優良EAの見分け方 売買回数・勝率・利益と損失編

2013年10月06日

前回の続きです。バックテストレポートはこちら

売買回数はどれぐらいか?

レポートの⑪「Total trades」(「総取引数」)になります。

これはレポート③の「Period」(期間)で、「短い期間のバックテストは要注意」といったことを書きましたが、総取引数でも同様のことが言えます。

例えば5年間で1,000回以上取引しているEAと100回ほどしか取引していないEAはどちらが信用できるでしょうか?

いくら長期間のバックテストでも取引回数が少ないものは、今後の再現性に疑問が残ります。

少なくとも1年あたり100回程度は取引するようなEAを選択しましょう。

勝率はどれぐらいか?

レポートの⑫「Profit trades」(または「勝率(%)」)になります。

どんなEAか判断するさいに勝率は非常に気になるでしょう。

もちろん重要なファクターであることは確かですが、「最低でも80%以上の勝率がなければならない」などと神経質になる必要はありません。

勝率というのはEAの戦略で大きく変わります。

利小損大のEAでは勝率は良くなり、損小利大のEAでは勝率は悪くなります。

またナンピンマーチンゲール型のEAは総じて勝率は悪くなります。

トレードはどれだけ良い勝率なのかよりも、どれだけ利益が出るのかが重要ですので、あまり勝率にとらわれないようにしましょう。

利益と損失のバランスは?

レポートの⑬「(Average)profit trade」((平均)勝トレード)と⑭「(Average)loss trade」((平均)負トレード)になります。

勝トレードの平均利益と負トレードの平均損失を示しています。

先ほどの勝率にも関係していますが、ここを見ることで利大損小のEAなのか、損小利大のEAなのかを判断することができます。

「profit trade」の数値が「loss trade」の数値よりも大きければ損小利大であり、勝率は一般的に悪くなります。

逆に「loss trade」の数値が「profit trade」の数値より大きければ利小損大であり、勝率は一般的に良くなります。

優良EAの見分け方 グラフの見方(読み方)編

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