50pips前後と極狭のボラティリティ

2014年01月25日

1/20~1/24の週は特別重要な指標発表が予定されていなかったため、1/22まではほとんど値が動かず、ユーロドルの日足ベースの平均ボラティリティも50pips前後という極狭の結果でした。

しかし1/23に発表された、中国1月HSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が昨年の8/1以来の50割れを見せたことで、相場は一転してリスク回避の動きが大きくなりました。

まずは中国経済との関わりが強い豪ドルが売られ、それにつられてドル円、クロス円が円高方向に進行。

さらに同日に発表された、フランス、ドイツ両国の景気指数(PMI)が良好だったことがあり、ユーロ買いも進行しました。

結果的に1/23のユーロドルのボラティリティは170pips近くまで拡大しました。

このボラティリティの拡大は瞬間的に大きく動くようなものでなく、それなりに時間をかけ値を上げていくパターンだったため、無料配布EAにとっては良い相場になったようです。

特にProto7は1/23、1/24の両日で250pipsを超える利益を計上することができました。

この動きが今後どうなるかは分かりませんが、しばらく安定しているように見えた世界経済の動きのバランスが、少し崩れてきているような感もあります。

週末にはアルゼンチンの国債デフォルト懸念の再発を発端とした、新興国市場懸念が強まっているようで、今後は市場の動向に注意が必要になりそうです。

来週は1/29の28:00に発表されるFOMCに注目が集まるでしょう。

市場ではテーパリング(緩和縮小)が延期されるのではないかという見方まで出ているようです。

詳細については、またこちらのブログで報告します。

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リスク回避のための移動平均線

2014年01月22日

前回の移動平均線の使い方で100本移動平均線を使用してトレンドの方向と強さの見方をお話しました。

しかし100本移動平均線ではトレンドの方向と強さは判断することは可能ですが、高値づかみ(底値づかみ)のリスクを回避できないのが難点です。

そこで、別の移動平均線を利用して、このリスクをできるだけ回避する必要があります。

ではまず下のチャートをご覧下さい。

MA5-1

100本移動平均線を一気に下抜けし、強いダウントレンドが出ています。

しかしほどなくして、トレンドは終了しだらだらした持合いに変化しています。

こういった場面では、どこが底値なのか判断する必要がありますが、このチャートを見る限り判断する材料がありません。

それでは次のチャートを見てみましょう。

MA5-②

黄色の新しい移動平均線が出てきました。

これは5本単純移動平均線です。

ご覧になって分かるように、トレンドの勢いがあるうちは、ローソク足の実体(始値と終値で囲まれたボックス部分)がこの5本移動平均線を上抜けすることはありません。

しかし一旦ローソク足の実体部分がこれを上抜けてしまうと、トレンドの勢いが失われているのがお分かりでしょう。

上のチャートでは黄色の矢印、赤丸で囲った部分です。

つまり強いトレンドが出ていた場合、エントリーは5本移動平均線を上抜け(下抜け)したらエントリーしてはいけないということです。

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米国市場休場日でボラティリティ低下に注意

2014年01月20日

先日も申し上げたとおり、今日は米国市場が休場になります。

米国市場の休場日はNY時間のボラティリティが極めて小さくなります。

相場参加者も少なくなるため、イレギュラーな値動きが多発します。

インジケーターによる規則的な値動きを取引手法にしているEAにとって、こういった相場は大の苦手です。

発注量を少なく調整するか、EAの稼動を停止するなどの対策をしておくことをおすすめします。

実際にここ数ヶ月、無料配布EAの中には米国の休場日に損失を出しているEAがいくつかあります。

前もって対策を施し、無駄な損失を出さないようにしましょう。

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2014年1月20日の週の相場展望

2014年01月18日

先日お話したとおり、今週は相場を大きく動かすような指標発表がなかったため、比較的安定した相場になりました。

ユーロドル、ドル円ともに一気に相場を動かした時間帯はなく、最大でも50pips程度の動きで収まりました。

全体的なボラティリティも小さかったですが、配布中の無料EAはそれなりにエントリー数も多く、成績もまぁまぁ良い結果でした。

さて来週ですが、来週は今週にも増して相場を動かすような要因に乏しい週になりそうです。

まず、1/20(月)はアメリカが休日になりますので、ほとんど相場は動かないでしょう。

ボラティリティが極端に低下する可能性がありますので要注意です。

経済指標は特別に重要なものはありません。

あえてあげるなら、1/22(水)に日銀金融政策決定会合の決定内容発表と黒田日銀総裁の定例記者会見があります。

相場を大きく動かすようなサプライズ発言が出るとは思えませんが、気になる方はポジション調整やEAの稼動停止の対策をとってください。

また、同日の18:30にはイギリスの雇用統計が発表されます。

ポンドドルやポンドクロスの取引をされる場合は注意してください。

無料配布EAの中では、Triple Tac Forexがボンドドルを対象にしています。

それでは来週も良い取引ができるように頑張りましょう!!

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移動平均線の使い方

2014年01月17日

前回の記事で、最強のインジケーターは移動平均線というお話をしました。

「なんだ移動平均線か~」とがっかりされた方も多かったでしょう。

しかし、移動平均線は本当に使い方によっては最強のインジケーターになりうるのです。

MT4の自動売買で使用するEAでも、私の知る限り80~90%のEAで移動平均線は使用されています。

ただその使われ方は様々で、トレンドの判断のほか、エントリー判断、イグジット判断にも使われてるようです。

使用方法が幅広いのも移動平均線の長所でしょう。

さて、今回からは移動平均線の使い方について少しずつ踏み込んでいきたいと思います。

まずは移動平均線の中でも一番シンプルな単純移動平均線です。

インジケーターの中で最もメジャーなものですから、使われている方も多いでしょう。

問題は、「どういう使い方をするか」「何本移動平均線を使うか」です。

どういう使い方をするかについては、まずは「トレンドの方向と勢いを見る」使い方について説明します。

こういった使い方に向いているのは「100本移動平均線」などの長い足の移動平均線です。

本数については、それほど神経質になる必要はありません。

別に120本移動平均線でも150本でも200本でも構いません。

ではまず次のチャートをご覧下さい。

100本移動平均線①

赤いラインが100本単純移動平均線です。

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