ISM製造業景況指数 予想を下回る。景気後退が進むおそれ!
ISM製造業指数が3日に発表され、2月の47.7から更に低下し46.3となりました。市場予想が47.5であったことから、市場の思惑以上に製造業の景気後退が進んでいるようです。特に新規受注の低下が著しく、2月の47.0から44.3にまで急低下しました。アナリストは製造業の活動の低下は今後も続くと分析しているようです。
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ISM製造業景況指数
3日、米供給管理協会(ISM)が3月の製造業総合指数を発表しました。市場予想の47.5に対して46.3となり、2月の47.7から更に低下し2020年5月以来、2年10カ月ぶりの低水準となりました。ISM製造業景況指数が50を下回ると景気の縮小を示しており、これで5カ月連続で50を下回る結果となりました。製造業は米経済の11.3%を占めている重要な産業なので、製造業の景気悪化は米経済自体の景気悪化につながる恐れがあります。
今回の指数悪化の主な要因となっているのが2月の47.0から44.3へ急低下した新規受注です。アナリストは、信用状況が引き締まる中で、製造業の活動は今後さらに低下する可能性もあると指摘しました。
また3月調査では、2009年以来初めて製造業PMIの全てのサブ指数が50を下回り、景気後退が間近に迫っていることを示唆しているとの見方が出ています。
米連邦準備理事会(FRB)が高インフレを抑えるために利上げを進めているのを背景に、信用取引されることが多いモノへの需要が減少。最近の米地銀2行の経営破綻が金融部門を圧迫し、需要を押し下げる可能性があります。
FWDBONDSのチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は、製造業の軟化が他の経済活動に波及するかどうかが問題とした上で「3月の新規受注は大幅に減少しており、春から夏にかけて生産停止や人員の一時解雇の増加につながる可能性は十分にある」と述べました。
ゴールドマン・サックスは、企業は運転資金や設備投資資金を銀行融資に依存しているため、製造業は銀行融資の減少によって大きな打撃を受ける可能性があると指摘。一方で、銀行融資に依存している製造業は「大企業の傾向があり、他の条件が同じであれば代替の資本源を見つけるのが容易だ」としました。
部門別に見てみると3月の供給業者の納入を示す指数は44.8と、2月の45.2から低下し、2009年3月以来の低水準となりました。50を下回ると工場への納品が速くなることを示します。
3月の投入価格指数は49.2と、2月の51.3から低下。インフレを抑えられるかどうかの焦点はサービス業に移行してます。
3月の雇用指数は46.9と、2月の49.1から低下しました。この指数は振れが大きく、雇用統計の製造業雇用者数の適切な目安にはなりません。
3月に伸びを示したのは石油・石炭製品と機械のみでした。家具・関連製品、輸送機器、コンピューター・電子製品など、12業種が縮小しました。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回のISM製造業景況指数発表時のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、発表前132.8円付近でしたが発表後は132.4円ほどまで下落しました。その後も132.2円ほどまで下落がつづきました。ISM製造業景況指数が市場予想よりも悪化していたことでドル売りが進んだと見られます。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては事前のメルマガ等でEAの事前ポジションの決済と稼働停止をうながしておりましたので影響はなかったものと思われます。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。