米6月新築住宅販売件数 予想を下回るが住宅価格は下落傾向か?
26日、米商務省は6月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し59.0万件と市場予想の66.0万件を下回りました。前年同月比は-17.4%、前月比では-8.1%となっています。ただこれまで高騰を続けてきた住宅価格は販売数の減少から徐々に下落してきています。
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米6月新築住宅販売件数
米商務省は26日、6月の新築一戸建て住宅販売件数を発表し、市場予想の66.0万件に対し59.0万件と予想を下回りました。前年同月比では-17.4%、前月比では-8.1%となっています。新型コロナウイルス禍に伴う都市封鎖で販売が低迷した2020年4月(58.2万戸)以来、2年2カ月ぶりの低水準に落ち込みました。なお前月の結果は69.6万件から64.2件に下方修正されています。
販売価格(中央値)は40万2400ドル(約5500万円)で、前年同月比では+7.4%となりましたが、前月比では-9.5%となっています。価格の落ち込み幅は14年9月以来、7年9カ月ぶりの大きさとなっています。住宅価格は人件費や原材料価格の高騰で上昇をつづけていましたが、ここにきて販売数が減速し、新築の住宅価格は下落の兆しを見せています。
米連邦住宅金融庁(FHFA)が同日発表した5月の全米住宅価格指数は前月比で1.4%、前年同月比で18.3%上昇しました。FHFAのエコノミストは「上昇ペースは2月以降緩やかになってきたが、物件が少ないことから依然として高水準だ」と指摘しています。
月末時点の在庫は45.7万戸と、前月比の44.7万戸から増加。建設中は67.0%、未着工が24.1%。6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は9.3ヵ月、前月は8.4ヵ月でした。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米6月新築住宅販売件数発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に136.47円ほどであったドル円レートは発表直後136.29円から136.45の範囲で動きました。値動きの範囲が狭かったことから、ほとんど相場には影響がなかったと言ってよいでしょう。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。
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