7月の当社EAは大きく利益獲得!7ヶ月連勝のEAも!
2025年7月の外国為替市場は、米国の主要経済指標や中央銀行の政策決定に左右される展開となり上下動の激しい相場となりましたが、当サイトのリリースするEAは全体的に良い成績となりました。上下動は激しかったものの全体の相場ボラティリティは今年5月からドル円、ユーロドルともに下落傾向にあり、EAのトレード数の確保が難しい状況でしたが、今月リリースしたEAで対応しております。
7月に発表された重要指標の結果に目を向けると3日に発表された米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数が14.7万人増加し、底堅さを示しましたが、民間部門の雇用者数と平均時給の伸びが市場予想を下回ったため、米国の労働市場がピークアウトし始めたとの見方が市場で意識されました。これを背景にFRB(米連邦準備制度理事会)が近い将来に利下げに踏み切るとの観測が一時的に強まりましたがその後の指標発表により状況は変化しました。 特に市場参加者の関心を引いたのは、7月15日に発表された米国の6月消費者物価指数(CPI)でした。この結果、前年比+2.7%(前月比+0.3%)と市場予想を上回り、前月の+2.4%から伸びが加速しました。また、食品とエネルギーを除くコアCPIも前年比+2.9%(前月比+0.2%)とFRBが目標とする2%を依然として上回る高い水準を示しました。この指標は、米国政府の関税政策による輸入コストの上昇が物価に徐々に影響し始めていることを示唆しており、市場ではFRBの早期利下げ期待が後退しました。
これらを踏まえ、7月31日に行われたFOMCでは政策金利が4.25~4.50%に据え置かれ、パウエル議長も利下げには慎重な姿勢を示したため、市場の利下げ期待は後退しており9月のFOMCでの利下げ予想は7月当初は60%以上ありましたが、現在では40%台にまで下がっています。
ドル円相場は、月初は1ドル=143円台前半からスタートしました。米国の利下げ観測とともに、日銀内部で金融政策の正常化議論が高まったことから、日米の金利差縮小を見込んだ円買いが進み、一時142円台後半まで円高が進行しました。しかし月の中盤以降は状況が一変し、米国とEUおよび日本との通商交渉が相次いで合意に至ったことが市場心理の改善につながりました。特に米EU間ではEUが米国向けの輸出品に15%の包括的関税を受け入れる合意となり、米日の交渉でも関税引き上げリスクが回避されました。これにより市場のリスク回避姿勢が和らぎ、安全通貨である円への需要が低下したことで円安が進行しました。また、月末に発表された米国の4-6月期GDP速報値が年率+3.0%と市場予想を上回ったことから米経済の底堅さが再確認され、ドル買いがさらに促されました。結果としてドル円は急激に円安方向へ転じ、月末には1ドル=149円を超えるまで上昇し、150円を見据える展開となっています。
一方、ユーロドル相場は月初に1ユーロ=1.18ドル近辺まで上昇しました。これは米国の利下げ期待によるドル売りが進み、相対的にユーロの魅力が高まったためです。しかし中旬以降は、前述の米EU間通商交渉の結果、欧州経済への懸念が再燃したことに加えて、ユーロ圏の景況感を示す経済指標が悪化したことから、ユーロ買いの動きが後退しました。ECB(欧州中央銀行)は7月24日の理事会で政策金利を2.0%に据え置き、ラガルド総裁は経済指標次第では追加緩和の可能性もあると慎重姿勢を示したため、ユーロ売りがさらに加速しました。そのためユーロドルは月末にかけて反落し、1ユーロ=1.15ドル台半ばで取引を終えました。
今後も米国や欧州の金融政策動向に市場は敏感に反応すると予想され、特にFRBやECBの政策変更を占う経済指標や中銀関係者の発言、さらに通商問題や地政学リスクも注視される状況が続く見込みです。
8月については、21日のFOMC議事録が注目されています。7月31日に発表されたFOMC政策金利では現状維持となりましたが、来年5月のFRB議長選任でトランプ大統領が任命している2人の理事が利下げに票を投じており、さらに一人の理事はFOMCを欠席しています。FOMCの決定に複数の反対票が入ったのは1993年12月以来32年ぶりのことです。現状でトランプ氏の圧力がFRBにどれほど影響しているか議事録から読み取れる可能性もあります。
発表時には相場が大きく乱高下するおそれがあるため、事前に保有ポジションの決済とEAの稼働停止をお勧めします。
MT4でのEAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のページを参考にしてください。
■ 2025年7月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)
デモ口座実稼動、EAデフォルト設定(推奨設定)フル稼働、Swap含まず公表。()内は重要指標発表でもEAをフル稼働した場合の結果です。
・BoxFX19 + 12.06%(+ 15.37%)3カ月連勝中
・CCITrade12 + 8.46%(+ 9.81%)7カ月連勝中
・UJTrade7 + 8.26%(+ 1.96%)
・WADX16 + 4.49%(左に同じ)7カ月連勝中
・Gold_EA10 + 3.27%(左に同じ)
・SARFX1 − 9.31%(− 14.56%)
※ 7月末リリースの最新EAはポジションを持ちませんでした。
■ 2025年8月の注目経済指標
8月1日 米 雇用統計(21:30)
8月5日 日 日銀金融政策決定会合(11:00~13:00頃)
8月12日 米 消費者物価指数(21:30)
8月21日 米 FOMC議事録(3:00)
8月29日 米 消費支出(21:30)
配布しているMT4専用のEAはダウンロード無料です。是非この機会に無料EAをご取得ください。
■ 良くあるお問合せ
・MT4 EAがポジションを持たない場合の対象方法今後とも当サイトを宜しくお願い致します。