FXのpipsとは、FXトレードにおいて使用される値動きの単位のことであり日本語でピップスと呼ばれています。通貨ペアのスプレッドやMT4を活用したEAトレードなどの取引結果などでもpipsを使い報告されます。FXトレーダーの中にはpipsと通貨が同じものと勘違いしている方も多いのでpipsについて徹底的に解説していきます。
FXのpipsを徹底解説
pips(ピップス)とは
pips(ピップス)とは、FXトレードの共通の通貨単位として用いられているものです。pipはpercentage in pointの頭文字を取った略語でありpipsはその複数系となりますので、1pips、2pips、3pipsと記述されます。1pipsが1pipと記述されない理由は0.9 pipsなどの小数点以下が存在するためです。
FXの世界ではpipsという単位を頻繁に使います。スプレッドやスリッページを表す場合にも使いますし、当社ではMT4を活用したEAでの月間取引結果を+100pipsや-100pipsといったようにEAユーザーの方に報告しています。
通貨ごとの1pipsの基準を理解しよう
FXトレーダーは、USD/JPYやEUR/USDなどの様々な通貨ペアで為替取引をおこなっていますが、為替取引をおこなう通貨ペアによって1pipsの基準が異なる点に注意する必要があります。
以下画像をご覧ください。USD/JPYの通貨ペアの場合は、小数点以下第二位である1銭が1pipsの基準になります。USD/JPYだけでなくEUR/JPY、GBP/JPYなどの右側(決済通貨)がJPY(日本円)となっている通貨ペアは、すべて小数点以下第二位が1pipsの基準になります。小数点以下第三位は0.1pipsの基準となりますので合わせてご理解ください。