イエレンFRB議長とドラギECB総裁発言

2016年06月29日

昨日の、為替市場は欧州通貨の買い戻しがすすみました。

1時間足チャートを見てみると、ゆるい上昇トレンドが確認できています。

ただし、やはり上値は重い状態でトレンドの勢いは感じられません。

昨夜からEU首脳会合がベルギーの首都ブリュッセルで始まりました。

キャメロン英首相は、この会合ではEU離脱の通知は行わないと明言していますが、EU側は早期の正式通告を求めていますので、その辺りの話し合いがもたれると思います。

おそらく離脱通告は次期英首相が行うことになるのでしょう。

その時期に関しては、英保守党は9月9日まで次期首相を決定するとの見通しを示しています。

為替相場も、それまでは様子見ムードが続くかもしれません。

そんな中、ドル円レートは102.5円あたりまでまで戻しています。

英国民投票でEU離脱が選択されたことで、ドル需要が高まっていますので、今後もある程度までは戻しそうな雰囲気です。

しかし米ドルの有効なサポートになっていた9月の利上げ期待は、大きく後退し逆に利下げ観測も出ているようです。

おそらく「利下げ」まではないでしょうが、年内据置きの可能性は十分にあると思われます。

さて本日は22:30よりイエレンFRB議長発言とドラギECB総裁発言が予定されています。

おそらく内容的には、英国のEU離脱に関連したものになるでしょう。

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