米労働省は30日、25日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表し、市場予想の19.6万件を上回る19.8万件となりました。前週から0.7万件増加しているものの、労働市場は引き続き人手不足の状況が続いている模様です。
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米新規失業保険申請件数
30日、米労働省が25日までの1週間の新規失業保険申請件数を発表しました。新規失業保険申請件数は前週から0.7万件増加し19.8万件となった。市場予想の19.6万件は上回っているものの、企業側にとって人手不足の状況に変化は見られません。
申請件数が低水準にとどまっていることの背景には、労働省が利用している季節調整係数が一部関連しているとの見方も出ています。ただ、JPモルガンのエコノミスト、ダニエル・シルバー氏は「労働市場の勢いが和らいでいる可能性はあるものの、別の季節調整アプローチを使用した場合でも、特に低調な結果は示してない」と指摘しました。
州別では、ミシガン州、カリフォルニア州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州、テキサス州、ミズーリ州、コロンビア特別区で大きく増加したもののインディアナ州では大幅に減少しています。
ゴールドマン・サックスは、レジャー・接客業を含むサービス業は銀行融資に大きく依存しているため、融資へのアクセスが難しくなれば、事業環境が厳しくなるおそれがあると指摘。ゴールドマン・サックスのエコノミスト、スペンサー・ヒル氏は「融資のアクセス低下を背景にレストランや中小企業の経営者が新規雇用や新店舗の開設に消極的にになり、雇用の伸びが鈍化する可能性がある」との見方を示しています。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米新規失業保険申請件数発表時のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、発表前132.6円付近でしたが発表後わずかにドル安方向に動いたもののほとんど動きはなく、今回の発表は相場へは影響を与えなかったようです。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては事前のメルマガ等でEAの事前ポジションの決済と稼働停止をうながしておりましたので影響はなかったものと思われます。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。