10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 わずかに改善するも予想を下回る結果!

2022年10月21日

20日、米フィラデルフィア地区連銀が発表した10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、前月の-9.9からわずかに改善し-8.7となりましたが、市場予想の-5.0は下回っています。工場経営者からはインフレの悪影響に対する声があがっています。

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10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

米フィラデルフィア地区連銀は20日、10月の連銀業況指数を発表し、-8.7と前月の-9.9からわずかながらも改善しましたが市場予想の-5.0は下回りました。マイナス圏はここ5カ月で4回目になります。

フィラデルフィア連銀製造業景気指数は米国のフィラデルフィア地区の製造業の景況感や経済活動を示す指標です。全米12の地区連銀のひとつであるフィラデルフィア連銀が、毎月第3木曜に発表しており、管轄する地区にある製造業約250社を対象に、現況と半年後の景況感についてアンケート調査を実施して指数化したものです。分岐点はゼロで、プラスが好況、マイナスが不況と判断されます。ニューヨーク連銀製造業景況指数、ISM製造業景況指数とともに重要視されている指標です。

支払価格指数は29.8から36.3に上昇。新規受注指数はマイナス17.6からマイナス15.9に、従業員数指数も12.0から28.5に上昇したものの、6カ月予測はマイナス3.9からマイナス14.9に落ち込んだ。設備投資の6カ月予測は4.4。なお9月は4.6でした。

今月、活動が全般的に低下したと報告した企業は全体の約24%、活動が活発化したと答えた企業は15%だった。過半数の企業は活動は先月と同様としました。

また、工場経営者から雇用とインフレの圧力が高まっているとの声が聞かれたほか、今後6カ月の活動が低下することが見込まれているとしています。

今後6カ月の設備投資に関しては削減するよりも増加させると回答した企業が多かった一方、設備投資を削減すると予想する企業の割合が増加すると予想する企業を上回ったのは6業種中4業種となりました。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数の為替相場への影響は見られませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAについても影響は受けていません。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。