2015年3月のADP雇用統計が間もなく発表

2015年03月04日

本日22:15に、2月ADP雇用統計の発表が予定されています。

ここ最近はアメリカの利上げ時期に関して、雇用改善を示唆するデータが注目されています。

通常はADP雇用統計は、最重要視されるような指標ではありませんが、今は市場が敏感に反応する可能性もあります。

ただし雇用に関する本格的な指標はやはり3/6のアメリカ雇用統計です。

ですので、よっぽどのサプライズな結果が発表されないかぎり、直近の高値安値を抜けるような動きにならないでしょう。

当サイトのMT4 EAをご使用の方々で急激な値動きがご心配な方は、いつもどおりEAの稼動停止やポジション調整などを行ってください。

またユーロに関しても、本日19:00過ぎにEU裁判所が決済機関をめぐる英国の主張を認めECBに勝訴したとの報道が流れ、一気にユーロ売りが進みましたが、その後は明日のドラギECB総裁発言を控え、重い値動きになっています。

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2015年3月の注意点と2月の結果

2015年03月02日

2月はオーストラリアの利下げというサプライズで幕が開きました。

その後、2/6のアメリカの雇用統計が強い内容で一時円安が進みましたが、その後はウクライナ問題、ギリシャ問題などでリスク回避の円買いが進行しました。

ウクライナ問題に関しては2/12に停戦合意が発表され、ひとまずは安定的な見方になり、市場の関心はギリシャ問題一点に注がれました。

2/18はFOMC議事録が公表されましたが、早期利上げに対する慎重な意見が見受けれられ、これもドル買いを抑制。

翌日2/19、ギリシャが正式に支援延長をユーロ側に要請し暫定合意したことで、ようやくユーロ売りが一段落しました。

2/24にはイエレンFRB議長発言がありましたが、6月利上げの可能性は否定はしないなかで、やはり慎重姿勢は崩さない発言になり、積極的なドル買いに結びつくような内容ではありませんでした。

マクロ的な観点で見ると、ポジティブな材料としては1月に行われたユーロ圏の追加緩和が良い成果を出し始めており、世界経済に良い流れをおこす材料になっている点です。

逆にネガティブな材料としては、アメリカ経済指標の停滞とギリシャ問題が根本的に解決できていない点があげられます。

日本としても本来なら更なる追加緩和を行いたいでしょうが、原油安の恩恵を受けたいがために、これ以上の円安誘導に気後れしてしています。

世界経済の状況はいまだ原油安や地政学的リスクもあり緊迫した状態ですので、今後の要人発言や重要経済指標に影響を受けて、大きな相場変動をおこす可能性は十分にありますので注視が必要です。

3月の注目経済指標

3/3(火) 12:30(豪)豪準備銀行政策金利発表(利下げ予想有)
3/4(水) 22:15(米)ADP雇用統計
3/5(木) 

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要人発言の多い本日のトレードには注意

2015年02月25日

昨夜のイエレン議長発言は、なんとも中途半端なものになりました。

雇用統計の良さとインフレ率安定についての発言は早期利上げ肯定的と捉えられますが、労働参加率や賃金の伸び悩みは早期利上げ否定的と捉えられます。

最近の良いとも悪いとも言えないアメリカ経済を象徴しているかのような発言でした。

早期利上げを期待するに足るような発言は無かったことから、市場はドル売りがすすみましたが、それほど混乱したものではなく通常の範囲内といった感じです。

しばらくはこのあたりのレンジでの値動きになるのではないでしょうか。

ギリシャの構造改革案は無事にユーログループの承認を受けたようです。これで4ヶ月の支援延長が認められたかたちになります。

構造改革リストの内容は、省庁数減少、脱税汚職対策、密輸入摘発強化といったもので、国民の生活を圧迫させるような緊縮財政でなかったところに苦肉の策といった感じが出ています。

個人的には、これが本質的な財政の立て直し策になるのか甚だ疑問ですが、ユーロ側もある程度のところで手を打たないといけないのでしょう。

今後4月末まで、内容の煮詰めを行うようです。

ギリシャは7,8月に大きな債務返済を抱えており、今回の支援延長期間ではカバーできません。

そのため今回の支援延長は「とりあえず」感が強いのが現状です。

つまり6月頃には、再度今回と同様の問題が発生する可能性が強いことを意味しています。

まだまだギリシャの動向には注意が必要です。

さて、今日は要人発言が続きます。

19:00 カーニーBOE総裁発言

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イエレン議長発言とギリシャ改革案会合が始まります

2015年02月24日

昨日提出されるはずだったギリシャの経済改革リストは、予定より遅れ現地時間の深夜に提出されたようです。

この後、電話会合が行われ4ヶ月の支援延長が決着するもようです。

はたしてチプラス首相の公約だった緊縮財政破棄をどの程度譲歩し、それをユーロ側が納得するかが注目です。

そして本日は24:00より、イエレンFRB議長発言が予定されています。

先日も話したように、前回公表されたFOMC議事録では早期利上げに慎重な意見が多い内容でしたが、この議事録が作成された時点では、強い内容だった今月の雇用統計が含まれていません。

本日のイエレン発言では雇用統計の内容を盛り込んだものになるでしょう。

ただし、雇用統計以外のアメリカ経済指標は弱い内容のものが多いため、どちらに転ぶかは分からない状況です。

市場の予想では、議事録よりもやや利上げを推進するタカ派的な発言になるとしているようですが、逆に特に変化のない内容だったら、サプライズ相場になるでしょう。

いずれにしても、相場は一時的に大きく動く可能性がありますので、当サイトのMT4 EAをご使用の方々は、EAの稼動停止、ポジション調整、発注量調整などのリスク回避策をとることをおすすめいたします。

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まだまだ続くギリシャ問題

2015年02月22日

今週はひと言で言うと「ギリシャ一色の一週間」といったところでしょう。

昨夜でユーロ圏財務相会合が終りましたが、結果的にはギリシャが要求した6ヶ月の支援延長ではなく、4ヶ月の支援延長で「暫定合意」になりました。

この「暫定合意」というのは、23日の月曜日までにギリシャが財政改革の草案を提出し、その内容を吟味した上で「正式合意」となるという意味です。

ギリシャのチプラス首相は国民に対して、「緊縮財政はしない」という公約を掲げて選挙に勝ちました。

ですので、債権国側の要求全てをのんで、緊縮財政を徹底したような草案を出すことはできません。

一方、債権国側(特にドイツ)としては、張りぼてのような財政改革案など出されて、それでOKでも出そうものなら、支援する理由を自国の国民に何て説明したらいいのでしょう。

このあたりは、双方の駆け引きが長引くことを意味しています。

ギリシャの財政改革は、23日の草案を元に4月末までに具体的な内容を協議するようです。

さて来週は25日 24:00にイエレンFRB議長発言が予定されています。

先日18日に公表されたFOMC議事録では、時期尚早の利上げに慎重姿勢がうかがえるような内容だったために、市場の期待を損ないドルが売られる結果になりました。

ただし、この議事録は強い内容だった前回の雇用統計の発表前のものです。

ですので25日のイエレン発言は、その雇用統計の内容も含めてのものになるでしょう。

アメリカの経済指標は雇用統計以外は、ここ最近弱い内容が続いています。

そのあたりを鑑みると、ハト派的な意見に落ち着く可能性がありますが、どんなサプライズ発言が飛び出すかもわかりませんので注意が必要です。

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