9月結果 ボラティリティが大きく低下、EAは厳しい展開

[更新日:2019年10月02日]

8月に上昇したドル円相場のボラティリティは9月になって再び下降しEAにも影響しました。8月の高値と安値の上下幅は4.8円ほどでしたが、9月は2.7円と8月の56%ほどのボラティリティとなり、日本を含む世界中のニュースでも2019年は歴史的な低ボラティリティであることが取り上げられました。

また出来高も8月の70%程度。2019年は出来高が少ない状況が続いており2019年の平均出来高は2017年、2018年の平均出来高と比較しても60%程度しかない状況です。出来高が少ないことは相場参加者が少なくなっていることなので、このような相場はテクニカル無視でちょっとした要人発言のようなファンダメンタルで荒れた相場になりやすくなります。

RSIlogic3の6カ月連続勝利、RegFX3の5カ月連続勝利、PTSTR1の3カ月連続勝利が期待された9月ですが残念ながら記録は更新できませんでした。リリース中のMT4 EAの9月の成績はドル円を取引主体としているものについては、Proto7V8がある程度の成績を残してくれましたが、FXAR3については損失に繋がりました。またユーロドルを取引主体にしているものについて、8月に大きな利益を出したPTSTR1が残念ながら9月の相場に乗れずに損失となりました。しかし注目の経済指標前にEAのポジション決済を行っていた場合は、かなり損失を軽減できたようです。

その他のユーロドル系のMT4 EAもわずかに損失が出ていましたが、RSIlogc3も注目の経済指標前のポジション決済を行っていれば利益が出ていたようです。

さて10月ですが、何と言っても31日の英国のEU離脱期限に注目が集まっています。期限前の10月17日にEU会合が開催されますが、それまでに英国とEU側が離脱条件に合意する可能性は極めて低い状況です。またジョンソン英首相は10月31日までに合意が無い場合は離脱を強行することにこだわっているので合意なき離脱の可能性は高まっています。

10月31日がどのような結果になるか分かりませんが、現在の状況を考えると当日は他の注目経済指標と同様に、事前に保有ポジションを決済しMT4 EAの稼働を停止されることをお勧めいたします。

EAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のサイトを参考にしてください。

MT4 EAの経済指標発表時の稼働停止の必要性について

また、リリース中のEAで取引数を増やす設定を以下ページに公開しています。積極的にパラメーター変更することをお勧めしませんが、取引数の増加を望まれる方には参考になると思います。

リリース中のMT4 EAの取引数を増やす設定について

■ 2019年9月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)

デモ口座実稼動、EAデフォルト設定フル稼働、Swap含まず公表。
()内は重要指標発表で、EAを停止した場合の結果となります。

・Proto7V8    + 4.09%(+ 1.85%) ※1
・RSIlogic3    - 1.83%(+ 5.09%)※1
・RegFX3     - 6.7pips(左に同じ)
・FXAR3      - 14.7%(- 13.3%)※1
・PTSTR1     - 17.1%(- 8.91%)※1

※1、proto7V8、FXAR3、RSIlogic3、PTSTR1は最大損失率を基準にしているEAであるため、EAの成績は証拠金残高に対する損益率(%)で記載しています。

■ 10月の注目経済指標

10月4日 米 雇用統計(21:30)、パウエルFRB議長発言(27:00)
10月9日 米 FOMC議事録(27:00)
10月24日 欧 ECB政策金利(20:45)、ドラギECB総裁発言(21:30)
10月30日 米 FOMC政策金利発表(27:00)、パウエルFRB議長発言(27:00)
10月31日 英 EU離脱期限

EAのダウンロードは無料です!是非「無料EA」を無料取得してください。

■ 良くあるお問合せ

MT4 EAがポジションを持たない場合の対象方法

バックテストを正しく行う方法

今後とも当サイトを宜しくお願い致します。

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