17日、FOMC議事要旨が発表され、今後は金利引き上げペースを減速させて、これまでの金利引き上げの結果、経済活動や抑インフレにどのような影響を与えたのかを精査するとの内容があったことが分かりました。
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米FOMC議事要旨
17日に公表されたFOMC会合の議事要旨では、「金融政策スタンスが一段と引き締められるのに伴い、政策金利の引き上げペースを減速させ、同時にそれまで実施してきた政策調整が経済活動とインフレに与えた効果を精査することがいずれ適切になる可能性が高い」とされました。
議事要旨はまた、「絶えず変化する性質を経済環境が持っていることと、金融政策が経済に効果をもたらす上では長く不規則な時間差を伴う事実を考慮すると、委員会が物価安定を回復するために必要以上に政策スタンスを引き締めるリスクも存在すると、多くの参加者は指摘した」と記述しています。
FOMCは7月、2会合連続での0.75ポイントの利上げを決定。高インフレに対応するため1980年代以来の速いペースでの引き締めを実施しています。しかし7月会合以降、S&P500種株価指数は約9%上昇しており、今月25、27日に開かれるジャクソンホール会合は金融当局者らが見通しについて新たな見解を示す機会となります。
FOMC議事要旨公表を受け、米2年債利回りとドルは上げ幅を縮小。一方、米国株は下げ幅が縮小しました。米短期金融市場では、9月の利上げ幅として0.75ポイントではなく0.5ポイントを織り込む動きが強まっています。
FTNファイナンシャルのチーフエコノミスト、クリストファー・ ロウ氏は「FOMC議事要旨は引き続きインフレ抑制の必要性を強調しているが、その一方で必要以上に引き締める可能性があるとの懸念が生じている」と指摘しました。
その上で、「米経済のサプライサイドに改善の兆候がみられ、一部の生産物価格の上昇鈍化の望みが生じているものの、インフレとインフレ期待を巡る懸念はなお極めて強い」との見方を示しています。
7月会合ではこのほか、「委員会が直面する顕著なリスクは、政策を十分に調整するという委員会の決意に国民が疑問を持ち始めた場合、高インフレが根付きかねないということだと参加者は判断した」と議事要旨は記しました。