3月米新築住宅販売件数 予想外の伸び!
米商務省は25日、3月の新築住宅販売件数を発表しました。販売件数が市場予想の63.2万件に対して68.3万件、前月比が市場予想の-1.3%に対して+9.6%といずれも予想外の伸びを示しました。今回の結果の要因となったのは住宅ローン金利の低下が影響しているものと思われます。しかし、住宅市場はまだ課題が残っており、銀行の融資基準が引き締まっているため、新規プロジェクトの資金調達や住宅購入希望者のローン確保が難しい可能性があります。
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3月米新築住宅販売件数 1年ぶりの高水準に急上昇
25日、米商務省は3月の新築一戸建て住宅販売戸数を発表し、年換算で前月比+9.6%と市場予想の-1.3%、前月の-3.9%を大きく上回りました。年換算の販売件数は68.3万件で市場予想は63.2万件、前月は62.3万件でした。新築販売件数が好調だった要因は、低い住宅ローン金利が需要を刺激したことが影響していると見られます。
なお新築住宅の売上は契約の締結時に集計されるため、住宅市場の先行指標とされていますが、月々の変動が大きいことがあります。
住宅ローン金利が下落すると、購入者はその機会を利用して住宅を購入してきました。人気のある30年固定金利住宅ローンの平均金利は、2022年末に7.03%のピークを記録しましたが、3月にはほぼ下落していました。これは住宅金融機関のフレディ・マックのデータによるものです。
ロイターのエコノミストによる予測では、米国全体の住宅販売のわずかなシェアを占める新築住宅の売上は、630,000戸のペースに減少すると予想されていました。
3月には、北東部で売上が170.8%急増しました。西部では29.8%、中西部では6.0%増加しましたが、南部では5.4%減少しました。また、3月の年間ベースでの売上は前年同月比で3.4%減少しました。住宅市場は、米連邦準備制度理事会(FRB)が1980年代以降で最速の利上げを実施したことにより、大きな打撃を受けています。
しかし住宅市場の最悪期はおそらく過ぎ去ったと考えられます。3月には1戸建て住宅の着工が2か月連続で増加し、将来の建設許可も5か月ぶりの高水準に達しましたが、住宅建築業者の信頼感はまだ低いままです。
それでも、課題は残っています。銀行が融資基準を引き締めているため、住宅メーカーが新規プロジェクトの資金を調達することや、住宅購入希望者が住宅購入のためのローンを確保することが難しくなる可能性があります。
3月の新築住宅の中央値価格は44万9800ドルであり、1年前から3.2%上昇しました。先月末には市場に出回っている新築住宅が43万2000戸あり、2月の43万4000戸から減少しています。3月の売上ペースでは、市場に出回っている住宅の供給をクリアするのに7.6か月かかる見込みであり、2月の8.4か月から減少しています。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米3月新築住宅販売件数発表時のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、ほとんど影響はありませんでした。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては事前のメルマガ等でEAの事前ポジションの決済と稼働停止をうながしておりましたので影響はなかったものと思われます。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。