11月のEA成績と市場動向まとめ
2025年11月のドル円は、月初は154円前後で始まった一方、月後半にかけて円売りが再燃し、一時157円台後半まで上昇しました。月末時点では156円台前半で、10月の大きな円安の流れを引き継ぎつつも、11月単体では「上昇はしたが一直線ではない」という値動きでした。
今月のEAの成績につきましては、堅調に推移したEAがある一方で、相場環境の変動により調整局面となったEAもございました。ただ、いずれのEAも長期的なトレードを前提として設計されており、今月の結果を踏まえて、より精度の高いトレードにつながるよう継続して最適化を進めております。今後も安心してご利用いただける環境づくりに努めてまいります。
全体像として11月は、米・欧・日の金融政策会合が主役になりにくい月でした。日銀は会合がなく(次回は12月18〜19日)、材料は主に「政治・財政」「経済指標(ただし米国は政府閉鎖で欠けた)」「中銀要人発言と議事要旨」に分散しました。こうなると、材料が一点に集中せず“方向感が出にくい”のが普通ですが、ドル円だけは日本固有の政治・財政要因が重なり、行き過ぎを警戒しながらも上方向に引っ張られた1か月だったと言えます。
米国では、10月1日から続いていた連邦政府機関の閉鎖が11月12日に史上最長となる43日間(これまでは35日間が最長)で終了しました。ただ、この閉鎖は統計作成に直撃し、重要指標が欠けた状態が長引いたことで、FRBも市場も「データ不足の中で12月をどう読むか」という不透明感を抱えたまま11月を進むことになりました。
その中で注目イベントになったのが、11月19日に公表された10月FOMC(10月28〜29日)の議事要旨です。議事要旨では、12月以降の政策判断を巡る温度差が示唆されたことに加え、量的引き締め(QT)を12月1日に停止する方向で「幅広い支持」があった点が材料になりました。利下げ局面でも「ドルが一方的に売られにくい」空気が残り、ドル円は下押しよりも「押したら戻る」形になりやすかった印象です。
欧州は、11月のユーロは派手さはないが底堅いという位置づけでした。ECB自体は「当面の政策は良い位置」というトーンが優勢で、議事要旨(10月会合分)でも「様子見の価値が高い」という整理が目立ちました。 実際の値動きでもユーロドルは、11月末にかけて小幅に持ち直し、月末は1.16ドル近辺で終えています。
そして11月のドル円の主因は、やはり日本サイドでした。高市政権の大型の景気・物価対策が具体化するにつれ、「財政拡張+低金利志向」の組み合わせが、円と国債に同時に圧力をかけやすい構図を強めました。実際、政府は21.3兆円規模の経済対策を固めたうえで、18.3兆円の補正予算を閣議決定し、その多くを新規国債発行(11.7兆円)で賄う形を示しています。
この間、首相は国会で「投機的な円安には必要な対応を取る」「英国型のトラス・ショックのような事態ではない」と火消しをしつつも、市場が見たのは火消しの言葉より“財政の数字”でした。結果として月後半、ドル円は157円台後半まで上昇し(11月20日前後に高値圏)、一方で介入警戒や12月の米金融政策観測もあって月末にかけては156円台へ戻す、という往来になりました。
月末には逆風も出ています。東京都区部のコアCPIが11月も2%目標を上回って推移し、日銀が12月会合で追加利上げを判断する材料になり得る、という見方が強まりました。財政懸念が円安を作り、円安が物価を押し上げ、物価が日銀の背中を押す――という循環が意識され始めた点は、11月の大きな変化です。
以上のように、2025年11月の為替は「米国は政府閉鎖の後遺症で見通しが濁り」「欧州は現状維持に自信を深め」「日本は財政拡張が前面に出て円が売られやすい」という三者三様の構図でした。
12月は11日のFOMCに注意が必要です。市場では0.25%利下げでFF金利を3.50〜3.75%へ下げる可能性が高いとみているようです。CMEによる利下げ確率は約85%で、ウォラーFRB理事も12月利下げが適切と発言しています。発表時には為替相場が一時的に乱高下するおそれもあります.
発表時には相場が大きく乱高下するおそれがあるため、事前に保有ポジションの決済とEAの稼働停止をお勧めします。
MT4でのEAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のページを参考にしてください。
■ 2025年11月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)
デモ口座実稼動、EAデフォルト設定(推奨設定)フル稼働、Swap含まず公表。()内は重要指標発表でもEAをフル稼働した場合の結果です。
・Alpen + 10.88%(+ 11.23%)
・Flow + 0.68%(+ 0.68%)
・Samurai - 0.88%(- 0.88%)
・Gold_EA11 - 3.87%(- 3.87%)
・Aura - 6.57%(- 6.57%)
・Rider - 10.10%(- 15.61%)
■12月の注目経済指標
12月11日 米 FOMC政策金利発表(4:00)
12月16日 米 雇用統計(22:30)
12月18日 米 消費者物価指数(22:30)
12月19日 日 日銀政策金利発表(11:00~14:00)
1月1日 米 FOMC議事要旨(4:00)
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