5月結果 米中貿易問題でドル円が乱高下
5月の為替相場は米中貿易問題に振り回される展開になりました。まずは5月6日にトランプ政権が中国に対する関税率引き上げを実施する方針を示したことが発端になり、リスク回避の米ドル売り円買いが強まりました。
その後5月10日に2000億ドルに及ぶ中国輸入品に対する関税を現在の10%から25%に引き上げを実施し、5月13日にはこのアメリカの関税引き上げに対して報復関税をかけることを中国側が発表。
さらに5月21日には中国メディアが「中国は今のところ、米国との貿易交渉を継続することに興味がないかもしれない、誠意がほとんど感じられない」との報道を発表しました。
この期間、ドル円は激しく乱高下を繰り返す相場になりました。
また英国のEU離脱問題では5月23日に保守党が、メイ首相が辞任日程を発表しなければ新たな不信任案を提出すると圧力をかけた結果、翌日メイ首相が6月7日に首相を辞任することを発表しました。
市場では英国の「合意なきEU離脱」のリスクが高まっていると懸念しているようです。
以上のようなファンダメンタル的な要因に相場が振り回された結果、リリース中のEAではユーロドルを対象とするEAは利益を上げる事ができましたが、ドル円を対象とするEAは損失となり、Proto7V7.1の6ヶ月連勝記録、FXAR1の2ヶ月連勝記録がストップとなりました。
さて6月ですが、6月4日のパウエルFRB議長発言に注目が集まっています。5月のFOMCではインフレ低下の懸念が出ており、この時は一時的な要因の可能性を示しましたが、この件についての追加の情報が出てくる可能性もあります。
当日は一時的に相場が乱高下するおそれがありますので他の注目経済指標と同様に、事前に保有ポジションを決済しEAの稼働を停止されることをお勧めいたします。
EAの稼働停止および再稼働についてのタイミングは以下のサイトを参考にされてください。
MT4 EAの経済指標発表時の稼働停止の必要性について
https://mt4-ea.com/blog/4118/
■ 2019年5月のEAトレード結果(若干の誤差はご容赦ください。)
デモ口座実稼動、EAデフォルト設定フル稼働、Swap含まず公表。
()内は重要指標発表で、EAを停止した場合の結果となります。
・RSIlogic2.1 + 3.78%(左に同じ)※1
・RegFX2 + 84.9pips(左に同じ)
・2PTFX2 + 49.2pips(左に同じ)
・FXAR1 - 4.33%(左に同じ)※1
・Proto7V7.1 - 11.74%(-9.1%) ※1
※1、proto7V7.1、FXAR1、RSIlogic2は最大損失率を基準にしているEAであるため、EAの成績は証拠金残高に対する損益率(%)で記載しています。
■ 6月の注目経済指標
6月4日 米 FOMC政策金利発表(22:45)
6月7日 米 雇用統計(21:30)
6月19日 米 FOMC政策金利発表(27:00)、パウエルFRB議長発言(27:30)
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■ 良くあるお問合せ
・MT4 EAがポジションを持たない場合の対象方法今後とも当サイトを宜しくお願い致します。