6月のEA取引結果は良好、為替相場も良好!
6月のEA取引は、全体的に良好な結果となりました。為替相場は、ドル円・ユーロドルともに軟調な展開となり、若干ボラティリティは低下したものの、依然として十分な水準が保たれており、MT4での自動売買にとっては良好な環境が続いています。
6月の為替相場を詳しく見ると、米国の金融政策や各種経済指標の発表を受け、大きく変動する場面が見られました。特に注目を集めたのは米国の雇用統計で、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を下回り、平均時給の伸びも鈍化。これにより、堅調とみられていた労働市場のピークアウトが意識され、FRBによる近い将来の利下げ観測が強まりました。
その結果、ドルは円やユーロなどの主要通貨に対して軟調に推移。ドル円・ユーロドルともに5月よりボラティリティはやや低下したものの、依然としてトレードには十分な変動幅があり、リリース中のEAも全体的に良好な成績をおさめました。
それぞれの通貨ペア別に見ると、ドル円相場は月初に148円台で推移していましたが、米雇用統計の弱い結果を受けてドル売りが進み、月末にかけて143円台半ばまで円高が進行しました。
また、日銀内部での金融政策に関する議論も注目されており、一部の政策委員からは物価上昇を背景に、将来的に金融政策を引き締め方向へ調整する必要性が示されています。これにより、日米間の金利差縮小が予想され、円買いの動きが強まりました。
ユーロドル相場も米ドル売りの影響を受けて大きく動きました。米国の利下げ観測が強まる中、相対的にユーロの魅力が増し、市場ではユーロ買い・ドル売りの動きが顕著となりました。
結果として、ユーロドル相場は月間を通じて上昇基調が続き、一時1.17台後半まで上昇。これは約4年ぶりの高水準で、市場ではさらにユーロが強含む可能性も指摘されています。
一方、ユーロ圏経済は決して楽観的とは言えません。ECBは域内の経済回復の遅れを踏まえ、追加的な利下げの可能性を検討しているとの報道もあります。ただし、現状では米国の利下げ期待の方が強く、ドルが相対的に弱含むため、ユーロが買われやすい地合いとなっています。
今後もFRB、ECB、日銀など各国中央銀行の政策方針や経済指標に敏感に反応する展開が続くでしょう。特に米国経済の動向やインフレ指標、さらに米中・米加の通商協議、中東情勢など地政学リスクも為替変動の重要な要因です。
7月は31日のFOMC政策金利発表が注目されています。市場予想では約75%が現状維持と見ており、利下げの可能性は低いとされています。とはいえ、米国の雇用状況悪化の兆しから利下げの可能性が完全に否定されているわけではありません。実際、FRB理事のクリストファー・ウォーラー氏や副議長のミシェル・ボウマン氏は7月の利下げを支持しています。
発表時には相場が大きく乱高下するおそれがあるため、事前に保有ポジションの決済とEAの稼働停止をお勧めします。
MT4でのEAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のページを参考にしてください。
■ 2025年6月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)
デモ口座実稼動、EAデフォルト設定(推奨設定)フル稼働、Swap含まず公表。()内は重要指標発表でもEAをフル稼働した場合の結果です。
・CCITrade12 + 9.68%(+ 9.68%)6カ月連勝中
・WADX16 + 9.16%(左に同じ)6カ月連勝中
・BoxFX19 + 7.25%(左に同じ)2カ月連勝中
・SARFX15 + 4.96%(+ 11.37%)2カ月連勝中
・UJTrade7 - 1.69%(左に同じ)
・Gold_EA10 - 8.76%(- 17.13%)
■ 2025年6月の注目経済指標
7月3日 米 雇用統計(21:30)
7月10日 米 FOMC議事要旨(3:00)
7月15日 米 消費者物価指数(21:30)
7月24日 欧 ECB政策金利(21:15)
7月31日 米 FOMC政策金利(3:00)
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