米2月ISM非製造業景況指数 予想を上回る好結果
米供給管理協会(ISM)は3日、2月の非製造業総合指数は市場予想の54.5に対し55.1と予想を超える結果となりました。しかし先月の55.2からはわずかに低下しています。ただし重要なファクターであるサービス業が50を超えている他、新規受注と雇用が1年ぶりの好結果となっており景気後退(リセッション)の兆候はみられていません。今後もFRBの利上げ措置は続く可能性が高くなっています。
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ISM非製造業景況指数
3日、米供給管理協会(ISM)が発表した2月の非製造業総合指数は55.1と市場予想の54.5は超えたものの1月の55.2からは低下しました。ただ、米経済の3分の2超を占めるサービス業が50を上回ったほか、経済全体の長期的な成長期の水準とされる49.9も大きく上回っています。新規受注と雇用が1年超ぶりの高水準となったのは明るい材料です。
ISMの調査では、企業は「景況感はほぼポジティブ」という見方を示すなど、景気後退(リセッション)が差し迫っている兆候は確認されず、米連邦準備理事会(FRB)が今後も利上げを継続する可能性は高いと見られます。
エコノミストによると「経済活動はさほど減速しておらず、物価とマージンに対する圧力は継続している」と指摘。「雇用の増加を伴う中、FRBにとっては利上げ継続への青信号となる」と述べました。
部門別では建設、小売、宿泊・飲食サービス、専門・科学・技術サービスなどの13の業者が「拡大」、卸売りや情報など4業種は「縮小」となっています。宿泊・飲食サービスは「経済的な逆風にもかかわらず販売活動はおおむね堅調」とし、専門・科学・技術サービスは「新たなビジネスサイクルで需要の堅調な増加」を指摘。一方、情報関連企業は「コスト削減が難しくなっている」とし、「マージン確保に向けより積極的な人員削減が必要になった」としています。
新規受注指数は1月の60.4から62.6に上昇し、2021年11月以来の高水準。支払い価格指数は65.6と1月の67.8から低下。一部のエコノミストはISM非製造業の価格指数を米連邦準備理事会(FRB)が注目している個人消費支出(PCE)価格指数の有用な予測材料とみなしています。雇用指数は54.0と1月の50.0から大きく上昇し、2021年12月以来の高水準を付けました。
供給業者の納入を示す指数は1月の50.0から47.6に低下。同指数は50を下回ると納入が早まることを意味し、納入が2009年6月以来最も速いペースとなっていることを示しました。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米2月のISM非製造業総合指数発表時のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、発表前136円付近でしたが発表後は136.4円付近まで上昇しその後また値を戻しました。今回の結果がそれほど悪くなかったことからリセッションの兆候が見られず、今後もFRBの利上げが続く可能性からドルが買われたかたちになります。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響はありませんでした。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。