米5月耐久財受注 市場予想を上回るも今後に懸念!

2022年06月28日

27日、米商務省は5月の耐久財受注を発表し、結果は+0.7%と市場予想の+0.4%を上回りました。物価上昇を背景にして耐久財の受注は増えていますが、今後消費者が購入を控えると耐久財受注も減少する可能性もあります。

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米5月耐久財受注

米商務省が27日に5月の耐久財受注を発表し、市場予想は+0.4%を上回る+0.7%となり、4月の+0.4%も上回りました。輸送用機器が0.8%増加したのが全体を押し上げたかたちです。また民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注は前月より0.5%増え、市場予想の+0.3%、4月の+0.3%を上回りました。前年同月比では+10.2%となっています。新規受注と出荷は5月に堅調に増加し、2022年第2・四半期の企業の設備投資に引き続き勢いがあることを示しましたが、金利上昇と金融引き締めにより勢いが鈍る可能性もあります。

FWDBONDS(ニューヨーク)のチーフエコノミスト、クリストファー・ラプキー氏は「消費者が購入を控えると企業が予想していれば、新規設備投資は行わない」とし、「受注増の背景には物価上昇があるとは言え、米経済は活性化している」と述べました。

コア資本財の受注は、機械や一次金属、コンピューター・電子製品への強い需要に押し上げられましたが、電気機器や家電製品、部品の受注は-0.9%。金属加工品の需要は横ばいでした。

国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は+0.8%で、伸び率は4月と同じでした。

記録的な貿易赤字で第1・四半期GDPは年率換算で前期より-1.5%となりましたが、企業の旺盛な設備投資で内需は引き続き好調だったといえます。

自動車・同部品は+0.5%でした。変動が大きい民間航空機は5月は-1.1%で米航空機大手ボーイングのウェブサイトによると、同社の5月の航空機受注は23機と、4月の46機から大幅に減りました。

5月の耐久財出荷は+1.3%増。4月は+0.3%でした。5月の受注残は+0.3%となっています。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回の米5月耐久財受注発表時のドル円の相場の動きをMT4のチャートで確認すると、発表前に135.35円ほどであったドル円レートは発表後135.4円とほとんど相場に影響をあたえませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では5月にかけて少しボラティリティが下落傾向にありましたが、ここ最近はまたボラティリティが上昇してきています。ユーロドル相場については3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇し現在もその上昇傾向が続いていていましたが6月に入りボラティリティの上昇も頭打ちの状態です。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。

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