MT4 EAでバックテストが上手く出来ない場合の対処方法

2016年05月05日

MT4 EAをお使いの方の中には、MT4 EAでバックテストが上手くできない場合の対処方法についてまとめたいと思います。

弊社は10年以上に渡って延べ数千人の方にMT4 EAを提供してまいりましたが、弊社のEAが原因でバックテストが出来ないといった事例は現在まで1件もございませんので、正確に行えばバックテストは必ずできます。

しかしMT4 EAはチャートに設定するだけですので、誰でも簡単に使う事ができるのですが、MT4 EAのバックテストは、それなりにMT4に関する知識が必要なので、誰でも簡単にというわけにはいきませんのでしっかりとした知識を得たうえでバックテストを行うことが大切です。

ここではバックテスト異常の症状別に原因と対策をまとめていますので参考にされてください。

なお弊社はMT4 EAを専門に開発し、無料で提供しております。MT4 EAにご興味のある方は以下からお申し込みください。

MT4 EA

症状別の原因と対策

MT4 EAでのバックテスト異常の症状としては、全くバックテストが行われない場合(ポジション数がゼロ)と、バックテストの結果がおかしい場合とありますのでそれぞれの症状に適応した原因と対策をご覧ください。

■全くバックテストが行われない場合(ポジション数がゼロ)

バックテストが一切行われない場合は以下の「原因と対策1~原因と対策7」までの全てをチェックしてください。

・原因と対策1 ヒストリカルデータが正常に作成されていない

・原因と対策2 バックテストする口座アカウント(口座ID)が違う

・原因と対策3 使用する通貨ペアが違う

・原因と対策4 使用する時間足が違う

・原因と対策5 口座の最大レバレッジが低すぎる

・原因と対策6 初期証拠金が少なすぎる

・原因と対策7 MT4自体に問題がある

■バックテストの結果がおかしい場合

弊社が公表しているバックテスト結果(損益や勝率、取引数など)と異なる場合は以下の「原因と対策」をチェックしてください。

・原因と対策1 ヒストリカルデータが正常に作成されていない

・原因と対策5 口座の最大レバレッジが低すぎる

・原因と対策6 初期証拠金が少なすぎる

・原因と対策7 MT4自体に問題がある

・原因と対策8 ECN口座で申請時の基本通貨とバックテストの通貨種別が異なる

  

※ただしバックテストを行うタイミングによりスワップ等の関係で若干結果が異なる場合もございますのでご了承ください

原因と対策1 ヒストリカルデータが正常に作成されていない

おそらく、上手くバックテストが出来ない原因のほとんどが、ヒストリカルデータが正常に作成できていないことによるものです。

ヒストリカルデータが上手くできているかどうかは、以下の画像の赤枠部分のようにバックテスト結果の「モデリング品質」の項目が90%になっているのが一つの目安です。これが90%より小さな値の場合は正常にヒストリカルデータが作成できていない可能性が高いです。

bac7

MT4 EAのヒストリカルデータの作成は非常にデリケートで、わずかでも作成手順を間違うと正常なヒストリカルデータは作成できません。

ヒストリカルデータの作成に手慣れた人でも、間違ってしまう事は多々あります。それぐらいヒストリカルデータの作成は気を使うものです。

例えば過去のヒストリカルデータを削除するには、MT4を閉じた状態で削除しなければ、古い1分足データが再生成されてしまい上手くいきません。

またヒストリカルデータを作成する手順の中で何度かMT4を再起動する必要がありますが、その手順を抜かしてしまうと、これも上手くいきません。

とにかくヒストリカルデータの作成は最初から最後まで丁寧に手順通りに行うことがコツだと言えます。

ヒストリカルデータの正しい作成方法については以下をご覧ください。

ヒストリカルデータの設定

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原因と対策2 バックテストする口座アカウント(口座ID)が違う

MT4 EAには口座アカウントの制限がかけられているケースが多いです。このようなMT4 EAは配布申し込み時に指定した口座アカウント以外では取引やバックテストを行う事はできません。

例えば「123456」という口座IDでEAを申し込んだにも関わらず、「654321」という口座IDでログインしているMT4ではバックテストも取引もできません。

また通常はMT4 EAが配布されるさいには、ライブ口座用とデモ口座用のMT4 EAが提供されますが、口座アカウントの制限がかけられているのはライブ口座用のMT4 EAです。そのためライブ口座用のMT4 EAはデモ口座にログインしているMT4ではバックテストはできません。

同様にデモ口座用のMT4 EAはライブ口座にログインしているMT4ではバックテストはできません。

弊社の提供するMT4 EAにも同様の制限がかけられております。

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原因と対策3 使用する通貨ペアが違う

MT4 EAには取引可能な通貨ペアの制限がかけられている可能性があります。これはそのMT4 EAの取引ロジックが特定の通貨ペアに特化したものになっているのが理由です。

このようなMT4 EAは配布者側が指定した通貨ペア以外ではバックテストや取引ができません。

例えばUSDJPYを取引通貨として指定されているMT4 EAはUSDJPY以外の通貨ペアでは稼働しません。

また、FX会社の口座の種類によっては、通常の通貨ペアとは異なる通貨ペアを使用する場合がありますので注意が必要です。

例えば弊社が取り扱うFX会社ではXM社のマイクロ口座やZero口座、Bigboss社プロスプレッド口座はスタンダード口座とは異なった通貨ペアを使用します。

これらの口座を使用するさいの注意点は以下にまとめてありますのでご確認ください。

XM社のマイクロ口座・Zero口座およびBigboss社のプロスプレッド口座でのEA設定

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原因と対策4 使用する時間足が違う

MT4 EAには通貨ペアと同様に使用する時間足にも制限がかけれているものがあります。

時間足制限がかけれているMT4 EAは指定された時間足以外ではバックテストも取引もできません。

例えば5分足で使用するように時間足制限がかけられていれば、1分足や15分足など、5分足以外の時間足では稼働しません。

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原因と対策5 口座の最大レバレッジが低すぎる

FX会社で口座開設をするさいには、その口座の最大レバレッジを決める必要があります。

以下の画像をご覧ください。

bac1

これはXM Trading社の口座開設画面ですが、画像の赤枠内が最大レバレッジを決める項目です。

画像では「1:888」が選択されていますがこれは最大レバレッジ888倍を選択することになります。

もし「1:100」を選択すれば最大レバレッジ100倍ということになります。

この最大レバレッジを選択する項目で、リスクを気にするあまり100倍以下の最大レバレッジを選択してしまうと、バックテスト時に発注量が最大レバレッジを超えてしまい、MT4には以下の画像のように「not enough money」、「Order send error 134」というエラーが出て取引を行ってくれません。

bac2

これは「発注量に対して資金が少ないので取引できません」といった意味のエラーです。

このエラーを避けるためには、MT4 EAのパラメーターで発注量を下げる設定にするか、FX会社のサポートに依頼して口座の最大レバレッジを上げてもらう必要があります。

通常MT4 EAでのリスク管理はMT4 EAのパラメーター設定で行うものですから、口座開設時に最大レバレッジを低くする必要はありません。そのFX会社で申し込み可能な最大のレバレッジで申し込んでも全く問題ありません。

バックテストで資金不足のエラーが出るという事は、実取引でも同じエラーが出て取引が行われないという事ですのでご注意ください。

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原因と対策6 初期証拠金が少なすぎる

バックテスト時の初期証拠金が少ない場合も上記の「原因6」と同様に「not enough money」、「Order send error 134」というエラーが出て取引が行われません。

例えばUSDJPYを0.1ロット(1万通貨)取引するのに必要な証拠金はXM社の最大レバレッジ888倍の場合ですと以下のようになります。

※USDJPYのレートは110円とする

(110円 × 10,000通貨) ÷ 888倍 ≒ 1,238円

となり最低でも1,238円の初期証拠金が必要になります。

それにも関わらず、MT4 EAのバックテスト時の初期証拠金を以下の画像のように「1,000円」と設定していた場合は、資金不足により取引が行われません。

bac3

また初期証拠金の通貨種別は、MT4 EAを稼働させる通貨ペアの決済通貨(通貨ペアの右側の通貨)で行う必要があります。

例えばEURUSDでバックテストを行うなら初期証拠金はUSD(米ドル)

EURJPYやUSDJPYでバックテストを行うなら初期証拠金はJPY(日本円)

になります。例えばEURUSDでバックテストを行うのに初期証拠金を日本円にしていた場合は、USDJPY(ドル円)のレートが変わるたびに、バックテストの結果も変わることになります。

弊社のリリースするMT4 EAのバックテストも全て取引通貨ペアの決済通貨を初期証拠金としております。

弊社のMT4 EAのバックテスト結果は以下をご覧ください。

無料EA一覧

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原因と対策7 MT4自体に問題がある

これまでMT4 EAのバックテストが上手くできない主な原因と対処方法をご説明してきましたが、それでもできないという方もいらっしゃるかもしれません。

その場合はMT4自体の問題を疑ってください。まれにMT4のインストール時になんらかのトラブルがあり正常に稼働しない場合もあります。

このような場合は、いったん使用しているMT4をアンインストールし、再度インストールしなおすことでほとんどの場合は解決します。

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原因と対策8 ECN口座で申請時の基本通貨とバックテストの通貨種別が異なる

ECN口座とは取引手数料が発生する口座ですが、ECN口座を開設した時に申請した基本通貨とバックテスト時に指定した証拠金の通貨種別が異なる場合、バックテスト時に反映される手数料に異常が発生します。

例えばTitanFX社のBlade口座の取引手数料は1ロットあたり日本円で720円ですが、バックテスト時の証拠金の通貨種別を米ドルにした場合、本来は1ロットあたり7ドルの手数料のはずが720ドルになってしまいます。

この場合、本来は利益が出ている取引でも本来の100倍以上の手数料が差し引かれてしまい、損失が出るような結果になってしまいます。

以上の詳細については以下で詳細に説明しておりますのでご確認ください。

ECN口座でのMT4 EAのバックテストの注意点

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調査に必要な資料等

本来バックテストはMT4 EAで取引するさいに、必ずやらなければならない作業ではありません。最初にも申し上げましたが、MT4のバックテストは簡単ではなく誰もが正確にできるものでもございません。

それでもどうしてもバックテストをやりたいといった方がいらっしゃれば、弊社のリリースしているMT4 EAを使用されている方については、原因調査のサービスを行うことも可能です。

ただしバックテストが上手くできない原因は多種多様ございますので、以下の3つの情報4つの資料を提供していただく必要がございます。

※バックテストは必ず初期設定のパラメーターで行ってください

■提供いただく3つの情報

・提供情報1:バックテストに使用したEA名

例:RSIlogic5など

・提供情報2:口座を開設したFX会社名、および口座種別

例:XM社のマイクロ口座など

・提供情報3:口座開設時に申し込んだ最大レバレッジ

例:888倍など

■提供いただく4つの資料

・提供資料1:バックテストを行った後のMT4全体のキャプチャ画像

bac4

このような形でご送付ください

・提供資料2:バックテストを行った後の「レポート」のキャプチャ画像

bac6

このような形でご送付ください。

・提供資料3:バックテストを行った後のログファイル

バックテストを行った後に以下の画像の赤枠にあるMT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」をクリックしてください。

bac8

次に以下の画像の赤枠の「tester」フォルダを開いてください。

bac9

次に以下の画像の赤枠の「logs」フォルダを開いてください。

bac10

次に以下の画像の赤枠のバックテストを行った日のログファイルをコピーしてください。

bac11

コピーしたログファイルをメールに添付してご送付ください。

・提供資料4:オフライン・チャートリストのキャプチャファイル

以下の画像の赤枠にあるMT4の「ファイル」→「オフラインチャート」をクリックしてください。

bac12

以下の赤枠のように、バックテストしたMT4 EAで使用した通貨ペアの各時間足が全て入る形で送付してください。

bac13

MT4 EAとバックテストの必要性

バックテストはMT4 EAを使用するさいに必ずしも、やらなければならないものではないのは先に述べた通りです。

しかしMT4 EAは相場状況に合わせて、パラメーターを自分でカスタマイズできるのも魅力の一つです。

パラメーターのカスタマイズにはバックテストは必要不可欠ですから、正しい方法を身に付けておいて損はありません。

この記事の内容が、皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

当サイトのEAにご興味のある方は以下のボタンよりMT4 EAを無料にて取得可能です。

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