3月米雇用統計 好調な結果
米労働省は7日、3月の雇用統計を発表し、3月の非農業部門雇用者数はほぼ市場予想通りの23.6万人、失業率が市場予想を下回る3.5%と雇用の好調さを示唆しました。また平均時給も前年同月比4.2%で前月の4.6%から大きく低下しインフレ抑制の効果も感じられる結果となっています。今回の雇用統計の結果を受けて5月2,3日に開催されるFOMCで再度利上げが行われる可能性が高くなったと思われます。
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米3月雇用統計
7日米労働省が3月の雇用統計を発表しました。3月の非農業部門雇用者数は23.6万人増と市場予想の23.9万人をわずかにを下回ったものの、雇用の好調さを維持しています。失業率は3.5%で市場予想と前月結果の3.6%を下回りました。今回の好調な雇用統計の結果を受けて、連邦準備理事会(FRB)の今後の追加利上げの可能性が高まったとみる市場関係者が多くなるでしょう。なお2月の非農業部門雇用者数は31.1万人から32.6万人に上方修正されています。
平均時給が前年同月比で4.2%と市場予想の4.3%、2月の4.6%を下回り、2021年6月以来の低い伸びとなり、インフレ抑制の効果が出てきているように思われます。
ネーションワイド・ライフ・インシュアランスのチーフエコノミスト、キャシー・ボストジャンシク氏は「データ自体はやや強弱が混在しているが、労働市場は十分力強く、インフレはなお高止まりしており、FOMCは5月に0.25ポイントの追加利上げに動くだろう」と分析。その上で、それが「この引き締めサイクルでの最後の利上げとなり、その後長期間据え置かれる可能性はある」と述べました。
次回のFOMC会合は5月2、3日に開催されます。当局者らが同会合前に入手できる雇用統計はこの3月のものが最後となるが、インフレと雇用コストに関する最新データはまだこれから入手が可能です。銀行セクターでこのところストレスが見られるものの、当局者らはインフレ抑制のため政策金利はさらに少し上昇し、その高い水準で今年いっぱいは維持される必要があるとのメッセージを変えていません。
労働参加率は若干上昇して62.6%と、3年ぶりの高い水準となりました。雇用は娯楽・ホスピタリティーや医療など、これまで労働力不足に悩まされてきた一部セクターでの伸びがおおきくなりました。
一方で、需要鈍化に対応し採用にブレーキをかけている業種もあります。小売りと人材派遣の分野では雇用者は減少しました。また恒久的に職を失った人の数は2020年以降で最も大きく増えました。
ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、アナ・ウォン氏とスチュアート・ポール氏は「労働市場の軟化は漸進的です。減速のペースは遅く、失業率がFOMC参加者の年末予測の中央値4.5%を下回るリスクがあります。そうなった場合、FOMCは5月の後さらに2回ほど追加利上げを余儀なくされるだろう」と分析しています。
週平均労働時間は34.4時間に減少し、2020年4月以来の低水準に並んびました。需要が鈍化した際、雇用主は人員削減を行う前に従業員の勤務時間短縮で対応する傾向があることから、週平均労働時間の減少は懸念要素となる可能性があります。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米3月雇用統計発表時のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、発表前131.6円ほどでしたが、発表後一気に132.3円付近まで急騰しました。これは好調だった雇用統計の結果を受けて次回のFOMCで再度利上げが行われるとと市場が見ているものと思われます。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては事前のメルマガ等でEAの事前ポジションの決済と稼働停止をうながしておりましたので影響はなかったものと思われます。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。