3月米新築一戸建て住宅販売件数 住宅ローン金利急上昇の影響で販売減少!
26日、米商務省は3月の米新築一戸建て住宅販売件数を発表しました。結果は76.3万件(予想値76.8万件)で前月比-8.6%(予想値-0.6%)となり3ヶ月連続の減少となりました。販売が低調になっている原因として原材料不足による価格高騰とFRBの利上げによる住宅ローン金利の高騰があげられています。今後もFRBによる積極的な利上げが予想されているため住宅ローン金利はさらなる上昇も十分考えられるでしょう。
新築一戸建て住宅販売件数は米国商務省が全米並びに、北東部・中西部・南部・西部の4エリアにおける新築住宅の販売件数、販売価格などを発表するものです。新築住宅販売件数は中古住宅販売件数と同様、先行性の高い景気動向と言われています。
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3月米新築一戸建て住宅販売件数
米商務省は26日、3月の米新築一戸建て住宅販売件数を発表し76.3万件で前月の83.5万件から8.6%減少しました。また予想の76.8万件もわずかながら下回っています。これで3ヶ月連続の減少で4カ月ぶりの低水準となっています。住宅販売件数が減少している背景には原材料不足による販売価格上昇や住宅ローン金利の急上昇が市場を締め付けていることが考えられます。
新型コロナウイルスのパンデミックで、住宅購入層の求める物件が在宅勤務のしやすい郊外の戸建てになり需要が急増したため、住宅市場は力強い拡大が続いていましたが、FRBが2022年3月にインフレ抑制のため政策金利を引き上げさらに今後も積極的な利上げを示唆すると、住宅ローン金利は急上昇。フレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が先週発表した4月15~21日の週の30年物固定金利は5.11%と、1月上旬の3.22%から2ポイント近く上昇し、12年ぶりの高金利となっています。この住宅金利の高騰を受けて住宅購入をあきらめる人が増えた格好となっています。なお4月20日に発表された3月の中古住宅販売件数は前月比-2.7%で2020年6月以来の低水準となっています。
新築住宅販売価格の中央値は43万6700ドル(約5560万円)と、前年同月から21.4%上昇。 販売物件数は40万7000件と、2008年8月以来の高水準。このうち90%余りは建設中あるいは未着工となっています。販売に対する在庫比率は6.4カ月で住宅供給の引き締まりをあらわす5.0ヵ月を大きく上回ってます。前月は5.6カ月でした。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の3月米新築一戸建て住宅販売件数発言時のドル円相場の動きをMT4チャートで見てみると、市場はすでに折り込み済みだったせいか相場にはほとんど影響は見られませんでした。当社がリリースしている無料MT4 EAにも影響はありませんでした。
MT4チャートの日足でATRインジケーターを表示させてみるとドル円相場では3月末からボラティリティが一気に上昇しています。逆にユーロドル相場では3月に入ってからボラティリティが下降している状況です。ただどちらの通貨ペアでも重要指標発表時には相場が乱高下する傾向は続いておりますので、当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方はメルマガ等で注意喚起しているとして注意喚起しております注目の経済指標発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめします。
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