米1月CPI(消費者物価指数) 伸びは鈍化も予想を上回る

2023年02月16日

米労働省は14日1月のCPI(消費者物価指数)を発表しました。前年同月比が+6.4%(市場予想+6.2%)となり前月の+6.5%からは伸びが鈍化しているものの、市場予想は上回っており、物価上昇の抑制がスムーズにいっていないことが伺われます。FRBの利上げ措置は現状では今後も続くというのが市場関係者の大部分の考えのようです。

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米1月CPI

14日、米労働省は1月のCPI(消費者物価指数)を発表し、前年同月比が+6.4%と、前月の+6.5%から鈍化したものの市場予想の+6.2%は上回っており、まだまだ物価上昇が落ち着く気配は見せておらず、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを停止する至っていないものと思われます。ただし、物価上昇の伸び自体は鈍化してきており、今後のFRBの利上げは緩やかなものになるものと予想されます。

アナリストによると「インフレは鈍化しているが、インフレ低下への道のりがスムーズとならない公算が大きい」とし、「FRBは単一の指標のみで判断を下すことはないが、インフレがFRBの望むほどのペースで緩和していないリスクが高まっているのは明らかだ」と述べています。

また前月比では+0.5%となっています。前月が+0.1%(-0.1%から修正)だったことを考えると前月からの伸び率は上昇してしています。ただし前月同月比に関しては市場予想と一致しています。

部門別に見ていくと住居費は+0.7%。ガソリン+2.4%、食品+0.5%、処方薬+2.1%、家賃+0.7%、衣料品+0.8%となっています。いっぽうでヘルスケア関連は-0.4%、中古車・トラックは-1.9%とともに下落しています。

変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比+5.6%、前月比+0.4%となっています。

バイデン米大統領は声明で「われわれが歴史的な進展を遂げ、正しい軌道に乗っていることを改めて明示した。今こそ仕事を終わらせる必要がある」と述べました。

BMOキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サール・グアティエリ氏は「米インフレは鈍化傾向にあるが、コアの上昇ペースは依然高く、FRBは年内に少なくともあと2回の利上げに踏み切るだろう」と述べています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米1月のCPI(消費者物価指数)のドル円相場への影響をMT4チャートで見てみると、発表前132円付近でしたが発表後すぐに132.9円と131.5円の広い値幅で乱高下しました。その後133.3円ほどまで上昇し相場は落ち着きました。今回のCPIの結果は前年同月比では物価上昇は落ち着いているものの、市場予想ほどには鈍化していなかったことから、今後もFRBの利上げは続くとみられドルが買われたものと思われます。なお当社がリリースしている無料MT4 EAには影響はありませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では昨年末から徐々にボラティリティが下落傾向にあります。ユーロドル相場についてはドル円よりもさらにボラティリティ下落が激しくなっています。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。