ギリシャが正式に支援延長要請を発表

2015年02月20日

昨日は初めてのECB理事会議事要旨が公表されました。

内容的にはとくに目立ったものもなく、初めての公表であったため市場の反応は薄かったようです。

今後の公表に関してはユーロ圏の経済政策を知る手がかりになるでしょうから、しっかり内容を把握していく必要がありそうです。

さて、昨夜ギリシャが正式に支援延長要請をユーログループに行いました。

これに対してドイツがギリシャ側の解決策は本質的なものではないと、即座に支援延長を拒否。

再度、本日2/20の23:00からのユーロ圏財務相会合で協議されます。

この協議が最後となりますので、非常に注目度は高いです。

ギリシャ側は、譲歩の姿勢を見せているようですし、ギリシャも他の債権国もギリシャのユーロ離脱は望んでいないことから、市場は楽観ムードがあるようです。

しかし、相場の動きは敏感になりそうですし、一時的にユーロを中心に大きな変動があるかもしれません。

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ドラギECB総裁「来年1月から政策委員会の議事録公表を開始する」と発表

2015年02月19日

日本時間2/19 4:00に公表されたFOMC議事録の内容は、時期尚早の利上げに慎重姿勢を示す委員が多く、市場の期待に反する内容でした。

この公表を受けて、ドルは大きく売られる結果になりました。

ただし、利上げの行方については2/25 24:00に予定されているイエレンFRB議長の発言が大きな鍵を握りそうです。

ここ最近の米指標の内容は悪い結果が多く、イエレン発言も利上げに慎重になる可能性が大きくなっています。

国内では、先日日銀関係者が更なる追加緩和は逆効果との発言があったとの報道が流れましたが、黒田日銀総裁はこれを否定しました。

しかし市場では政府、日銀は追加緩和には消極的との見方が強まっていて、これも円売りの重石になっている状況です。

さて昨年の7月、ドラギECB総裁が「来年1月から政策委員会の議事録公表を開始する」と発表しました。

本日21:30に発表されるECB理事会議事要旨公表がその第1回目になります。

今までECBは議事録を非公表としていたため、市場はECBの決定に予測がつきづらく、ある日突然のサプライズ発言というものが多くありました。

これからは他国の主要中銀のように議事要旨が公表されることになりますので、市場もECBの動向が予測しやすく、トレーディングがやりやすくなることでしょう。

今回の議事録公表では1/22に行われた追加緩和に対してどのような過程で決定がなされたのかを知ることができるかもしれません。

またギリシャ問題などに対しての協議の有無なども確認できる可能性もあります。

公表は初めてのことなので、市場に与える影響は未知数です。

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本日はFOMC議事録公表。ユーロの動き注意

2015年02月18日

本日は28:00(2/19 4:00)にFOMC議事録公表があります。

もちろん相場を大きく動かす可能性がありますので、注意が必要です。

その他にも、本日はユーロの動きにも注意が必要です。

2/16にもたれたギリシャへの融資延長に関する協議ではお互いに歩み寄りが行われず決裂し48時間以内にギリシャ側に回答を促すこととなりました。

その結果ユーロは大きく売られ、ギリシャのユーロ離脱の可能性もささやかれる結果になりました。

その後、昨日になるとギリシャのチプラス首相が18日に融資合意の延長を要請する計画との声が聞かれると、市場には安心感がもたれ、一転してユーロが買われる展開になりました。

ただし、チプラス首相は債務問題を巡ってはユーロ圏とは妥協しないとの考えを改めて表明しました。

これはチプラス首相が緊縮財政は行わないとの公約のすえに首相の座についたのですから、こう言わざるを得ないでしょう。

ユーロ側としてはギリシャだけを特別扱いして債務減免を行うことは難しく、お互いの情勢はまだまだ安心できるものではありません。

本日18日にどういう結果が出るかは分かりませんが、内容次第ではユーロを中心に大きく相場が動く可能性もあります。

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2015年2月は上下動の激しい相場展開

2015年02月16日

先週はギリシャ協議、ウクライナ停戦問題、日銀関係者発言などで上下動の激しい相場になりました。

アメリカの指標内容もあまり良くなく、一時120円を超えたドル円レートも、瞬間的なものに終わり、結局は118円台で週末の取引を終えました。

今週はアメリカの経済指標的にはそれほど大物の発表はありませんが、建設関連の指標発表が多くあります。

ここで予想を上回るほどの悪化した数値が発表されると、さらにドル売り圧力が強まる可能性がありそうです。

それ以上に今週は要人発言に注意が必要でしょう。

特に2/18は黒田日銀総裁発言、英中銀金融政策委員会議事要旨、FOMC議事要旨と重要な発言が多くあります。

要人発言は少しでも市場予想と異なるような発言があると、瞬間的に大きく相場を動かします。

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市場は混沌、相場の方向性が見えない状況

2015年02月12日

現在、G20、原油安、ウクライナ問題、ギリシャ問題と市場に大きな影響を与えるような材料が数多くあります。

このそれぞれに関してハッキリとした方向性が見えてこない状況です。

まずは昨日幕を閉じたG20ですが、ルー財務長官は通貨安誘導の発言には苦言を述べましたが、各中銀の金融刺激策を指示し、結果的な通貨安には寛容な姿勢を見せました。

米ダラス連銀総裁からも、早期の利上げが賢明との発言。

FOMCの対応が待たれます。

原油価格は一時底をうち買い戻しが優勢でしたが、ここにきて再度50ドルを割ってきました。

本日早朝に発表された米週間石油在庫は予想以上に増加、供給過剰が懸念される状況です。

ウクライナ問題は、ウクライナが停戦合意を再確認との情報もありましたが、現在のところハッキリとした声明は出ていません。

ギリシャに関しては、一時今月終了する救援プログラムが延長で合意との報道があり、一気にユーロが買われましたが、どうやらこれはガセだったようで、その後ユーログループ議長の会見では延長には合意してないとの発表があり、情報が混沌としている状況です。

次回の協議は16日にもたれる予定です。

こういった複数の材料が複雑にからみあい、為替以上では方向がつかめないような動きが続いています。

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もちろん今後も大きな相場の動きが予想される際には、いつも申し上げているようにEAの稼動停止や、ポジションの整理、発注量の調整などの必要が出てまいります。

こちらのブログでも、随時お伝えしてまいりますが、使用者様に関してはご自身で危険性を感じた場合は、そういったリスク回避をおこなっていただくことをおすすめいたします。

本日は、19:30よりカーニー英中銀総裁の発言、22:30より米1月小売売上高及び新規失業保険申請件数の発表があります。

どれも市場に大きな影響を与えるものではありませんが、最近は要人発言でサプライズが飛び出す傾向がありますので、ポンドがらみのトレードは要注意です。

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