米7月雇用統計 予想を上回る強い内容!
米労働省が6日、7月の雇用統計を発表しました。結果は失業率が5.4%(予想値5.7p%)、非農業部門雇用者数が+94.3万人(予想値+87万人)、平均賃金の前月比が+0.4%(予想値+0.3%)、平均賃金の前年同月比が+4.0%(予想値+3.8%)といずれも予想値を上回る強い内容となりました。
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米7月雇用統計
6日、米労働省が発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比94万3000人増加し、市場予想の87万人増を大幅に超えました。また前月の93万8000人も超える伸びとなり、サービス業の労働需要が高まる中、米経済が力強い勢いを保ったまま下半期に入ったことが確認されています。
雇用者数は今年に入り430万人増加していますが、新型コロナウイルス禍前の2020年2月に付けたピークと比較するとまだ570万人程度下回っている状態です。
ウェルズ・ファーゴのシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は「強い繰越需要(ペントアップデマンド)が見られる中、労働集約型のサービス部門の雇用増が続いており、労働市場は健全な状態で第3・四半期に入った」と評価。ボストン・カレッジのブライアン・ベスーン教授は「景気回復の全体的な勢いが継続している」と述べています。
業種別では、レジャー・サービス業部門が38万人増加し、全体の伸びの4割を占めています。レストラン・バーの雇用は25万3000人増加。また、専門職・企業サービス、運輸・倉庫、ヘルスケアなども増えた。製造業では2万7000人、建設業では1万1000人それぞれ増加した。
失業率は5.4%で市場予想の5.7%を下回り、前月の5.9%からも低下しています。この数値は20年3月以来1年4カ月ぶりの低水準となります。労働参加率(生産活動に従事し得る年齢の人口に占める働く意志を表明している人の割合)は61.7%。6月は61.6%とわずかながら増加しました。
なおアバディーン・スタンダード・インベストメンツのチーフエコノミスト代理、ジェームズ・マカン氏は「今後2~3カ月で力強い数値が発表されれば、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)に関する事前発表にゴーサインが出る可能性は高い」との見方を示しました。
また、ブリーン・キャピタルのシニア経済アドバイザー、コンラッド・デクワドロス氏は、「パウエル氏は9月のテーパリング発表も視野に下準備を進めていると想像せざるを得ず、年末までにテーパリングが開始される可能性が引き続き高まっている」と分析しています。
求人件数が920万件程度と記録的な水準に達する中、雇用者は労働者を確保するために賃上げを続けている。7月の時間当たり平均賃金の伸びは前月比で0.4%。低賃金の業界がけん引し、6月と同水準の伸びだった。前年同月比の伸びは4.0%と6月の3.7%から加速しました。
労働者不足は学校が再開する秋には緩和すると見込まれているますが、一部のエコノミストは楽観視しておらず、その理由として高い技術を必要としない求人が多い一方、そのような求人に応募する人が少ないことをあげています。
エムシ・バーニング・グラスの労働市場担当シニアエコノミスト、ロン・へトリック氏は「求人の約3分の2が大学の学位を必要としない仕事であることが現在抱えている最大の問題の一つだ」と指摘。「大学の学位を必要としない求人は約600万件あるが、大学の学位を持たない失業者は340万人しかいない」と述べています。
今回の発表におけるMT4 EAへの影響
今回の米7月雇用統計は予想を上回る強い内容となり、ドル円相場は指標発表以降50pips以上も上昇する結果となりました。
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