まずはバックテストレポートを見てみましょう。
このレポートの中なら特に重要な項目(番号を振ってあるもの)について説明します。
どこの業者のMT4でバックテストしたものか?
レポートの①の部分になります。
どこの業者なのかを知ることで、どの程度のスプレッドでバックテストしたものかを知ることができます。
極端にスプレッドが小さい業者の提供しているMT4でバックテストしたものは、他の業者で使用した場合パフォーマンスが大きく悪化する可能性があります。
なお現行のMT4はバックテスト時のスプレッドを自由に変更できるので、EAの購入を考えている場合は購入先へメールなどで「スプレッドはいくつでバックテストしているのか?」と問い合わせるのも手です。
またMT4のバックテスト時には1分足データが必要です。
現在私の知る限りFXDD社が2005年以降の1分足データを提供しています。このデータはある程度精度の高いものですが、MT4の開発元であるMetaQuotes社が提供するデータは精度が低いようです。
こういった精度の低いデータでバックテストしたものは再現性に乏しく、実際に使用すると非常にパフォーマンスが悪いことがあります。
スプレッドと同時に「どこのヒストリカルデータを使用してバックテストしたものか」を問い合わせると良いでしょう。
使用している通貨ペアは?
レポートの②「Symbol」(または「通貨ペア」)になります。
EAがどの通貨ペアを使用するのかを示しています。
もちろんどの通貨ペアでも良いのですが、できるだけ取引量の多い通貨ペアを使用しているEAがよいでしょう。