米前週分新規失業保険申請件数 前週をわずかに下回るも底打ち状態!

2022年06月24日

23日米労働省は前週分新規失業保険申請件数を発表し、市場予想の22.7万件に対し22.9万件となり、市場予想より2000件ほど上回りましたが、前週の23.1万件よりは逆に2000件減少しました。米国の失業保険申請件数は今年3月が底となり足踏み状態が続いています。

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米前週分新規失業保険申請件数

米労働省は23日、た。失業保険申請件数は前週比で2000件減少し、22.9万件となり市場予想の22.7万件は上回りましたが、前週の23.1万件よりは減少しました。労働市場は引き続き引き締まっていますが、若干の緩和の兆候も見られています。失業保険申請件数の4週移動平均は22万3500件と、1月下旬以来の水準に増加しています。なお前週分の継続受給件数は前週比5000件増の131.5万件で市場予想と一致しています。

申請件数は3月に16.6万件と53年超ぶりの低水準を付けて以来、足踏み状態が続いています。主に技術系と住宅部門で雇用減が報告され、住宅部門ではインフレ期待高進と米連邦準備理事会(FRB)の積極的な利上げを受けて住宅ローン金利が上昇し、活動が鈍化している状況です。

4月末時点の求人件数は1140万件で、失業者1人に対し2件近くの求人がある計算。エコノミストらによると、賃金上昇を抑制する方向で労働需給の均衡を回復させるためには失業保険申請件数が25万件を超える必要があるとのことです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月住宅着工件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に135.14円ほどであったドル円レートは発表後135円を割り込み、その後も徐々に下落をつづけ90分後には134.25円付近まで下がりました。今回は発表直後に一気に相場が動いたわけではなく、徐々に下落を続けたことから指標発表の影響は限定的だったと見る事ができます。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇していましたが、ここにきてその上昇も頭打ちの状況になってきております。5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたジワジワとボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。

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米5月住宅着工件数 予想を大幅に下回る!

2022年06月17日

16日、米商務省は5月の住宅着工件数の発表を行い前年同月比で-14.4%(市場予想-1.6%)と前月の+5.5%から大きく減少しました。住宅ローン金利の急激な上昇が住宅業界を冷え込ませている状況がうかがえます。

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米5月住宅着工件数

米商務省は16日に5月の住宅着工件数の発表を行いました。5月の住宅着工件数は前年同月比で-14.4%で前月の+5.5%から大幅に減少。また市場予想の-1.6%に対しても大幅な減少となりました。この減少は2021年4月以来の最大の減少です。

また同日に発表された5月の建設許可件数も-7.0%と前月の-3.0%や市場予想の-2.4%を大きく下回っています。FRBの急ピッチの利上げで住宅ローン金利も急上昇しており購入者が購入をあきらめるケースが多くなっており住宅市場が衰退してきているようです。

一戸建て住宅の着工は5月に9.2%の減少、5戸以上の集合住宅の着工は26.8%と大幅に減少しました。一戸建て住宅の建設許可は5.5%減、5戸以上の集合住宅の許可は10%減少しました。

地域的には、北東部では新しい一戸建て住宅の建設が14.6%増加しましたが、南部では20.7%の大幅な減少が見られ、中西部で1.9%と緩やかに増加しました。一方、新築住宅の許可のペースは全国的に低下し、一戸建て住宅が20.2%減少した北東部で最も顕著に感じられました。

オックスフォード・エコノミクスのナンシー・ヴァンデン・ホーテン氏は、「住宅ローン金利の急激な上昇が一部の買い手に購入を見送らせ、建設業者がより慎重になったため、今後は住宅は勢いを失い始めると予想している」と述べました。

また全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した6月のNAHB/ウェルズ・ファーゴ住宅建設業者指数は6カ月連続低下し、2020年6月以来の低水準となっています。潜在的な住宅購入者の見方を示す指数は48と5月の53(改定後)から低下しました。50を割り込むのは20年6月以来となります。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月住宅着工件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に132.76円ほどであったドル円レートは発表後132.55円付近へとわずかに下落しました。その後も132.5円と132.9円付近の間で保合い相場を形成しています。これは指標発表の影響は相場にほとんど影響を与えなかった見てよいでしょう。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られませんでした。

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米FOMC政策金利 一気に0.75%の引き上げ!

2022年06月16日

15日、米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利を0.75%引き上げました。これは1994年11月以来最大の引き上げです。この引き上げ幅に至った理由としては10日に発表された5月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で8.6%上昇したことがあげられています。

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米6月FOMC

米連邦準備制度理事会(FRB)は15日、米国が40年間で直面した最悪のインフレを抑制するため政策金利を一気に0.75%引き上げました。これは1994年11月以来最大の引き上げです。

連邦準備理事会のジェローム・パウエル議長は、FRBの目標は2%の持続的なインフレ率であると述べました。

「より明確になっているのは、私たちが管理していない多くの要因が、それが可能かどうかを判断する上で非常に重要な役割を果たすということです。そしてここでは、商品価格、ウクライナ戦争、サプライチェーンについて考えています。 」とパウエル氏は会見後の記者会見で述べました。また「金融政策のスタンスはそれらに影響を与えない」とも述べました。

0.75%の金利引き上げは、消費者物価指数(CPI)が5月の前年同月比で8.6%上昇し、市場の予測をはるかに上回ったことによるものです。連邦準備制度理事会のフェデラルファンド金利は、引き上げ後、1.5%から1.75%の範囲にあります。

今回のFOMCではFRBは5月の前回の会合後と同様に、金利を0.5%引き上げると予想されていましたが、パウエル氏は、金曜日の高いCPI値のように、中央銀行は今後の経済見通しに機敏に対応するだろうと繰り返し述べています。

また「インフレ期待のいくつかの指標が上昇し、今年のインフレ予測は大幅に修正された。これらの進展に対応して、委員会は目標範囲の大幅な拡大が正当な理由がある」「私たちの見解では、インフレは2022年にすぐにピークに達する準備ができているという考えは大いに覆された」と述べました。

パウエル氏は、7月の次回会合で0.5%またはさらに0.75%の金利引き上げが見込まれると述べましたが、現在の環境における金融政策は、経済がしばしば「予期せぬ形で変化する」ことを認識しなければならないことを繰り返し述べました。

「さらなる驚きが待ち構えている可能性がある。したがって、入ってくるデータと変化する見通しに機敏に対応する必要があり、すでに非常に困難で不確実な時間に不確実性を加えることを避けるよう努める」とパウエル氏は述べています。

今回の発表におけるMT4

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米5月卸売物価指数(PPI) 前月に引き続き高水準!

2022年06月15日

14日、米労働省は5月の卸売物価指数(PPI)を発表し、前月比で+0.8%(市場予想+0.8%)、前年同月比で+10.8%(市場予想+10.9%)で、高水準の物価上昇が引き続き米国の高インフレの要因となっています。

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米5月卸売物価指数(PPI)

米労働省は14日に5月の卸売物価指数(PPI)を発表しました。前月比では市場予想どおり0.8%の上昇で、4月の0.4%上昇から伸びが加速しています。前年同月比では10.8%の上昇で4月の10.9%からわずかに縮小しています。変動が大きい食品とエネルギー、貿易サービス部門を除いたコア指数の前月比0.5%上昇、前年比6.8%上昇。4月は前月比0.4%上昇、前年比6.8%上昇でした。

10日に発表された5月の消費者物価指数(CPI)も40年ぶりの高水準となっており、米国は現在深刻な高インフレ状態です。米連邦準備理事会(FRB)が1~15日に開催する米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.75%の利上げが行われる可能性が高まっています。

FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ルプキー氏は「卸売物価の上昇が続いており、今後数カ月は消費者物価にも一段の上昇圧力がかかることになる。FRBはインフレとの戦いに勝っていることを示すため、強力に対応する必要がある」と述べています。

項目別にみると、4月は3.0%下落していたガソリン卸売価格が8.4%上昇し、モノの物価上昇の4割を占めています。ジェット燃料は12%上昇し、家庭用天然ガスやディーゼル燃料なども上昇しました。

一方、食品卸売価格は横ばい。牛肉の価格下落が若鶏加工品の上昇を相殺しています。

サービス価格は4月は0.2%の下落でしたが、0.4%上昇となっています。運輸・倉庫が2.9%上昇し、サービス業全般の上昇の半分以上を占めました。トラックによる貨物輸送は2.9%上昇しています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月卸売物価指数(PPI)発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に134.47円ほどであったドル円レートは発表後には134.35円ほどまで下落しましたが、ほとんど相場への影響はありませんでした。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られていません。

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米5月消費者物価指数(CPI) 約40年ぶりの高水準に!

2022年06月11日

10日、米労働省は5月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比で8.6%の上昇となり、第二次オイルショック当時の1981年の8.9%以来40年ぶりの高水準となりました。コア指数の前年同月比は6.0%と前月の6.2%よりは縮小はしていますが、インフレが抑制されてきたとは言い難い状況です。

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米5月消費者物価指数(CPI)

米労働省は10日に5月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。5月のCPIは前年同月比で8.6%と予想の8.3%を上回りました。また3月の8.5%も上回り、第二次オイルショック時の1981年12月の8.9%にならぶ約40年ぶりの水準となっています。現在FRBは高水準のインフレ抑制の為に急ピッチで利上げをすすめているが、今後も長引く可能性があります。

変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数の上昇率は6.0%で予想の5.9%は上回りましたが、前月の6.2%は下回りました。コア指数の前月比は前月同様0.6%の上昇でいまだインフレの伸びが収まっていないようです。

エネルギーは前年同月比で34.6%、食品は10.1%の上昇、住居費は5.5%上昇となっています。今後は貧困層を中心に生活を圧迫するインフレへの不満がますます高まることが予想されます。また米国は人手不足が深刻な問題となっており賃金の上昇が加速すれば、インフレの制御はますます困難になります。

FRBのパウエル議長は5~7月に3カ月連続で0.5%の大幅利上げを実施する方針を強く示唆しており、市場の関心は既にその先の9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に移りつつあります。

前年同月比で伸びが縮んだコア指数も、前月比での上昇率は4月から横ばいとなっており、インフレがピークを越えたかどうか、いつ越えるのかという判断は金融政策の判断に直結する可能性があります。

この点についてパウエル氏も含めたFRB高官は慎重な発言に終始していて、ブレイナード副議長は物価上昇率が明確にピークを越えたという証拠がなければ9月も「同じ幅(0.5%)の利上げを続けることが適切になるかもしれない」との考えを示しています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月消費者物価指数(CPI)発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に134.184円ほどであったドル円レートは発表後には134.40円ほどまで上昇し、その後133.52円ほどまで急降下し、約90pipsほどの間でのジェットコースター相場になりました。その後もじわじわと上昇を続けています。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られていません。

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