ドル円100円割れに慎重

2016年07月07日

昨日は英国EU離脱問題に対する警戒感が一服し、欧州通貨もドル円も買い戻しの動きが優勢となりました。

27:00にはFOMC議事録が公表されましたが、内容的には雇用鈍化への警戒感が高まったといったものでしたが、市場の反応は薄かったようです。

そもそも今回のFOMC議事録は英国民投票前のものであったこと、そして、足元は既に米利上げ期待もかなり後退していることが反応薄の要因でしょう。

ドル円は一時100.2円を割り込むほど円高が進みましたが、さすがに100円には慎重さが見られるようです。

英国の離脱問題がはっきりと片付いていないうえに、米国の利上げの可能性も残されたままの状態ですので、100円割れには慎重にならざるをえないでしょう。

本日は21:15にADP雇用統計が発表されます。

明日発表される雇用統計ほど市場に影響は与えませんが、予想を大きく外れるような場合は一時的に乱高下する恐れもありますので、当サイトの無料MT4 EAをご使用の方々はご注意ください。

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ポンド安が進み、本日はFOMC議事要旨

2016年07月06日

昨日は、カーニー英中銀総裁発言が注目されました。

市場の関心事である利下げについては、具体的に踏み込んだ発言はなかったため、 ポンドはやや買い戻されましたが勢いはなく、その後もポンド安が進んでいます。

また本日は27:00からFOMC議事要旨が発表されます。

米国の7月利上げは、ほぼ絶望視されるなかどういった内容が発表されるのか市場の注目を集めています。

発表前後には、何らかの動きが見られる可能性がありますので、当サイトの無料MT4 EAをご使用の方々は、保有ポジションの決済およびEAの稼動停止などの措置をおとりください。

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英国に追加緩和の動き

2016年07月01日

昨日の為替市場はポンド売りが優勢となりました。

ポンド売りの要因としては、カーニー英中銀総裁の、「夏にかけて追加緩和策を打ち出す必要がある」との発言を受けてのようです。

仮に政策金利が引き下げられるとすれば、8月が有力になります。

ゼロ金利政策実施も念頭に入れておかねばならないかもしれません。

昨日は同時にユーロも売り優勢になりました。

しかし後半にかけては買戻しも見られたので、おそらく一時的な動きだと見られます。

さて、来週もユーロ、ポンドの動きが市場の中心になるでしょう。

週末には米雇用統計も控えていますので、今週同様気が抜けない週になりそうです。

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イエレンFRB議長とドラギECB総裁発言

2016年06月29日

昨日の、為替市場は欧州通貨の買い戻しがすすみました。

1時間足チャートを見てみると、ゆるい上昇トレンドが確認できています。

ただし、やはり上値は重い状態でトレンドの勢いは感じられません。

昨夜からEU首脳会合がベルギーの首都ブリュッセルで始まりました。

キャメロン英首相は、この会合ではEU離脱の通知は行わないと明言していますが、EU側は早期の正式通告を求めていますので、その辺りの話し合いがもたれると思います。

おそらく離脱通告は次期英首相が行うことになるのでしょう。

その時期に関しては、英保守党は9月9日まで次期首相を決定するとの見通しを示しています。

為替相場も、それまでは様子見ムードが続くかもしれません。

そんな中、ドル円レートは102.5円あたりまでまで戻しています。

英国民投票でEU離脱が選択されたことで、ドル需要が高まっていますので、今後もある程度までは戻しそうな雰囲気です。

しかし米ドルの有効なサポートになっていた9月の利上げ期待は、大きく後退し逆に利下げ観測も出ているようです。

おそらく「利下げ」まではないでしょうが、年内据置きの可能性は十分にあると思われます。

さて本日は22:30よりイエレンFRB議長発言とドラギECB総裁発言が予定されています。

おそらく内容的には、英国のEU離脱に関連したものになるでしょう。

為替相場が反応するかどうか分かりませんが、当サイトの無料MT4 EAをご使用の方々は、保有ポジションの決済や発注量の制限などの対策を行ったほうがよろしいかもしれません。

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欧州通貨の下落は落ち着いたものの

2016年06月28日

昨日の為替市場も英国のEU離脱を警戒した動きが続きました。

ユーロやポンドの下落は落ち着いたものの、上値は重く、じわじわと下落トレンドが続いている状態です。

今週に入ってから欧州通貨のセリングクライマックス的な売りは収まっていますので、売られすぎを緩和する方向へレートは動きそうですが、底値はまだ確認されていない為、市場も様子見状態にあるようです。

一方、ドル円は英国民投票開票中に100円を割り込む動きを見せたものの、現在は101.5あたりでサポートされている状況ですが、こちらも上値は重く102円あたりで頭を抑えられています。

また米国のFOMC政策金利ですが、今回の英国民投票の結果を受けて、9月利上げは無いとの見方が市場では強まっているようです。

最近は米国の雇用もかげりを見せはじめており、個人的にも今後はしばらく利上げ無しの方向で相場を考えるのが正しい気がします。

さて、実際の英国EU離脱はどうなるのかが気になりますが、英国では国民投票のやり直しや、政権はEU残留へ動くとの期待も出ているようです。

しかし、キャ メロン英首相は「議会は国民の選択を尊重すべき」と発言しており、現段階ではEU離脱の方向に動くようです。

まだまだ英国では、スコットランドの英国離脱の再度の国民投票実施の可能性など、今後も混乱が起こるおそれは十分にあります。

為替相場は、負の情報(通貨の価値を下げるような情報)には敏感に反応し、値動きも大きくなる傾向がありますので、市場の動きには十分にお気をつけ下さい。

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