4月のEA成績は好調、ドル円相場は大きく下落
4月のEAは全体的に好成績となり、安定したパフォーマンスを示しました。為替相場では、ドル円が大きく下落し、一時昨年9月以来の140円割れとなりました。ユーロドルもドルの弱さが目立ち、2021年9月以来の1.15ドルを超えました。これはトランプ政権による関税措置が米国経済に悪影響を与えるとの懸念が背景にあり、ドルの弱化が主な要因とされます。
急激な相場変動により、ドル円、ユーロドルともにボラティリティが上昇しています。関税政策については、トランプ大統領が緩和措置を示唆しており、為替相場は一時的に落ち着きを見せていますが、今後の展望が不透明な中で相場も乱高下状態に陥る恐れがあります。
主な経済指標に関しては、4月4日に発表された米国の雇用統計では労働市場は好調を維持していますが、関税措置により企業や消費者の信頼感が揺らいでおり、今後の労働市場の持続性が注目されています。また、4月30日に発表された米国第1・四半期のGDPは前期比0.3%減となり、2022年第1・四半期以来のマイナス成長となりました。これは関税措置を前に企業が大量の駆け込み輸入を行ったことによるものと考えられます。同日発表の米国個人消費支出(PCE)は前月の+2.7%から鈍化したものの、市場予想の+2.2%を上回る+2.3%となりました。これは関税措置により価格上昇が予想される自動車の購入が増加したためです。
5月については、2日の雇用統計や8日のFOMCが注目されています。4月30日に発表されたADP雇用統計は市場予想を大きく下回る+6.2万人でした。これはこれまでの好調な労働市場が鈍化する兆しと見なされるかもしれません。FOMCでは関税措置によるインフレ懸念があるものの、今回の利下げは予想されていません。しかし、次回の6月18日のFOMCでは利下げが期待されており、今後の方針に関する発言が注目されるでしょう。発表時には相場が大きく乱高下するおそれがありますので発表前には事前に保有ポジションを決済しEAの稼働を停止されることをお勧めいたします。
MT4でのEAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のページを参考にしてください。
■ 2025年4月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)
デモ口座実稼動、EAデフォルト設定(推奨設定)フル稼働、Swap含まず公表。()内は重要指標発表でもEAをフル稼働した場合の結果です。
・Gold_EA9 + 9.93%(左に同じ)4カ月連勝中
・CCITrade11 + 6.24%(+ 0.13%)4カ月連勝中
・UJTrade6 + 5.67%(左に同じ)
・WADX15 + 4.42%(- 1.58%)4カ月連勝中
・SARFX14 - 0.38%(- 6.10%)
・BoxFX18 - 3.28%(- 8.91%)
■ 2025年5月の注目経済指標
5月2日 米 雇用統計(21:30)
5月8日 米 FOMC政策金利(3:00)
5月13日 米 消費者物価指数(21:30)
5月29日 米 FOMC議事要旨(3:00)
5月30日 米 個人消費支出(21:30)
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