米4月消費者物価指数(CPI) 予想を上回るが低下傾向!

2022年05月13日

11日、米労働省が発表した消費者物価指数(CPI)は前年同月比で+8.3%(市場予想+8.1%)。コア指数は前年同月比で+6.2%(市場予想+6.0%)といずれも予想を上回る上昇となりました。前月はCPIが+8.5%、コアCPIが+6.5%でしたので、わずかに低下はしていますが、FRBが目標とする+2.0%にはほど遠く、FRBの金融引き締め姿勢に影響を与えるものではありません。

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米4月消費者物価指数

米労働省は11日に4月の消費者物価指数(CPI)を発表しました。前年同月比で+8.3%となり市場予想の+8.1%を超える予想外の伸びでした。また変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は+6.2%、こちらも市場予想の+6.0%を超えました。しかし前月はCPIが+8.5%、コア指数が+6.5%でしたので共に8カ月ぶりに減速したかたちです。前月比でみるとCPIは+0.3%(市場予想0.2%、前月+1.2%)、コア指数は+0.6%(市場予想+0.4%、前月+0.3%)となっております。

消費者物価指数(CPI)とは、米労働省労働統計局が毎月発表する統計で、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための統計指標です。国民の生活水準を示す指標のひとつとも言えます。米国のインフレ率を分析するための最重要指標です。CPIコア指数とは消費者物価指数のうち、価格変動の激しいエネルギー価格や食品価格を取り除いたものです。

品目別に前年同月比で見ると、食料品が+9.4%(前月+8.8%)と伸びが加速、特に家庭用食品が+10.8%(前月+10.0%)と引き続き伸びが高くなっています。ガソリンは+43.6%(前月+48.0%)と伸びが鈍化、前月比でも-6.1%となっており、ウクライナ情勢緊迫化による前月の急上昇の反動で大きく減速しました。財の分野では中古車が+22.7%と伸びが鈍化、前月比でも-0.4%となっておりますが、新車は+13.2%、前月比では+1.1%上昇と伸びが加速しています。財全体では前年同月比+9.7%で前月の+11.7%より伸びが鈍化しています。サービスの分野は+4.9%で、物価全体で3割程のウエートを占める住居費が+5.1%(前月+5.0%)と伸びがわずかに加速しました。航空運賃は+33.3%で、前月に引き続き大きく伸びています。

4月の前年同月比の伸びは鈍化していますが、これは2021年4月以降から物価が急上昇したことによって比較される前年同月の土台が高くなっている影響が大きいとみられます。前月比ではCPIは、ガソリンなどエネルギー価格が4月は急減した影響から、+0.3%と鈍化したものの、5月に入りガソリン価格は再び上昇しており、5月11日時点の1ガロン(約3.8リットル)当たりのレギュラーガソリンは4.4ドルと過去最高を記録するなど、5月も今回の鈍化傾向が続くかは不透明です。加えて、食料品・エネルギーを除くコア指数の前月比は+0.6%と伸びが加速しており、これはウエートの大きい住宅費の高止まりの寄与が大きくなっています。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め姿勢の転換により、年初に3%前半だった住宅ローン金利(30年固定)は5%半ばまで上昇、1~3月期の住宅ローン組成額は前期比-17%と急減していて、住宅価格には下落圧力がかかるが、住宅費への反映にはラグがあります。今回の伸び率鈍化により物価上昇はピークを打ったと期待されていますが、物価目標の2%には程遠く、今回結果はFRBの引き締め姿勢に影響を与えるほどではないようです。

今回の発表におけるMT4 EAへの影響

今回のFOMC発表時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、発表前に129.9円付近だったドル円レートは30分後に130.8円付近まで上昇し、その後徐々に値を戻しまた130円を割り込みました。当社がリリースしている無料MT4 EAには影響は見られませんでした。

MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。ユーロドル相場についても3月に入ってからボラティリティが下降している状況でしたが、4月後半に入り少しずつ上昇がみられMT4 EAにとっては良い相場になりつつあります。どちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。

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