12月後半(年末)のEAトレードは慎重に
12月後半は年末相場となり、通貨流通量が減少します。これにより為替レートが通常とは異なる動きをみせることが多く、MT4 EAが相場の変化についていけなくなる傾向が時折みられます。その為、12月の後半のトレードについては通常よりもロット数を抑えて取引をおこなうことを推奨いたします。
また、年始である年明相場においても基本、通常とはことなる相場展開となるりますが、当サイトのEAにおいては年始相場には対応できているケースが多いといえます。これらは過去のデータであり、実際には年始相場が始まってみないことには結果はわかりませんが、参考までの情報としてお伝えさせていただきます。
なお、以下に年末相場の分析をおこなったデータを紹介いたします。
■年末相場分析12月24日から12月31日までの平均出来高と10、11月の平均出来高を2008~2010年の各年で比較しました。
MT4の出来高とはTickがどれだけ動いたかの数値となります。
—◇1日平均出来高——————————-2008年10~11月 108,489
2008年12月24日~31日 56,940(10~11月の56.0%)
2009年10~11月 101,6822009年12月24日~31日 50,741(10~11月の49.9%)
2010年10~11月 67,9832010年12月24日~31日 43,322(10~11月の63.7%)
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これらのデータを見ると、年末相場になると、通常の半分程度のTick数しか動いていないことがわかります。Tick数が少ないということは、相場参加者が少ないということです。
当社の無料EAのバックテスト結果においても、12月24日~31日の間では微妙な成績となっています。しかし、必ずしも損失となるとは限りませんので、無料EAを稼働させるかどうかの判断はご自身にておこなってください。
また、1月2日~7日の成績をバックテストで確認してみると、ほぼ毎年プラスの成績を出しているという結果がみられました。この期間の1日平均出来高を前年10~11月と比較すると以下のようになります。
——————-2009年 86.1%
2010年 82.3%
2011年 114.2%
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通常相場よりも若干、出来高は少ないものの通常値に近い数値がみられます。2011年に関しては、通常よりも15%近くもTick数が増えています。
これらの数値を紐解いてみると、当社の判断としは年末はロット数を少なく設定し、年始を迎えたあとは通常ロットに戻すという資金管理が良いのではと考えます。
あくまでも当社の分析とはなりますので参考までにご理解いただければと存じます。
今後とも当サイトを宜しくお願い致します。