米7月雇用統計 予想を大幅に上回る!
5日、米労働省は7月の雇用統計を発表し、非農業部門雇用者数の前月比は市場予想の+25.0万人を大きく超える+52.8万人となっています。FRBは現在、高水準のインフレを抑制するために積極的な利上げを続けていますが、今回の結果を受けて今後も利上げを継続していく可能性が高まっています。
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米7月雇用統計
米労働省は5日、7月の雇用統計を発表しました。非農業部門雇用者数は前月比+52.8万人と市場予想の25.0万人を大きく上回り、就業者数は新型コロナ禍前の水準に回復しました。これは2022年2月以来の大幅増で19ヵ月連続の雇用拡大となっています。なお、前月の雇用者数は37.2万人から39.8万人に上方修正されています。失業率は前月の3.6%から3.5%に低下し、市場予想の3.6%も下回りました。今回の雇用統計の結果から米国内経済は現在のところ景気後退(リセッション)には陥っていない状況が分かります。FRBは今回の結果を受けて今後も積極的な利上げを継続していく可能性が高い事が予想されます。
ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サラ・ハウス氏は、雇用統計に米経済が景気後退に陥っている兆候は示されていないとし、「FRBがインフレとの戦いを積極的に進めていく自信を与える内容」と述べました。
またBMOキャピタル・マーケッツのマイケル・グレゴリー副チーフエコノミストも「雇用の力強い伸びや極めてタイトな労働市場、非常に高い賃金インフレを背景に、FRBが来月も大幅利上げを継続する公算が大きい」と述べています。
フィナンシャル・マーケッツ・オンラインのディレクター、ジェームズ・ベントレー氏は、金融政策で厳しい舵取りを強いられている他の主要中銀とは異なり、「FRBが迷わず現在の政策軌道を維持できる可能性が高まっている」と述べました。
6月末の求人数は1070万人、求人倍率は1.8倍で、労働市場は引き続きタイト。エコノミストは雇用者の伸びが年内に急減速するとは見込んでいないようです。
平均時給は前月比で+0.5%(市場予想+0.3%、前月+0.4%)で、前年同月比では+5.2%(市場予想+4.9%、前月+5.2%)となっています。
オックスフォード・エコノミクスのチーフエコノミスト、リディア・ブソワ氏は「労働市場の強さが持続し、労働供給が回復していないため、賃金上振れリスクは当面上向きのようにみえる」と述べた。
分野別に見ると7月は幅広い分野で雇用が増加。レジャー・接客が+9.6万人で大幅な伸び。しかし、同部門の雇用は依然2020年2月の水準を120万人下回っている状況です。
専門職・企業サービスは+8.9万人、ヘルスケアは+7.0万人。政府は+5.7万人、建設業は+3.2万人、製造は+3.0万人となっています。
なお労働参加率は62.1%と、6月の62.2%から低下しています。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米7月雇用統計発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に133.22円ほどであったドル円レートは発表直後134.45円まで上昇。その後もジワジワと上昇を続けて135円を超えました。今回の雇用統計の結果から米国は景気後退に陥ってないと判断され米ドルが買われたようです。なお当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。
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