パウエルFRB議長発言 テーパリング(量的緩和の縮小)は11月の予想!
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が27日、今後の経済見通しについて講演を行いました。市場では今回の講演の内容からテーパリング(量的緩和の縮小)は11月2~3日に行われるFOMCにて発表、実施されると見ているようです。
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パウエルFRB議長発言
27日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が米年次経済シンポジウムにて経済見通しについて講演しました。
講演では現状維持でデータを見守るという明確なメッセージがうかがえ今後数カ月のデータがFRBの行動を決定付けると市場ではみられているようです。例えば来月の雇用統計が非常に強かった場合、FRBは早めにテーパリング(量的緩和の縮小)に踏み切る可能性があり、もし雇用だけでなく、インフレや経済活動に関するデータも減速し始めるようなら、FRBはテーパリングをやや遅らせる可能性もあります。問題とされているのはテーパリングを実施する時期であって、テーパリングをやるやらないではないとのことです。
また多くのFRB当局者が日常的にテーパリングに言及しているため、市場がサプライズを受けるリスクは低下していおり、「テーパー・タントラム(緩和縮小へのかんしゃく)」が引き起こされる可能性は低くなっています。
また今回の公演の全体として、パウエル議長はテーパリングの明確な発表と開始を11月に延期したようです。理由としては連邦公開市場委員会(FOMC)の次回の会合は9月ですが、その後は11月まで実施されません。FRBとしてはFOMC会合の場で発表したいと考えていると思われますので、11月のFOMCでの発表が合理的です。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回のパウエルFRB議長発言は、サプライズ的な内容もなかったため特に相場への影響はなく、また当社がリリースするMT4用の自動売買ソフトであるEAにも影響はありませんでした。
なお、9月3日21時30分に米雇用統計の発表が予定されていますが、この雇用統計の内容がテーパリングの実施時期に大きな影響を与えるだろうと市場は見ています。かなり注目されることになりますので当社のリリースする無料MT4 EAをご使用の方は発表時にはEAの稼働停止、事前のポジション決済を実行されることをおすすめしております。
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