米9月雇用統計

2022年10月09日

7日、米労働省は9月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数が+26.3万人(市場予想+25万人)、失業率が3.5%(市場予想3.7%)といずれも市場予想より良い結果となりました。この結果により今後もFRBの利上げペースが保たれる可能性があります。

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米9月雇用統計

米労働省は7日、9月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数は前月から26.3万人増加し、前月の31.5万人増からは減少したものの市場予想の25万人は上回りました。失業率は3.5%と、前月から0.2%ポイント低下、市場予想の3.7%も下回りました。この結果を受けて少なくても労働市場には政策金利の引き上げの影響は少ないと見られ今後もFRBの積極的な利上げは続く見通しです。

JPモルガンの米国チーフエコノミスト、マイケル・フェローリ氏は「労働市場は引き続き非常に加熱している」とし、「極めてタイトな雇用情勢は賃金と名目所得を押し上げ、インフレをより許容可能な水準に低下させる取り組みに反する動きとなっている」と述べました。

バイデン米大統領は雇用の増加について、「安定した着実な成長に移行していることを示す心強い兆候」と述べています。

9月は幅広い分野で雇用が増加。特にレジャー・接客が8.3万人増と堅調でした。しかし、レジャー・接客の雇用はパンデミック前の水準をなお110万人下回っている状況です。ヘルスケアは6万人増、専門職および企業サービは4.6万人増。製造業は2.2万人増。建設は住宅市場が金利上昇の影響を受けているものの、1.9万人増となっています。

一方で金融関連は0.8万人減、運輸・倉庫は0.79万人減、小売は0.11万人減。政府部門も2.5万人減少しています。

ボストン・カレッジのブライアン・ベスーン経済学教授は「米経済は今年前半も、第3・四半期も景気後退(リセッション)に陥らなかった」とし、景気後退を見込む向きは「リセッション入りする時期の予想を後ずれさせている」と述べました。

家計調査によると、9月は5.7万人が労働市場から退出。失業率低下の一因となった。労働参加率は62.3%と、8月の62.4%から低下しています。

賃金は堅調で、時間当たり平均賃金は0.3%上昇で8月の上昇幅と同じ。前年比では5.0%上昇となり、8月の5.2%から鈍化し市場予想の+5.1%も下回りました。アライアンス・バーンスタインのシニアエコノミスト、エリック・ウィノグラッド氏は、堅調な労働市場が収入を支えていることは「インフレの高止まりを踏まえても、成長の観点からは朗報」とし、「経済のソフトランディングがなお可能であることを裏打ちする重要な論拠」と述べています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米9月雇用統計発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に144.9円ほどであったドル円レートは発表後145.15円から144.5円の間で乱高下し、その後も上下動をしばらく繰り返し、徐々に上昇をを続け週末は145.4円ほどで引けました。なお当社がリリースしている無料MT4 EAについては影響はありませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。