%)。コア指数は前年同月比で+6.2%(市場予想+6.0%)といずれも予想を上回る上昇となりました。前月はCPIが+8.5%、コアCPIが+6.5%でしたので、わずかに低下はしていますが、FRBが目標とする+2.0%にはほど遠く、FRBの金融引き締め姿勢に影響を与えるものではありません。

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米4月消費者物価指数

米労働省は11日に4月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。前年同月比で+8.3%となり市場予想の+8.1%を超える予想外の伸びでした。また変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は+6.2%、こちらも市場予想の+6.0%を超えました。しかし前月はCPIが+8.5%、コア指数が+6.5%でしたので共に8カ月ぶりに減速したかたちです。前月比でみるとCPIは+0.3%(市場予想0.2%、前月+1.2%)、コア指数は+0.6%(市場予想+0.4%、前月+0.3%)となっております。

消費者物価指数(CPI)とは、米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。CPIコア指数とは消費者物価指数のうち、価格変動の激しいエネルギー価格や食品価格を取り除いたものです。

品目別に前年同月比で見ると、食料品が+9.4%(前月+8.8%)と伸びが加速、特に家庭用食品が+10.8%(前月+10.0%)と引き続き伸びが高くなっています。ガソリンは+43.6%(前月+48.0%)と伸びが鈍化、前月比でも-6.1%となっており、ウクライナ情勢緊迫化による前月の急上昇の反動で大きく減速しました。財の分野では中古車が+22.7%と伸びが鈍化、前月比でも-0.4%となっておりますが、新車は+13.2%、前月比では+1.1%上昇と伸びが加速しています。財全体では前年同月比+9.7%で前月の+11.7%より伸びが鈍化しています。サービスの分野は+4.9%で、物価全体で3割程のウエートを占める住居費が+5.1%(前月+5.0%)と伸びがわずかに加速しました。航空運賃は+33.3%で、前月に引き続き大きく伸びています。

4月の前年同月比の伸びは鈍化していますが、これは2021年4月以降から物価が急上昇したことによって比較される前年同月の土台が高くなっている影響が大きいとみられます。前月比ではCPIは、ガソリンなどエネルギー価格が4月は急減した影響から、+0.3%と鈍化したものの、5月に入りガソリン価格は再び上昇しており、5月11日時点の1ガロン(約3.8リットル)当たりのレギュラーガソリンは4.4ドルと過去最高を記録するなど、5月も今回の鈍化傾向が続くかは不透明です。加えて、食料品・エネルギーを除くコア指数の前月比は+0.6%と伸びが加速しており、これはウエートの大きい住宅費の高止まりの寄与が大きくなっています。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め姿勢の転換により、年初に3%前半だった住宅ローン金利(30年固定)は5%半ばまで上昇、1~3月期の住宅ローン組成額は前期比-17%と急減していて、住宅価格には下落圧力がかかるが、住宅費への反映にはラグがあります。今回の伸び率鈍化により物価上昇はピークを打ったと期待されていますが、物価目標の2%には程遠く、今回結果はFRBの引き締め姿勢に影響を与えるほどではないようです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のFOMC発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、発表前に129.9円付近だったドル円レートは30分後に130.8円付近まで上昇し、その後徐々に値を戻しまた130円を割り込みました。当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。ユーロドル相場についても3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇がみられMT4 EAにとっては良い相場になりつつあります。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4

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FOMC政策金利発表 2000年以来となる0.5%の大幅利上げ!

2022年05月05日

4日、FOMC政策金利が発表され、市場の予想通り2020年以来の0.5%の大幅利上げとなりました。発表後の声明で今後のFOMCでも0.5%での利上げが示唆されておりますが、一方で1994年以来となる0.75%の利上げに対しては積極的な検討はされていないようです。

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米FOMC政策金利

米連邦公開市場委員会(FOMC)は4日、0.5%の利上げを決めました。これは2000年以来となります。また次のFOMCでも同幅での利上げを継続することを示唆しており、高インフレの抑制を目指し、過去数十年で最も積極的な引き締め策を講じる予定です。また米連邦準備制度理事会(FRB)が保有する米国債と住宅ローン担保証券(MBS)の縮小を6月に開始し、縮小額はまず月475億ドル(約6兆1700億円)とし、その後3カ月かけて950億ドルにしていく予定です。

FOMCとは米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)が定期的に開く、金融政策の最高意思決定会合で、6週間毎の火曜日に年8回開催され、その他にも金融危機などの際には必要に応じて随時開催されます。メンバーは12人からなり、FRBの7人の理事とニューヨーク連銀の総裁は常任委員で、残りの4人は地区連銀総裁が持ち回りします。世界経済の中心である米国金融の最高意思決定会合の為、米国のみならず各国の金利や政策方針などにも大影響を与える重要な指標と言えます。

パウエルFRB議長は会合後の記者会見で、「インフレはずいぶんと高過ぎる。それがもたらしている困難をわれわれは理解しており、インフレを押し下げるべく迅速に行動している」と説明。「委員会では次の2会合において0.5ポイントの追加利上げを議題にすべきだとの認識が広く見られる」と付け加えました。一方でさらに大幅な0.75ポイントの利上げについては、「委員会は積極的に検討していない」としています。

市場では、FOMCが6月会合でさらに大幅な0.75ポイントの利上げに踏み切るとの見方が強まっており、実際にそうなった場合、1994年以来の大幅利上げとなります。しかし当局者らはこれまでのところ、0.75ポイントの利上げについては積極的検討していないことが分かりました。ただ一部の当局者はここ数週間に、年末までにFF金利を「迅速に」2.5%程度とすることを支持する考えを表明しています。2.5%の金利は米経済を加速も減速もさせないほぼ「中立」の水準と捉えられています。

パウエル議長は会見で、金利を抑制的な水準にする必要があるとFOMCがいずれ判断することは「確実にあり得る」とし、「より高い金利が必要になった場合は、ちゅうちょせずに利上げを実施する」と言明しました。

声明では、「金融政策スタンスを適切に引き締めることで、委員会はインフレが目標の2%に戻り、労働市場は強さを維持すると期待している」と改めて表明。また前回と同様に「誘導目標レンジの継続的な引き上げが適切になると見込む」との文言も盛り込まれました。

8兆9000億ドル規模のバランスシートについては、6月1日から米国債を月300億ドル、MBSを同175億ドルの規模で縮小を開始。その後3カ月かけて縮小額をそれぞれ600億ドルと350億ドルにしていく予定です。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のFOMC発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、発表前に130.3円付近だったドル円レートは25分後に128.6円付近まで下落し、その後徐々に値を戻し129円を回復した模様です。当社がリリースしている無料MT4

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