MT4を複数インストールする方法

MT4を複数インストールする理由とメリット

MT4を使うことで複数のEA(自動売買ソフト)を同時に稼働させることができますが、各EAの発注タイミングが重なることで発注トラブルが発生することがあるため、1つのMT4では1つのEAを稼働させるようにして下さい。EAの複数稼働により発生する発注トラブルはMT4を複数インストールすることで解決しますのでその方法をご案内していきます。

EAの発注タイミングが重なることで発生する発注トラブル(相互干渉)はMT4がサーバーを1つしか持っていないことが原因で起こります。例えば1つのMT4で2つのEA(AとB)を稼働させ、両方のEAが同時に注文や決済を実行すると「Aの指示を受け、Bの指示をはじく」、「AとBの両方の指示をはじく」などといった処理がおこなわれる可能性があります。このような発注トラブルは5つ以上のEAを同時稼働させている方から多く報告されますが、トラブルを防止するためにも1つのMT4では1つのEAだけを稼働させるようにすることが大切です。複数のEAを同時に稼働させることで利益追求やリスクヘッジを考えていくことができるため上手にEAを稼働させていくことをお勧めします。MT4を分けることで資金管理がしやすくなるというメリットもあります。

まだパソコン内にMT4がインストールされていない方は、このページをご覧いただく前にMT4のインストールページをご参考いただきMT4をインストールしてみてください。

パソコンにMT4を複数インストールするための手順

パソコンにMT4を複数インストールするための手順

MT4のショートカットのファイル名を確認

ステップ1

1つ目のMT4をインストールした際にデスクトップ上に自動作成されたショートカットのファイル名が初期状態のままの方は名前を変更してください。当ページではXM社からMT4をダウンロードしてインストール作業をおこないましたので初期状態のファイル名は「XMTrading MT4」となります。ショートカットのファイル名を変更せずに、新たにMT4をインストールするとデスクトップ上に自動生成されるショートカットが新しいMT4で上書きされてしまいます。ファイル名はどのような名前でも構いませんが、ここでは「MT4_XM」としています。

ショートカットのファイル名を確認

MT4をFX会社からダウンロードする

ステップ2

MT4は口座開設をおこなったFXのホームページからダウンロードしてください。MT4を開発したロシアのMetaQuotes社や各FX会社のホームページからでもMT4はダウンロードできますがサーバー設定が複雑になるためお勧めできません。

当社では「XMTrading、Titan FX、is6FX、BigBoss、FXDD」の口座保有者に対して無料EAを配布しているため、これらのFX会社でのMT4のダウンロードやインストール手順をご案内していきます。インストール手順の流れは他社のMT4でも共通していますのでご参考いただけます。まずは口座開設をおこなったFX会社のホームページよりMT4をダウンロードしてください。

XM Trading(エックスエム)
MT4のダウンロード MT4の口座開設
Titan FX(タイタン エフエックス)
MT4のダウンロード MT4の口座開設
is6FX(アイエスシックスエフエックス)
MT4のダウンロード MT4の口座開設
BigBoss(ビッグボス)
MT4のダウンロード MT4の口座開設
FXDD(エフエックスディーディー)
MT4のダウンロード MT4の口座開設

ダウンロードしたexeファイルを開く

ステップ3

exeファイルの実行

ダウンロードをしたMT4のexeファイルをダブルクリックで展開してください。当ページではXMTrading社からMT4をダウンロードしましたので画像のようにXMTrading社のexeファイル(xmtrading4setup.exe)が表示されています。

ライセンス同意の画面で設定を変更する

ステップ4

exeファイルを展開した直後「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」というメッセージが表示されますので「はい」をクリックして進んでください。

変更許可の画面

MT4を利用するためのライセンス同意が求められますので同意条項を読んだ上で「設定」ボタンをクリックしてください。

同意条項を読んだ上で「設定」ボタンをクリック

インストールフォルダの右側にある参照ボタンをクリックしてください。

参照ボタンをクリック

インストール先フォルダの選択という画面が表示されますので、赤枠の「ローカル ディスク(C:)」を選択した後、下の赤枠の「新しいフォルダの作成(N)」をクリックしてください。

新しいフォルダの作成をクリック

フォルダ名が入力できますが、フォルダ名は自由に作成いただいて構いません。当ページでは「MT4_XM1」と入力しました。「OK」ボタンをクリックして次に進みます。

フォルダ名を任意で入力

インストールフォルダのボックスが「C:¥MT4_XM1」へと変更されているかをご確認いただき、プログラムグループのボックスにも「MT4_XM1」と入力して「次へ」ボタンをクリックするとインストールがはじまります。

フォルダ名などの変更

MT4のインストールが開始

インストール完了画面とWEBサイトの表示

ステップ5

インストール完了後には以下の画面が表示されます。この画面は自動的に閉じますが完了ボタンをクリックして閉じていただいても結構です。また、インストール完了と同時にMQL5のWEBページも開きますが、このページで設定することはありませんので閉じてください。また、デスクトップ上にはMT4のショートカットが自動生成されますので合わせてご確認ください。

インストール完了画面

MQL5のWEBページ

MT4が自動的に立ち上がり取引サーバーを設定

ステップ6

MT4が自動的に立ち上がりMT4の画面中央に取引サーバーの一覧が表示されます。どの取引サーバーを選択するかはMT4の口座開設時にFX会社から送られていると思います。XMTrading社の場合は、登録E-mailに届いた口座開設情報の中に取引サーバーの情報が記載されており、当社の場合は「XMTRADING.COM-Real 11」を選択するように書かれていたため選択をして「次へ」ボタンをクリックして進みます。

MT4のサーバー選択画面

取引サーバーを選択

MT4のログインとパスワードの入力画面

ステップ7

MT4のログインとパスワードの入力画面に移ります。XMTrading社で口座開設をおこなった方は既存のアカウントのラジオボタンにチェックを入れて、E-mailに送られてきたMT4の口座IDをログインボックスに入力してください。パスワードは口座開設時に自分自身で設定をおこなったパスワードになります。パスワードを保存にチェックを入れることで、MT4を開くたびにパスワードを聞かれなくなるので便利です。すべての入力が終われば「完了」ボタンをクリックするとMT4へのログインが実行されます。

ログインとパスワードの入力画面

ログインの成功や失敗はMT4の画面右下に表示されます。ログインに成功すると画像のように緑色となり数字が動き出します。ログインに失敗していると赤色で「回線不通」と表示されます。ログインに成功したあとは一旦MT4を閉じてください。

回線の開通と不通

ショートカットのファイル名を変更

ステップ8

パソコンのデスクトップ上に自動生成された「XMTrading MT4」というMT4のショートカットがありますのでファイル名を変更します。新たなMT4を追加でインストールすると「XMTrading MT4」という同じファイル名のショートカットがデスクトップに上書きで自動生成されるためファイル名の変更は大切です。なお、ショートカットのアイコンが上書きされても、Cドライブ上からインストールをしたMT4を探し出すことは可能です。

ファイル名はどのような名前でも構いませんが、このページでは「MT4_XM1」としています。さらにMT4を追加でインストールしていく際には「MT4_XM2」、「MT4_XM3」などと名前を変更していくと良いでしょう。

以上で2つ目以降のMT4のインストールが完了しました。

追加したMT4のファイル名を変更

MT4をさらに追加でインストールする

ステップ9

上記にご案内をしたMT4を複数インストールする方法を繰り返すことで、パソコンのメモリに空きがある限りMT4をいくつもインストールすることが可能です。MT4はメモリ消費量の少ない取引プラットフォームですので複数のMT4を同時起動させても軽快に動くはずです。

MT4のインストールが全て完了しましたら、MT4にEAをセッティングするための手順にお進みください。当社の無料EAを取得していない方は、無料EAの一覧ページよりEAの取得をご検討ください。

無料EA

大注目の人気コンテンツ