米7月消費者物価指数(CPI) 伸びが鈍化!

2022年08月11日

10日米労働省は7月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比で+8.5%(市場予想+8.7%)となり前月の+9.1%から伸びが鈍化しました。鈍化の理由としてはガソリン価格の急落があげられています。

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■米7月消費者物価指数(CPI)

米労働省は10日、7月の消費者物価指数(CPI)を発表し、前年同月比で+8.5%となり、約40年ぶりの伸びとなった6月の+9.1%からは鈍化しました。また市場予想の+8.7%も下回りました。前月比でも0.0%と横ばいとなり前g熱の+1.3%、市場予想の+0.2%を下回りました。伸びが鈍化した理由としてはガソリン価格が約20%下落したことがあげられています。

また変動の大きい食品とエネルギーを除いたCPIコア指数は前年同月比は5.9%で市場予想の+6.1%を下回り、前月の+5.9%を維持。前月比では市場予想の+0.5%を下回る+0.3%で前月の+0.7%から伸びが鈍化しています。

CPIがガソリン価格の急落により上昇せず、過去2年間にわたってインフレ高進が続いていた中で、安堵すべき顕著な兆しとなった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)が9月も大幅利上げを続けるべきかどうかを検討している中、基礎的インフレ圧力は依然高止まりしていることも示されています。

キャピタル・エコノミクスの米国担当チーフエコノミスト、ポール・アッシュワース氏は「FRBが求めているほどのインフレの大幅な低下には至っていない。しかしこれは出発点で、今後数カ月に物価上昇圧力緩和の兆候がより幅広く確認されると予想する」と述べました。

米金利先物市場では9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75%ポイント利上げの観測が後退し、0.5%ポイント利上げ予想が高まっています。

部門別に見ると、食品価格は前月比+1.1%。6月は+1.0%でしたので、高止まりしている状況です。家賃・帰属家賃は6月とほぼ同じペースで上昇。エネルギー関連を除くサービスは前年比+5.5%と、前月と同様の上昇ペースが続いています。

オックスフォード・エコノミクスの米国チーフエコノミスト、キャシー・ボストヤンシック氏は「CPIは心強い内容だったが、とりわけサービス部門でのインフレ圧力は引き続き強く、家賃の上昇も続いている」と述べました。

また、クリーブランド連銀がまとめた消費者物価に関する指標の7月のCPI中央値は+6.3%と、前月の+6.0%から伸びが加速した。

バイデン大統領は、インフレ鈍化の兆しが見えているとしながらも、国民の生活を楽にするためになお多くの取り組みが必要との考えを示しました。

■今回の発表におけるMT4

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米7月雇用統計 予想を大幅に上回る!

2022年08月06日

5日、米労働省は7月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数の前月比は市場予想の+25.0万人を大きく超える+52.8万人となっています。FRBは現在、高水準のインフレを抑制するために積極的な利上げを続けていますが、今回の結果を受けて今後も利上げを継続していく可能性が高まっています。

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米7月雇用統計

米労働省は5日、7月の雇用統計を発表しました。非農業部門雇用者数は前月比+52.8万人と市場予想の25.0万人を大きく上回り、就業者数は新型コロナ禍前の水準に回復しました。これは2022年2月以来の大幅増で19ヵ月連続の雇用拡大となっています。なお、前月の雇用者数は37.2万人から39.8万人に上方修正されています。失業率は前月の3.6%から3.5%に低下し、市場予想の3.6%も下回りました。今回の雇用統計の結果から米国内経済は現在のところ景気後退(リセッション)には陥っていない状況が分かります。FRBは今回の結果を受けて今後も積極的な利上げを継続していく可能性が高い事が予想されます。

ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は、雇用統計に米経済が景気後退に陥っている兆候は示されていないとし、「FRBがインフレとの戦いを積極的に進めていく自信を与える内容」と述べました。

またBMOキャピタル・マーケッツのマイケル・グレゴリー副チーフエコノミストも「雇用の力強い伸びや極めてタイトな労働市場、非常に高い賃金インフレを背景に、FRBが来月も大幅利上げを継続する公算が大きい」と述べています。

フィナンシャル・マーケッツ・オンラインのディレクター、ジェームズ・ベントレー氏は、金融政策で厳しい舵取りを強いられている他の主要中銀とは異なり、「FRBが迷わず現在の政策軌道を維持できる可能性が高まっている」と述べました。

6月末の求人数は1070万人、求人倍率は1.8倍で、労働市場は引き続きタイト。エコノミストは雇用者の伸びが年内に急減速するとは見込んでいないようです。

平均時給は前月比で+0.5%(市場予想+0.3%、前月+0.4%)で、前年同月比では+5.2%(市場予想+4.9%、前月+5.2%)となっています。

オックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、リディア・ブソワ氏は「労働市場の強さが持続し、労働供給が回復していないため、賃金上振れリスクは当面上向きのようにみえる」と述べた。

分野別に見ると7月は幅広い分野で雇用が増加。レジャー・接客が+9.6万人で大幅な伸び。しかし、同部門の雇用は依然2020年2月の水準を120万人下回っている状況です。

専門職・企業サービスは+8.9万人、ヘルスケアは+7.0万人。政府は+5.7万人、建設業は+3.2万人、製造は+3.0万人となっています。

なお労働参加率は62.1%と、6月の62.2%から低下しています。

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米7月ISM製造業総合景況指数 予想は上回るも2年ぶりの低水準!

2022年08月02日

1日、米供給管理協会は、7月のISM製造業総合景況指数を発表しましたが、結果は52.8と市場予想の52.0を上回る結果となった一方で前月の53.0からは低下し2020年6月以来の低水準となりました。高いインフレ率が収まらない中で、製品需要が落ち込んでいる様子がうかがえます。

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米7月ISM製造業総合景況指数

米供給管理協会(ISM)は1日、7月の製造業総合景況指数を発表しました。市場予想の52.0に対して52.8と予想を上回る結果でしたが、前月の53.0は下回り、前月に続き低下。新型コロナパンデミックによる経済封鎖開始直後の2020年6月以来の低水準となっています。受注の減少や在庫増加を受け、製造業者は生産のペースを落としている状況です。生産指数も約2年ぶりの水準に低下。新規受注は前月に続き縮小圏にとどまっています。経済が勢いを得るのに苦慮する中、製品需要が軟化していることが浮き彫りとなったかたちです。

ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で「委員の間では、経済の軟化を巡り懸念の声が出ている。サプライチェーンの過剰在庫に対する不安が強まる中で、新規受注の指数が2カ月連続での活動縮小を示したためだ」とのべました。

在庫指数は57.3(前月56.0)に上昇し、1984年以来の高水準。在庫が積み上がっている製造業者が増えていることを示唆しています。サプライチェーンが一段と混乱した場合に備えて在庫を積み増している製造業者も多く、この指数上昇は一部に意図しない在庫増が含まれていることを示唆している可能性もあります。 

重要項目である新規受注は48.0(前月49.2)と、6月に続き2カ月連続で活動縮小を示し、一段と悪化。2020年5月以降2年ぶり最低となっています。雇用も49.9と前月の47.3からは改善されていますが、3カ月連続で50割れとなっています。支入れ価格は60.0と、前月の78.5から大幅下落。2020年8月来で最低となり下落幅は過去最大となっています。原油価格が6月に高値を付けたのち、低下基調にあることが価格の下落につながったと見られています。

先週発表された4−6月期国内総生産(GDP)速報が1−3月期に続き2四半期連続のマイナス成長となったためテクニカルリセッション入りし、7月ISM製造業も2年ぶり低水準となったほか、インフレもピークに達した可能性が示唆されたため、連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利上げの必要性は低下している一方で、企業は引き続き従業員が見つからないと、雇用の問題を指摘しています。さらに調査では、楽観的な見通しと、悲観的な見通しを比べた場合、その差は6対1と、前月の3対1から一段と広がっており、景気成長が保たれるとの見方があります。

ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、週末のTVインタビューで、インフレが潜在的な景気後退に比べてより大きな脅威であることを強調。引き続きインフレ抑制を優勢とする姿勢を再確認しました。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米6月新築住宅販売件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に131.96円ほどであったドル円レートは発表直後132.39円から131.96の約40pipsほどの範囲で動きました。発表直後から15分ほどは上下動の激しいジェットコースター相場が見られましたが、その後相場は落ち着きを取ろ戻しました。なお当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。

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MT4 EAの取引履歴(2022年7月)

2022年07月31日

当社でリリース中の無料MT4 EAの取引履歴を確認いただけるページとなります。

公開している取引履歴は、皆様にMT4 EAを無料配布をした状態(デフォルト設定)から設定変更を一切加えず、さらに「重要指標発表」の時であってもMT4 EAのロット数調整や稼働停止をおこなわなかった場合の取引履歴となります。

MT4 EAは、重要指標発表時での取引を避けるのが一般的であり、通常はロット数調整や稼働停止などの措置をおこなうべきといえますが、このページでは「皆様にMT4 EAのポジション保有状況を把握いただく」ということを目的としていますので、MT4 EAをフル稼働した場合の取引履歴をご案内しています。

当社のMT4 EAを取得してリアルなFXトレードをおこなう場合は、重要指標発表の前後だけでもEA稼働を停止して、相場が落ち着きを戻してきたことを確認してから、MT4 EAを再稼働させるようなトレード手法を選択してください。

今月の重要指標発表の日時は以下となります。以下は日本時間での日程となりますので、この時間帯でのFXトレードにはご警戒ください。

以下の指標発表時の少なくとも15分ほど前には保有ポジションがある場合は手動で決済を行い、EAの稼働を停止されることをお勧めいたします。

7月6日 米 

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米6月新築住宅販売件数 予想を下回るが住宅価格は下落傾向か?

2022年07月27日

26日、米商務省は6月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し59.0万件と市場予想の66.0万件を下回りました。前年同月比は-17.4%、前月比では-8.1%となっています。ただこれまで高騰を続けてきた住宅価格は販売数の減少から徐々に下落してきています。

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米6月新築住宅販売件数

米商務省は26日、6月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し、市場予想の66.0万件に対し59.0万件と予想を下回りました。前年同月比では-17.4%、前月比では-8.1%となっています。新型コロナウイルス禍に伴う都市封鎖で販売が低迷した2020年4月(58.2万戸)以来、2年2カ月ぶりの低水準に落ち込みました。なお前月の結果は69.6万件から64.2件に下方修正されています。

販売価格(中央値)は40万2400ドル(約5500万円)で、前年同月比では+7.4%となりましたが、前月比では-9.5%となっています。価格の落ち込み幅は14年9月以来、7年9カ月ぶりの大きさとなっています。住宅価格は人件費や原材料価格の高騰で上昇をつづけていましたが、ここにきて販売数が減速し、新築の住宅価格は下落の兆しを見せています。

米連邦住宅金融庁(FHFA)が同日発表した5月の全米住宅価格指数は前月比で1.4%、前年同月比で18.3%上昇しました。FHFAのエコノミストは「上昇ペースは2月以降緩やかになってきたが、物件が少ないことから依然として高水準だ」と指摘しています。

月末時点の在庫は45.7万戸と、前月比の44.7万戸から増加。建設中は67.0%、未着工が24.1%。6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.3ヵ月、前月は8.4ヵ月でした。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米6月新築住宅販売件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に136.47円ほどであったドル円レートは発表直後136.29円から136.45の範囲で動きました。値動きの範囲が狭かったことから、ほとんど相場には影響がなかったと言ってよいでしょう。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。

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